News >「仕事日記」2007年9月


9月2日(日) ソロ 米子 大山ロイヤルホテル
All The Things You Are

Summer Afternoon
Martha
Love Goes Marting On

Sand Witch
Pooh Song
Tears Of Nature

孤独
群集

Rhapsody In Blue
アンコール(by request)
Love
Take The “A” Train
9月4日(火) ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ
木村龍彦(B)
バーコードYADA(Ds)
トク(Vo)<<<ラッパのTOKUとは別人
Moco(Vo)

All The Things You Are
Autumn Leaves
On Green Dolphin Street
In A Sentimental Mood
Body And Soul
The Girl From Ipanema
Wave
以下ボーカル入り
What A Wonderful World
Calledonia
売り言葉に買い言葉
Saving All My Love For You
Sentimantal Journey
Tenesy Waltz
水よ川よ
Caravan
9月5日(水) 大阪ロイヤルホース たなかりか デュオ
りかちゃんは頼りになる。歌伴ではなく共演。歌でリズムもグルーブも出るのでピアノで供給するべき要素が減ってその分自由度が増し、結果的に緊密なコラボレーションが生まれる。これだけの人がなぜメジャーデビューしていないのか不思議だ。
ソロ部分はわがままに新曲ばかり。曲の実感がつかめた。

休憩中にFMラジオのインタビューを受ける。

中学の同窓生女子二人来る。大本(バレーボール部)と本田(コーラス部)。部活はやっとくもんであるな。クラスのことなどかなりあいまいだが所属クラブでイメージが戻る。それにしても女三人寄ればなんとかというが、二人で十分カシマシい。楽しいしゃべくりは中学時代そのまま。男が地元に残るのは多かろうが、女子でふるさと在住のままというのは珍しいと思いきや、そこは古い町で商店街の子弟が多いのでご近所結婚が普通に行われていて、現に僕の同級生二人の女性は二級下の男性(彼ら同士がまた同級生)とそれぞれ結婚し、同じ頃に子供も生まれて二世帯住宅の家族のように暮らしているという。
実に人がましい暮らしと人生で羨ましくもあるが僕には無理だったかもしれない。
9月6日(木) 名古屋音楽大学 集中講義
一時間目(第二限)
会議。今シーズンのテーマリクエスト
背景 ジャズの理解を深めたい
     見せ所、見所
     ジャズの魅力
     ジャズのジャンル地図
     ジャズの全体像 シンプルな把握
黒田理論 ジャズドラムをわかりたい
       カッコいいリズム
       一人ファンク
理論 カッコいいコード
    アドリブ法(スケール)
    アドリブ法(スタイル)
    理論全般
    少ない音でカッコ良く

二時間目(第三限)
背景について語る。サッチモからジャコまで。黒田講師は本来ならば一日4コマのうち2コマに付き合ってくれる約束だったのを最終日の最終時限を除いて全て同席してくれ、貴重な映像を話の内容に合わせて見せてくれるなど理想的な助手・相方を務めてくれた。僕は勿論生徒たちは限りなく感謝していいと思う。

三時間目(第四限)
四時間目(第五限)
このふたコマは本来的に黒田・日景両氏が参加して実技の実習。
Didn’t He Rumble?
In The Mood
Anthoropology
9月7日(金)
一時間目(第二限)
黒田理論を拝聴〜質疑応答。僕自身が生徒でかなりな質問をさせてもらい、項目ごとに実演をしてもらったり一緒に演奏したり。生徒にとっても画期的に目ウロコな時間だったはず。曰く、基音(Basic)導音(Lead)切分音(Syncopate)先行音(Anticipate)など役割によってリズムの点も解釈できる。非和声音の経過音・刺繍音・椅(本来は人偏)音・逸音など用語が確立すると解釈や議論に役立つこと大であろう。

二時間目(第三限)
皆でセッション。ァンク。JBの“I Feel Good”など。歌、キーボード(当校は電子オルガン略してデンオルが盛んなのだ)、管楽器などみんな積極的に参加するがギターの子たちは何かシャイさがきつくてなかなか打ち解けないでいる模様。こんなに低レベルのうちから楽器による性格特性だけは既に備わっているところが興味深い。

