男の自宅介護

尿路感染に対して 「間欠導尿」「ナイトバルーン」という解決策があるのを
病院からではなく、りすやまさん(経験者・先駆者)から知りました。
昨年から続いた腹痛(膀胱炎)についても病院からは治療法がありませんでした。
・・・排尿障害の治療の第1選択、尿路感染の予防は間欠導尿である

「診療報酬改定でナイトバルーンは保険適用になります」
中核の総合病院でも「ナイトバルーン」の2016年4月の診療報酬改定は周知されていません。
自ら情報を集めて説得しないと損をします。

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「尿路感染」入院騒動から「間欠導尿」スタートまで 2018/7/10~25
・時系列 入院2018/7/10~25 退院7/25
・退院 2018/7/25~在宅8/1
間欠導尿 2週間 傾向と対策 2018/8/9 …4時間毎では300cc以上溜まることがある
間欠導尿 1か月 傾向と対策 2018/8/21 …3時間毎で300以下、外出可能、1日1800を実現
間欠導尿 2か月 導尿回数の再検討 2018/9/20 …5回/日を4回/日に


「尿路感染」入院騒動から「間欠導尿」スタートまで 2018/7/10~25


---要約------
2018/7/10 腹痛、発熱、嘔吐で入院 尿路感染 抗生剤点滴
2018/7/11 「間欠導尿」を希望する
2018/7/12 尿管ステント回避
2018/7/18 ナイトバルーン「自費」騒動
2018/7/18「セフティカテ」練習スタート 退院まで日中3回。
2018/7/24 間欠式バルーンカテーテル メーカ説明と練習
2018/7/25 退院 自宅で間欠導尿スタート


・「神経因性膀胱」による尿路感染
・尿路感染には「間欠導尿」が予防になる
 「膀胱過伸展しないように頻回導尿すれば尿感染が成り立たない」

・膀胱過伸展を防止するために1回の排尿量が300ml程度
・1日の排尿量1500cc程度。 4時間ごとの導尿で300ml以下になります。

・カテーテルなど必要な物品は保険適用で月1回交換になる
・在宅自己導尿指導管理料1800点 指導料と支給品が含まれる
 ・支給品にはカテーテル、潤滑消毒液、洗浄綿
・間欠式バルーンカテーテルも保険適用600点です
 ・支給品にはカテーテル、ウロバック、注射液

「診療報酬改定でナイトバルーンは保険適用になります」
中核の総合病院でも「ナイトバルーン」の2016年4月の診療報酬改定は周知されていません。
特に経験豊かな医師ほど最新医療情報を知りません。
自ら情報を集めて説得しないと損をします。

・購入すると便利なもの トレイ、尿器、泡ハンドソープ、尿日記
 透明な尿器は見やすい カテーテルは消毒より乾燥殺菌がいい。

・「間欠導尿」は医師から勧められてではなく、
 自分からの提言なので投げ出すわけにはいかない

・間欠導尿の効果
 ・おむつと尿取りパッドの消費が少なく安定しました
 ・漏れがなくなりました
 ・膀胱過伸展がなくなり、今後、腹痛や失神がなくなることを期待しています。





時系列 入院2018/7/10~25 退院7/25~在宅8/1

■妻が入院しました。2018/7/10

7/8日曜日の夕涼み以降、お腹が痛くなりだし、

翌日の7/9月曜日は梅雨明けでしたが、
朝食と昼食も90%食べたところで、嘔吐してしまいました。

そして、7/10今朝も、ヨーグルトだけ食べたのですが、嘔吐。
熱を計ると38.7℃。まだ、お腹が痛い。

たまらず、病院にいくことにしましたが、熱があるので座っているのもしんどい。

行く前に電話して、ストレッチャーを用意してもらいました。

助手席にリクライニングで乗せて、病院の正面玄関からストレッチャーに乗せました。

ストレッチャーの上でも嘔吐。

内科で血液検査とCT。

結果は「尿路感染症」で「抗生剤投与」、入院1-2週間となりました。

入院セットの準備と、持ち込み。
ケアマネさんに介護サービスの停止をお願いしました。


・7/10夕食半分だけ介助 
・ 夜20:00 38.7℃ で座薬。

・7/11朝食は完食 36.6℃ ・・・座薬が効いて体温が下がりました。
・昼食も完食 37.8℃ 座薬が切れてきた。
・帰宅中 38.5℃で座薬
・夕食時 37.2℃ 夕食完食  1日の栄養1380kcal


