コンサル棒屋⑩:法人の役目
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昨日の朝刊の広告。事務長は興味を持ったようです。
そんな分厚い本を読まなくても、私が解説しましょう。
年収600万円の勤務医アキラが、
3000万円借金して開業したとします。
借入方法は1年据置で、元利均等で6年返済です。
金利は4.5%。
利子と元金の返済はこうなります。
私の場合とぴったり同じでは私小説になってしまいますので、金額は説明しやすい額になっています。
勤務医時代は税金は70万円で、手元に残るのは530万円でした。
開業2年目に、収入4800万円、支出3600万円で、収益が1200万円となりました。
勤務医時代は税金は70万円でしたが、
開業2年目の税金は240万に。
税引き後の手取りから、借金の元金約500万円を返済します。
元金返済は経費(支出)とは認められないので。
そうすると、手元に残るのは、1200-240-500=460万円だけでした。
なので、アキラは3年目に法人「棒屋会」を作りました。
3年目はアキラには、給料を600万円支払い、棒屋会に600万円残します。
アキラの手取りは勤務時代と同じ530万。棒屋会は税金70万を払った後のお金で元金約500万円を返済すると残金はなし。
8年目、元金返済はなくなりました。元金返済を担当する棒屋会の役割もなくなりました。
棒屋会にお金を貯めても、解散するとき、国に没収されるだけですので、娘のために分院を作るなどの、将来計画がなければ意味がありません。
なので、8年目からはアキラは1200万円給料をもらうことにし、税金は240万払い、棒屋会にはお金を残さないことにしました。
棒屋会というアキラの分身を作った意義は5年間だけでした。
事務長にも分かるように、私が法人「棒屋会」を作らない理由を説明したつもりですが、分かりやすかったでしょうか?
分身の名前としては、棒屋会よりピッコロ会のほうが良かったでしょうかね。
でも、ピッコロが誰の分身か、知っている人は、ここの読者には少ないかもしれません。
私の
コンサルタントもどき講演まであと2週間となりました。
7月3日(土)は、勉強会で前座(
二ツ目?)を勤めるため、12時半で受付を終了させていただきます。
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