車椅子用対面ハンドル の作成 2015/10/21
妻の顔色を見ながら散歩するために、車椅子の対面式ハンドルを作成しました。
■車椅子とハンドルの接続部
2014年1月冬に雪道や悪路用に作成した「車椅子牽引棒」
があるので、その取付部分を流用します。
今まで、内灘の雪道、尾山神社の砂利道、兼六園の坂道で威力を発揮しました。
が、悪路は敬遠していたので、春からあまり使っていませんでした。
車いす牽引棒
■材料
・追加購入はエルボ…¥55x2 + 45度エルボ¥98x2 =306円
・材料は、その試作ではアルミ管でないとしなってしまって失敗した塩ビ管を使います。
その時は1.2mでしたが、今回は60cmで持ち上げるわけではないので、少ししなっても大丈夫です。
VP20 4m…¥550+税
・接続部は「車椅子牽引棒」で作ったものです。
T管…¥75+税x2
金具x2…¥85+税x4
M4x15mm…8円+税x6本…接続用ビス
ボルト…¥13x8+税 …金具のボルト長さを最小(10mm)に
■加工・組立
・接続部分は接着剤を使わず、ゴムハンマーでたたきこんで、回ったり抜けないように、ビスで固定しました。
・車椅子との接続部は圧入出来ないので、ヤスリで削って軽く入るようにしました。
これに時間がかかりました。
取り付け、取り外しは「車椅子牽引棒」と同様、差し込みピンで簡単にできます。
■メリット・デメリット・感想
メリット
・顔色を見ながら散歩で来ます。
デメリット。
・ブレーキがない。…坂道、傾斜は危険。
・同じ景色を見ていないので、景色の会話ができない。
・後ろ向きに進むので、先が見えず、乗っている人は不安。
・市販品のように装着した状態で乗降はできません。
乗ってから装着する順番です。
使ってみての感想
・使えます。・・・想定通りのメリットデメリットです。
・片手で押せます。ハンドルでは両手必要です。
・軽い下り坂なら、ブレーキなくてもコントロールできます。
・乗る方はやっぱり「どこへ行くかわからん」という不安があるようです。
・乗る方の視線は私のお腹になり、「ボタンが外れてるよ」といわれました。
「景色見とけ」といいましたが・・。
・両方使えるようにしておいて、TPOで使い分けると便利です。
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車椅子の対面式 構想中 10月18日
10月16日の散歩で、子供連れの母親を見ていると、ベビーカーには対面式があります。
ベビーカーに対面式があるのに、車いすでは見たことがありません。
長時間の座位で失神したこともあるので、
散歩中の妻の顔色は心配で、特に長時間になると顔色を確認します。
対面式にするのはちょっといいかも・・。
反面、乗る方が後ろ向きになるのは不安かもしれません。
試してみる価値有りです。
「車椅子 対面」でweb検索するとでてきました。
1社だけですので、需要は少なそうです。
キシ・エンジニアリング株式会社
http://www.kishieng.co.jp/product/handle/
車椅子用対面ハンドル ふれあい KH100
対面ハンドルふれあい付車椅子
本体価格: 158,000円(税抜)
対面ハンドルふれあい(左右セット)
本体価格: 58,000円(税抜)
特徴
①乗っている人の顔を見ながら車椅子を動かせますので会話が弾みます。
②ハンドルが前に付く事で、軽い力で旋回できるようになり、車椅子の取り回しが格段によくなります。
③前に人が居ることで、走行中に乗っている人の恐怖心が無くなります。
④一般のパイプ構造の車椅子なら、ネジ8本で簡単に取り付け、取外しが出来ます。
⑤折りたたみ、収納できる。
⑥鉄製。3kg