■自己導尿 を希望しました。 2017/7/11

りすやまさんから「間欠導尿」について情報もらいました。

・「間欠導尿」について、初めて知りました。
 去年の膀胱炎の時も、バルーンを1週間ほど入れましたが、「自己導尿」について提案はありませんでした。
・本日11日の朝も尿が出ていなくて、看護師さんの導尿で600cc出していました。
・自己導尿(間欠的自己導尿)は、尿路感染を予防し、腎機能を保護するのに有効。
・昨年も膀胱炎で腹痛、繰り返している。 尿意はない
・本日、看護婦さんに「膀胱炎を繰り返しているので、自宅での自己導尿を希望」と伝えました。
 「泌尿器の先生にも相談します。」との回答で、積極的な雰囲気はありませんでした。
・もう一人の看護婦さんの話では、逆に抜き差しするので尿路感染から、腎臓障害になった人がいる。という情報。

結論は泌尿器科の先生との相談になりますが、やってもやらなくても尿路感染のリスクがあるなら、やってみたいとお願いしようと思います。


■腹痛、発熱も収まり、食欲も戻りました 2018/7/12

本日12日も病院食は完食。1380kcal。
抗生剤によって、腹痛、発熱も収まり、食欲も戻りました。

朝一番に泌尿器科を受診して、
「間欠導尿」についてはすんなり了解いただきました。
今後、病院で指導を受けることになります。
無知とは怖いもので、
りすやまさんの情報がなければ、また同じ繰り返しだったと思います。

■尿管ステント回避 2018/7/12

腎臓と尿管のCTに映った石について説明を受け、
尿管ステントを入れる段取りでしたが
造影剤のレントゲン画像により尿管を尿が流れているので、
ステント留置は回避されました。

■機械浴のあと、車いすで病院内を探索 2018/7/13
 
血液検査でCRPは下がりましたが、正常値ではありません。
体温37℃近辺で若干の微熱。 でも、3食は完食で1344kcal。
退院は、もう少しかかりそうです。
 
間欠導尿の指導や練習を看護師さんにお願いしておきました。
どらだけ伝わっているかわからませんが、
りすやまさんから情報いただいた「ナイトバルーンカテーテル」も一言。

私と看護師さん3人で。
午後から予定通り、機械浴に入れてもらいました。
横になったまま、洗って、浴槽に入るものです。
看護師さんには自作の介護用パジャマが好評でした。
---
 
夕食時にはわが家のかわいい車いすを病院に持っていき、病院内を探索。

結局、冷房がよく効いているのは病室内だったので、
夕食は車いすに座って、ベッドの横で食べました。
 


明日から、車いすに座って食事することにして、
車いすを病院に置いていくことにしました。



盗難予防にバイク用の極太のケーブルロックをしておきました。

先日作ったスポークカバーが全面ふさいでいるので、
車輪をロック出来ませんでした。
今後の改良点です。


■在宅間欠導尿 予習編 2018/7/17

介護では、
入院中の妻の毎食(7時12時18時)の介助。投薬。機械浴参加。補充、など
1日3、4往復しています。

 
本日、その合間に、
大きな本屋さんに行って「間欠導尿」に関する専門書を探してきました。
 




明日、排尿ケアのアセスメントがあります。
入院当初からお願いして、内科病棟でなく、泌尿器外来でと言われ
泌尿器外来では病棟でと言われ、再度病棟では泌尿器外来と相談しますといわれ
結局、内科病棟で明日、「間欠導尿」の材料や練習など話を聞いてもらえそうです。

内科病棟では使い捨てタイプのカテーテルを使って4時間おきに導尿してくれていますが、泌尿器科ではないので、話が通じるか心配です。


 
その前に予習しておこうと思います。
 
webでもいろいろ参考になるものがあります。
わかりやすいのが「自己導尿教室」
http://www.dounyou.net/index.html
間欠式バルーンカテーテルについてわかりやすく書かれています。
 
