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新 雪
大映映画「新雪」主題歌

作詞 佐伯 孝夫
作曲 佐々木俊一
唄  灰田 勝彦
1.紫けむる 新雪の
  峰ふり仰ぐ このこころ
  ふもとの丘の 小草をしけば
  草の青さが 身にしみる

2.けがれを知らぬ 新雪の
  素肌へ匂う 朝の陽よ
  若い人生に 幸あれかしと
  祈る瞼に 湧く涙
3.大地を踏んで がっちりと
  未来に続く 尾根伝い
  新雪光る あの峰越えて
  行こうよ 元気で若人(わこうど)よ





1942年(昭和17年)


灰田勝彦プロフィール

・ 1911年(明治44年)8月20日ハワイのホノルルで勝太郎・千鶴子の三男として生まれる。二つ年上の次兄は作曲家でウクレレ奏者の 灰田晴彦(後の有紀彦)。
・ 1923年(大正12年)日本に移り住む。
・ 1930年(昭和5年)立教大学入学。在学中は、サッカーなどでスポーツ万能ぶりを発揮すると共に、兄の作ったモアナ・グリー・クラブに 参加し演奏活動を行う。
・ 1936年(昭和11年)大学卒業と同時に兄のいるビクターの専属となりプロ歌手灰田勝彦が誕生する。 デビュー曲は「ハワイのセレナーデ」。以後ハワイアンを主体に流行歌も歌う。ハワイアンでは「真赤な封筒」 「お玉杓子は蛙の子」がヒット。流行歌では「燦めく星座」 「森の小径」 「ジャワのマンゴ売り」「新雪」「鈴懸の径」 「加藤部隊歌」などがヒットする。
・ 1947年(昭和22年)「紫のタンゴ」で戦後の再スタートをきる。「東京の屋根の下」「野球小僧」「水色のスーツケース」などを、 昭和20年代にヒットさせる。
・ 1982年(昭和57年)5月脳出血で入院。さらに肝臓も悪くして、10月26日逝去。
(http://www.jvcmusic.co.jp/worldmusic/pacific/injapan/60408.html)