男の自宅介護

父のように   2019/7/18

今日は父の祥月命日で、お教を上げてもらいました。
父が逝って丸10年になります。

母は2006年75歳で、父は2009年、85歳で逝きました。
父を私が送ってから金沢での在宅介護を具体化してきました。

振り返ってみると父の影響は大きい。

父は戦争を経験し、丁稚奉公から独立して家族を守った
注文紳士服商(テーラー) 職人であり商売人です。



手先が器用で、丁寧な洋服はコンクールで賞をいくつも取っています。
商売人ですが陽気でおしゃべりではなく、職人気質のおしゃべりは苦手。
酒も賭け事もやりません。誠実、真面目。
人生と真剣に向き合って生きてきた人です。

自立している最も身近な人間として尊敬していました。

私の、手先が器用、酒も賭け事もやらず一生懸命、独立心は
父の遺伝だと思います。私の人生の根幹です。


---父の生き方・終わり方---

・子供(私)に依存しない。負担かけない。
・子供(私)のやりたいようにやらせてくれた。
・廃業後は財産を整理・シンプル化
・母を1人で介護し、看取る
・母が亡くなって3年後にガンで死亡
・ガン発覚後2ヶ月で死亡
・認知症にはならなかった。


核家族化で寂しい思いもさせたし、
父の家業を継がなかったことは申し訳ないと思っていますが
父のおかげで、私は悔いのない人生を送れました。

父の生き方、終わり方は私の理想です。





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