本屋さんで選んだのが
 
徹底ガイド 排尿ケア Q&A  
 


 
ナーシングケアQ&Aシリーズになっており、
看護師さん側の教本のようですが、わかりやすいです。

・残尿が100ml以上の患者に対して間欠式自己導尿が第1選択となります。
・尿路感染の予防になる。水腎症や腎機能障害の予防になります。
 
・排尿日誌
・清潔間欠導尿の目的
・在宅自己導尿指導管理料に含まれるもの
・導尿回数
・間欠式バルーンカテーテル
 
病院側からは指導を受ける側ですが、こちらも予習しておこうと思います。
 
去年の腹痛の時に「間欠導尿」について無知なばかりに、
今回の尿路感染(あやうく腎臓結石)を起こしてしまいました。
反省ばかりです。


-----
りすやまさんから情報いただきました。

・再利用タイプは1か月
・支給品は泌尿器科によって違う場合が多い
・間欠バルーンを紹介しているブログがある
  「間欠バルーンは保険診療で出ます」
・自己導尿のやり方を紹介しているブログがある

--私の検索能力もまた反省してしまいました。


■在宅間欠導尿 「セフティカテ」練習編 2018/7/18

病院で、午後から機械浴と、間欠導尿の説明の日で予定は当日調整でした。
 
昨晩は「間欠導尿」の事前勉強。web検索。
朝も5時に目が覚めて、
まさかのときのためにweb情報を印刷しました。寝不足です。
 
 
---「ナイトバルーン」は保険適用で支給されます。---
 
昼食介助前に、
看護婦さんから「再利用カテーテル」と「ナイトバルーン」があります
と言われたので、速攻「お願いします」
案ずるより産むがやすしと安心しました。
 
ところが、昼食介助中に
「ナイトバルーンは自費になります」「取り寄せが必要で1週間かかります」と言われました。
「え!」それはない。
と早速web情報、「2016年4月の診療報酬改定でナイトバルーンは保険適用になります」
コピーを見せました。
それで、今度は泌尿器科の看護師さんへ取り次がれて、電話で説明。
その看護師さんも知らないようで、
「保険適用かどうかは事務方の確認が必要です。」
 
危ない!危ない!  予習しておいてよかった。りすやまさんありがとう!
危うく自費購入となるところでした。

この中核の総合病院でも「ナイトバルーン」を使っている人はいないようです。
 
 
泌尿器科外来と内科病棟と事務方の調整がついたようで、
「保険適用でナイトバルーンが支給されます」と回答がありました。
 
ふ~。やれやれ。
 
 
---ケアマネさんに聞いてみました---
 
「再利用カテーテル」と「ナイトバルーン」を使いたいと思っている。と伝えましたが
ほとんどは留置カテーテルで間欠導尿をしている人は1人だけ。
自己導尿している人です。
「ナイトバルーン」を使っている人はいないようです。
 
 
 
---再利用カテーテル「セフティカテ」を練習。

入院一週間。炎症は収まったようで、内科的には退院できそうですが、 
ナイトバルーンが入手されるまで、退院は延期。
 
それまで、昼間の
病院での間欠導尿のタイミングで私の練習をすることになりました。
 
16時。説明文を使いながら、支給品の説明を受けました。
 


説明が上手で、簡単にできました。
 
■在宅間欠導尿 「セフティカテ」練習編 2日目 2018/7/19
 
★今日は、昨日に引き続き「セフティカテ」の練習で2日目です。
病院での4時間毎の導尿のタイミングで看護師さんがチェックしながら
私主導で3回やりました。失敗はありませんでした。
 
・7時の朝食介助
・9時の導尿練習
・12時の昼食介助と13時の導尿練習
・17時の導尿練習と18時の夕食介助
4往復しました。
 
★7日間の尿データいただきました。
・抗生剤と水分補給の点滴をやっていた期間は2500ccでしたが
 やめてから1500ccの家での量に戻りました。
・2500ccの期間は導尿で4時間で300cc以上もたまる頻度が高かったですが
 4時間で400、500ccもたまることがありました。
 1500ccになってから4時間で300cc以下になりました。
 