三時間目(第四限)
四時間目(第五限)
細かい内容は忘れたがジャズ史について映像をたどりながら寄り道解説。ビデオを(本格的に)使っての授業は初めてだが相当良い。空気感を味わって理解度の深まりは段違いに思えた。時々生徒のことを忘れて黒田と感動を目配せしたりも、許されざることではないだろう。
9月8日(土)
一時間目(第二限)
理論について語る。基本は通常授業で行っているはずなので(その割には皆無知である)カッコいいボイシングやフレージング。おいしいノート(音)選びのコツなど伝授。まてよ。伝授というのは伝えたものを受け取って初めて成立することだろう。伝えたが受け取ったかどうかはあずかり知らぬ、というここんところの僕の方法はある意味間違っているかも知れぬ。気にしないけど。

二時間目(第三限)
タワーオブパワーの“What Is Hip?”をセッション。リズムの取り方に有意義な助言多出。ゆっくりな中にビートを感じ、表出すべく“Feel Like Making Love”白玉の中に潜むビートのカーブ。

三時間目(第四限)
ベースの変遷を日景氏に聞く。これも今シーズンの目ウロコ。曰く、、、、
ジミーブラントンはジャズベースの始祖
モダンベースはパーシーヒースから
ポールチェンバースがその発展及び完成型
レイブラウンはオールドスタイル(基音と経過音・分散多用)の究極系(技術・発想)
ロンカーターは一人リハモニゼーションをしつつ、インコードの時はアウトないしメロディアスラインをとり、リハモの時はそれがはっきりするようにリハモの中のインコードライン(説明的な)を弾く。
この話を受けてブラッドメルドーのコンサートの感想を黒田述べることには、、、
ファーストステージにスタンダードチューンばかりを演奏するそのときはアウトコードやタイムモジュレーションバリバリ。セカンドセットの全部変拍子オリジナルにおいては基本的に曲がややこしいのでアドリブはその形を素直に踏襲するので結果的には一部も二部も通じて同じ難解さになっている。

四時間目(第五限)
今シーズンのまとめと質疑応答。試験。ジャズに関する言葉を100個書かせて納得のいく言葉数を点数にしようとしたら全員100点になってしまった。
9月10日(月) トミ藤山リハーサル
吉祥寺GOKスタジオはアマチュアロックバンド用みたく小汚いがヤマハのG5がおいてあって調律もされているのが立派。部屋も広いし十分使える。トミ藤山さんはとにかくよく喋るのでなかなかリハーサルが進まないがそれも楽しいことのひとつになる。
梅津さんが相変わらずスゴイ&良い。決して手抜きをしない点あらためて見習うべし。小川美潮ちゃんとは10年以上ぶり。透明感のある歌声は衰えず。なんといっても松本照男。シャッフル叩かしゃ日本一!わくわくさせてくれるドラムの少なくなったことよ。
9月11日(火) M’s 千葉市民会館
Creopatra’s Dream
All The Things You Are
My Favorite Things
My Shining Hour
I’m Old Fashioned
Blue In Green
The Girl From Ipanema
Joy Spring
Yesterdays
Ladies In Mercedez
Spain

一旦初心に帰る意味も込めてM’sヒットメドレー。とはいうもののWe Got Rhythmものが多い。やはりあそこは一種行き着いた場所なのだろう。26日のブルースアレイを新曲ばかりに焦点を当てたことで、旧レパートリィにも輝きが出たのかも知れぬ。
9月12日(水) クロニクルコンサート 茅ヶ崎市民文化会館小ホール
Creopatra’s Dream
But Beautiful
Ladies In Mercedez
Quarter Cooker
Above Horizons
Long Time No See
Tough
Extended Play
Spain
Au Priverve

3回目ともなるとそれぞれのパートの把握が十全にいきわたると見えて緊密なアンサンブル。ミューザ川崎の担当者も聞いてくれて4月のコンサートはこのメンバーで決定。Spainのクロニクルバンド用新アレンジも格好良く決まった。
松島啓二フリューゲルホーンを持参せずご今回はご愛嬌。
9月13日(木) 落語鑑賞 立川志の輔 国立劇場
いや、素ン晴らしかった。時事ネタから古典に持っていったり、まるで新作なのにすっかりこなれていたり、解説しながらの新演出古典は長尺にも関わらず一気呵成に落ちまで引っ張ってくれたり、と満足度100%。