★ナイトバルーンがナースセンターに入荷しました
・昨日の話では発注後1週間かかると言ってましたが
 今日、入荷したので、1日で入ったことになります。
・明日、20日の夕方に私が練習することになりました。
・一箱に2つ入っているので、2か月ごとに2個支給するとのことでした。
 
★尿路感染の状況良好なので退院時期を問合せ
・CRP・食欲・尿量・体重とも発病前の状況と思われますので、
 「間欠導尿の件さえ片付けば退院できると思うのですが」
 と看護師さんにお願いしました。
 
★泌尿器科には聞きたいことがいくつかありますが
、内科病棟の看護師さん経由で話が伝わるので、
 1ヶ月ごとの通院など、退院までには聞いておきたいと思います。
 
★支給品以外のものを退院までに手配しようと思います。
・ハンドソープ 家にもありますが、新しく専用にしようと思います。
・尿器 ペットボトルで自作しようと思いましたが、
    千円以下で買えそうなので、この際買っておこうと思います。
   百均の計量カップもありますが、ベッド上で使うには浅い容器が必要です。
・排尿日誌 
  専用に作るのも面倒なので、使用中の介護記録の書式を変更します。
  データは別途エクセルに移そうと思います。総尿量と導尿量のグラフ化

■在宅間欠導尿 「セフティカテ」練習編 3日目 2018/7/20

★「セフティカテ」の練習で3日目です。通算7回。
6回目、7回目は私だけでやりました。
 
・7時の朝食介助→私の朝食で帰宅
・9時の導尿練習→買い物に帰宅
・11時半機械浴介助と12時の昼食介助と13時の導尿練習
 →私の昼食と洗濯に帰宅
・17時の導尿練習と18時の夕食介助
4往復しました。

★今日は、ナイトバルーン練習 のはずだったけど・・。
・看護婦さんに余裕のある17時に設置して、翌朝9時に抜去する予定でしたが、
・看護婦さんに説明の自信がないので、業者にお願いして18時に・・・
・業者も自信がないらしく、初回は県外のメーカの人に説明してもらった方がいい。
 となって、来週の火曜日夕方に説明してくれることになりました。
 看護婦さんも業者も勉強会になりそうです。
 
★来週水曜日に退院目標です。
内科の先生とようやく話が出来ました。
「尿路感染は退院レベルですが、ナイトバルーンの件が残るので、ご希望の日に退院してください」
ということで、来週火曜日ナイトバルーン設置。翌水曜日朝に抜去して、退院する予定で合意しました。
 
★8日間の尿データを度数分布にしてみました 
・抗生剤と水分補給の点滴をやっていた期間は2500ccでしたが
 やめてから1500ccの家での量に戻りました。
 


・2500ccの期間は導尿で4時間で300cc以上もたまる頻度が高かったですが
 


・1500ccになってから4時間で300cc以下になりました。



 
★尿器手配。 
業者に手配しました。8掛けで税込846円
UR02G 色や濁りを確認できるように透明で、入口が単純な男性用にしました。
(病院で練習したものは半透明の男性用です)
 


★りすやまさんと病院に感謝します。
 
りすやまさんには、不明熱の時に「訪問診療」のヒントをもらいました。
今回の件も、りすやまさんの助言が大きかったです。
助かりました。感謝です。
 
ネットのつながりでも、経験者、先駆者とつながりは
ケアマネさんや病院よりも先進的で有益な情報をもっていることを
あらためて感じました。
 
レアケースとは言え病院も私も
ナイトバルーンについては無知でした。
 
こっちがリードする形でしたが、
病院も手を尽くしてくれていますので、感謝です。
突っぱねられたら、行くところがありません。
 

 

■在宅間欠導尿 間欠式バルーンカテーテル練習編 2018/7/24

★泌尿器科の主治医と話が出来ました。
23日昨日、疑問点を箇条書きにして、看護婦さんに渡したところ
午後からお話が出来ました。
次回の通院、支給品など確認が出来て安心しました。

★尿器購入しました。
明日の退院に備えて、尿器発注したものが、届きました。


★本日で「セフティカテ」練習6日目、通算18回練習できました。
病棟では忙しい看護師さんに代わって私だけでやっています。

点滴していない8日間の平均1780cc/日
 おむつの時より1日の量が安定しています。
4時間導尿量 平均210cc(50~400)



★間欠式バルーンカテーテル 説明会 17時~
・出席者:メーカ、業者、排尿関係の看護師長、泌尿器科の看護師、内科の看護師、私の6人です
 基本的には製品の説明書(自己導尿教室の内容)と同じです。
 事前に予習(何度も読み込みました)していたので、
 聞きたいこと書いていないことがありました。
・ケースに消毒液は20ml入る
・消毒時間は5分程度。
・滅菌水は2週間に1度交換する。(使っていくうちに少なくなっていく)
 滅菌水は20mlを2つ支給
 紙コップに出して入れる。
・バルーンに少し残った空気は自然に抜けていく。
・リザーバーの大と小は使いやすい方を使う。…私は小が押しやすかった。
・サイズはセフティカテと同じ12fr。 長さは男女の区別なし
・長時間装着の弊害は、感染の危険性が増す。使用時間は半日。長くて1日。
・溜まった尿は出し切ってから、バルーン開く、ウロバック接続。
・ウロバック接続は、アタッチメントを使わず、
 キャップを外して直接接続した方がお勧め。  アタッチメントは外れやすい。
・ウロバックは洗浄しない。
・カテーテルは流水洗浄の後、乾燥した方が菌が付かない。
 (ケースにしまわない)
・購入した方がいいもの。尿器、トレイ(運搬用)


★間欠式バルーンカテーテル 装着練習 19時半~
予習でwebや本体説明書を熟読して、イメージトレーニングはしておきました。
予定は説明会後でしたが、説明会が終わったのが夕食時になったので、
夕食後に通常の導尿だけやって、食介が終わった看護師さんと装着しました。

イメージ通り装着出来ました。

★明日、退院予定です。
明日の朝食後、バルーンを抜いて、
午後から機械浴に入って退院しようと思います。
7/10入院して、16日間になります。

便秘と思っていた腹痛も尿路感染が原因とも考えられるので

今後、
たびたび起こっていた腹痛や失神もなくなるのではないかと期待しています。


退院 2018/7/25~

■妻が退院し、自宅で間欠導尿スタートです。 2018/7/25

今日の朝食介助後、ナイトバルーン抜きました。
バルーンの水を戻して抜くだけなので問題ありません。

内科医師に、尿路感染の原因は「神経因性膀胱」かと問い合わせたところ。
「神経因性膀胱」でしょうと診断を受けました
 
昼食介助と導尿。機械浴をして、精算、支給品をもらって
次回通院の予約、ピペット(尿容器)をもらって帰宅しました。

パジャマのままです。

 
★退院祝いに妻との夕食はお刺身と、私のだけ缶ビール1缶。
 


★自宅で初の導尿スタートしました。
夕食前に「セフティカテ」
寝る前に「ナイトバルーン」
無事完了しました。
 
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■自宅での間欠導尿 1週間 いつもの生活に戻りました。 8/1


水曜に退院して、家事や介護に間欠導尿を加えて、いつもの生活に戻りました。
訪問リハビリと訪問マッサージも再開しました。

ただし、妻と私の体重が、1kg近く減りました。


★尿量と導尿回数の妥当性について

「膀胱過伸展しないように頻回導尿すれば尿感染が成り立たない」
膀胱過伸展を防止するために1回の排尿量が300ml程度となるようにします。

1日の正常尿量は1200~1500mlとされます。
1回導尿量を300mlとすると、1日4~5回の導尿が必要になります


とありました。

現在4時間ごとの導尿で平均200cc、350cc以下に収まっています。

1日の排尿量も1500cc程度なので妥当と思います。
 この騒動の前から1日1500ccでした。



★間欠導尿の効果

・オムツと尿パッドの消費が少なく、安定しました。
・漏れがなくなりました。(パジャマやシーツの洗濯はありません)
 尿パッドからおむつやパジャマへの漏れや、シャワーキャリーに座位したときの漏れ
 横向きにしたときのシーツへの漏れなど
この現象が多くなったなと感じたのは今年になってからで
今から思えば、残尿があったということだと思います。

なにより、膀胱過伸展がなくなり、
今後、腹痛や失神がなくなることを期待しています。


★よかったノウハウ

・透明の尿器 出ているのがよく見えます。
・運搬用トレイ 洗浄綿や使用済みカテーテルの運搬に便利
・カテーテル乾燥殺菌 物干し
・ウロバックとの接続はアタッチメントを使わず、DIBキャップを外す