受付で並んでいると僕のファンだという男性から声をかけられた。少しく話すと志の輔さんのことが大好きで聞ける限り通っているとのこと。佐山雅弘と立川志の輔両方のファン、、、その共通点は?と聞けばよかったとはあとの祭り。
9月14日(金) 若草中学訪問
11月の50周年記念イベントの打ち合わせに来て見たら驚いた。通りすがりの生徒たちが皆きちんと挨拶をしてくれるのだ。僕のいた頃は勿論、小川君(ブラバンも一緒だった同級生)に拠れば荒れてた頃はまともな窓ガラスがいちまいもないほどだったくらいもともとガラの悪い地域なはずなのに。ちぃちゃん(ソフトボール部のキャプテンだった)によれば先代と現職の二人の女性校長によって随分と良くなったとのこと。かれらの子供たちはその頃に通っていた(嗚呼地元民!)のでラッキーだった。
9月15日(土) 松田昌 デュオ
昼間のコンサートのあと昌さんのピアニカ生徒、江村さんと映画を観てイタリアンでワインを飲んで焼酎バーで語り合う。これってデート?立派なデートです。
9月16日(日) ローランド講師 大阪
回文:プウすぐにおなか空く。よし。二枚今に食すか。猶、肉、スウプ。

一年にたった二回の講義だけれど生徒に情が湧く。ここのシステムは面白く有意義なんである。年齢学歴を問わず1年を通じてポピュラーミュージックの色んな側面をそれぞれの専門講師にゼミナールを受けるというもの。講師陣の割りに授業料も格安でローランドの文化慈善事業といってもよいだろう。
9月17日(月) ソロ 高木クラビア
ついに実現。自作オンリーピアノソロ。何年かまえに北九州の福本さんのあたたかいお志で一度やってみたかったステージを踏ませてもらって以来、“思ったほど望まれていないな”と勝手に反省して遠ざけていたのが、いや
9月19日(水) 国立音楽大学 後期第一回ハードバップからモードへ
マイルス:マイルストーン
      E.S.P
      マイルス・スマイルス
9月22日(土) 国立音楽大学 補講 具体的指導見本
 
9月23日(日) デュークエイセス 丸の内マンハッタンブルー
ふたつのBGM
9月24日(月) 尾崎さん朗読 瀬木貴将デュオ 豊田
 
9月26日(水) 国立音楽大学/M’s+三木俊雄(Ts)目黒ブルースアレイ
 
9月27日(木) Mr. Pin Stripe打ち合わせ
 
9月28日(金)
夢:
どこかの過去にいるようだ。地面の盛り上がっている所を潜って行くと幾部屋にも分かれている。家族くらしのようでもあるが研究班の一員として暮らしている。
黒山猫の親子を飼っている。仔猫の方は良くなついていてどこにでも付いて来る。屋外には白山猫の親子がいて、こちらは剣呑であるので注意をさせる。野生の方は随分と慎重で、その分では弱肉強食による進化完成には余程時間がかからうであろうと思われたその途端に閃いた。我々は進化発展の極みに在していると感じているようだが、それは未だ未だのこと。河豚を食しては死に、戦を起こしては殺し、壮大な実験を経て現在に至るも尚ゆるゆると辿り着かぬ、今も進化の途中なのである。然して察するに、進化発展の極みに達した人が過去にはいて、それが釈尊ではないか。入滅して猶生き続けている感がある。死もまたひとつの相であることを生きているとしたら人といわず生き物といわず万物の進化の究極であらざるはなかろう。キリストはちと違う気がする。死後生き返るというのだから“生”のほうにこそ生がある、ということにはならぬか。
共同浴場で大勢に混じって某女優と混浴することなど在りし後、大木ユミさん現れて報酬袋を戴く。“去年に引き続き・・・”ということはこの研究班には2度目だったのだと気付く。このチームから揚ったあとの予定も詰まっていて休みがない。今もらった金額から初めて出納を簿しようと決心する。以前は毎日録していたのだから。

サテンドールセッション
川島哲郎(Ts)
向井滋春(Tb)
ルイス・バジェ(Tp)
加藤慎一(B)
村上寛(Ds)

Cousin Mary
Moon ルイス抜け
Contigo Cistansia ルイス1管
This I Dig You
All Blues 川嶋抜け
Harvest
My One And Only Love 川嶋1管
Manbo In
Firm Roots
Straight No Chaser 向井抜け
In A Wee Small Hour Of The Morning 向井1管
Black Nile
Blues At The Funk  ピアノトリオ
9月29日(土) オペラ観劇
ウイーンの森 バーデン市立劇場 “椿姫”全3幕
管弦楽:モーツァルティアーデ管弦楽団
指揮:クリスティアン・ポーラック
ミューザ川崎シンフォニーホール
9月30日(日) ローランド講師 東京
 

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