★病院との違いを工夫で解決しました。

・ウロバックのベッド引っかけ
・洗面所の高さ
・ナイトバルーンの乾燥ハンガー
・尿専用計量器 ウロバックやおむつ、尿器ごと測定できます
・「おむつ処理セット」の足部分に「尿器ホルダー」を追加
・ベッドの「ちょい置きトレイ」に「カテーテルハンガー」追加

★手技は難しい

女性の入り口は奥にあって見にくい。
特にわが家のエアマットは柔らかい設定にしてあって
お尻が沈むとさらに見にくくなります。

×膣に入れ間違い1回やりました。 
洗浄して殺菌5分して最初からやり直しました。


★決意 「間欠導尿は投げ出さない」

「間欠導尿」は病院から勧められたわけではなく、自分から提言したものである。
ナイトバルーンは病院も保険適用を知らなかったほどのレアケースである。


★次回受診の課題
1か月後の受診時に泌尿器科で聞こうと思います。

・尿の濁りと抗生剤
・尿検査の内容と検査結果
・ウロバックの洗浄


★抗生剤の使用については、慎重に考えています。

尿路感染症を防ごうとして抗菌薬を使うと、
逆に尿路感染症が増えていたという研究結果が報告されています。

耐性菌ができて、本当に必要な時に効かないことになりそうです。

尿に細菌がいたら、抗生物質は逆効果?
https://medley.life/news/571e0e315cc64023008b4ca7/



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不明熱、高血圧、高脂血症、糖尿病、緑内障、そして尿路感染。
人生波乱万丈です。いろんなことが次から次と起こる。
神様はあなたが耐えられない試練は与えない

困難を克服するのは楽しい。
ワクワクする。ときめく。とはちょっと違うけど。
工夫もできて、充実感がある。



間欠導尿 2週間 傾向と対策 2018/8/9

2018/7/26~8/7
13日52回の導尿データが蓄積され、
2週間の傾向と対策を検討しました。
--当初の1週間は導尿300を超えることは稀でしたが、
 2週間で7回/52回ありました。



・1日の尿量は1321-2241 平均1824
・夜間(8h)は平均615 最大914(1回)
×尿漏れ2回→足元に流す
×膣挿入3回→ヘッドライトで再確認

■4時間導尿量
・1回(4h)の導尿量は平均189 最大365
★400を超えることはないが、300以上が7回:15時が多い4回。特にシャワー浴した日が3回




■4時間尿量(パッド+導尿)
・平均302、最大526  =半分(25/52)は300以上
・最小140でもパッドに出ることもあるが、最大526ある。



★11時、23時はパッドに出ることが多いが、300以上たまってる可能性あり。
・19時はパッドに出ないことが多いが量は少ない(300以下)




----------
・2018/7/26~8/7 問題点 
×導尿300以上が7回/52回(13%) 〇400を超えない
×4h尿量(パッド+導尿)の平均302 最大526  =半分(25/52)は300以上
   400以上でパッドに出ているが膀胱過伸展の可能性あり
 ★食後を含む11時、15時、23時の尿量が多い(300を超える場合がある)



----導尿スケジュールの検討
★300以上たまるのを防ぐために 4時間毎4回導尿を6回導尿にしてみます

2018/7/26~8/7
300ccx6=1800ccとして4時間毎 導尿4回




2018/8/8~
11時、15時、23時に対応する導尿6回



しばらく続けて、再度検討してみます。

・以前の1日1500ccレベルに戻した方が、
4時間で300以上が減って楽かもしれない。

8/10 追記---

8/9-10の2日間 1日6回導尿を実施した結果、
1500ccを目指すと、1日4回でも300を超えないことが実証出来ました。

9時と13時は水分を多くとった時など、
300を超えそうなとき臨機応変にすることにします。



間欠導尿 1か月 傾向と対策 2018/8/21

8/9に2週間のデータを検討し
4時間ごとの導尿では300cc以上たまることが7回/52回(13%)あることがわかりました。
膀胱過伸展の可能性あります


その後、300cc以上たまるのを防ぐ最適な導尿スケジュールを探ってきました。
 

★2時間毎スケジュール 6回/日(夜間除く)
2018/8/9~8/14(6日36回)



導尿は平均154.最大261 
〇300以下実現できました。
尿量も平均171でパッドに出る率(3/36)も減りました。
×さすがに2時間では外出できなくなります。

★3時間毎スケジュール 5回/日(夜間除く)
8/15~8/20(6日30回)



導尿は平均169最大300
〇300以下実現できました。
尿量は平均199最大319でパッドに出る率6/30。
〇3時間あれば、散歩も映画も行けます。

膀胱過伸展が改善され、300を超えてたまることはなくなってきました。


結論
1日尿量は以前の1500より多めの1800ccを目標。
導尿300cc以下を目指して3時間毎導尿を続けます。
散歩も映画も行きます。

間欠導尿 2か月 導尿回数の再検討 2018/9/19

間欠導尿がスタートして2ヶ月経ちました。

8/21 1か月の検討結果から、
・4時間毎では300cc以上溜まることがある
・2時間毎で300以下実現したが、外出できない
・3時間毎で300以下、外出可能
となりました。

そこで、2か月目も3時間毎 5回/日の導尿でスタートしました。



9月8日、2週間ほどの結果、300以下(平均165)、1日1800を実現できました





■300以下を1か月続けたことで、改善されてきました。
・400もたまることは無くなった(膀胱過伸展が改善された)
・300以上たまれば尿パッドに出るようになった
・濁りや浮遊物はあるが、少なくなった。



■導尿回数 5回/日を4回/日に 9/8

導尿回数のエビデンス:専門誌「排尿ケアQ&A」、ウエブ「自己導尿教室」 によれば、
・1回導尿量300以下…膀胱過伸展を防止=尿路感染予防
・1日1500 
・尿路感染予防には1500-2000と陰部洗浄
・1日5-6回(5-4時間毎)
・摂取水分量によって回数は調節

導尿回数の上限については、
300以下であれば回数を減らした方が感染リスクが減ると思います


9月8日より 3時間毎 5回/日を、3.5時間毎、4回/日導尿に変更


11日間の結果
・3.5時間毎、4回/日導尿の設定でも、導尿300以下(平均150)、1日1800が実現できました。



尿量は平均202から236に増えましたが、
300を超えると尿パッドに出るようになったので300以上は溜まらなくなりました。
---導尿も必要ないような結果ですが、神経因性膀胱の場合、永久的に間欠導尿を実施なければならい



これからはこのパターンで導尿していきます。

 
■「今日からできる 自己導尿指導」 中古本を購入

ウエブの「自己導尿教室」に紹介があった本を購入しました。
2006年発行 定価2800円+税 ですが、中古で¥413+送料¥257=670円でした。


導尿回数や方法など、以前購入した「排尿ケアQ&A」と内容は同じです。

感染管理は興味深い内容でした。
・再生カテーテルとディスポーザブルカテーテルの是非
・外尿道口の消毒の是非
・手洗いにおける石鹸使用の是非

■20日、泌尿器科 通院 

7時にナイトバルーン抜去。9時に導尿して、泌尿器科へ

泌尿器の先生に、1800cc/日であること、4回/日、3.5時間の導尿でも300cc以下であることをデータで伝えたところ、データーはほとんど見ずに導尿回数について説明されました。

・4時間毎の導尿の根拠は、300cc以下にするためではない。
 4時間を超えると、細菌の増殖が急に上がるからである。

膀胱過伸展の防止は目的にあると思うのですが・・。

いずれにせよ、3.5時間毎の導尿を続けます。

尿検査の結果は まだ濁りも細菌もありますが、
発熱・腹痛ないのでそのまま導尿を続けるだけとなりました。


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清潔間欠導尿(CIC)の目的

1)膀胱壁の過伸展によって生じた血流低下を回復させ、膀胱壁の感染防御力を高め維持する
2)膀胱を低圧に保持し、水腎症や腎機能障害を予防する
3)一定時間ごとの導尿によって、残尿を無くし尿中細菌数の増加を防ぐ
4)間欠的に導尿を行い、膀胱の収縮と弛緩を繰り返す事により排尿機能を回復させる



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