過ぎ行く時 〜 ルーム・ツアー 〜 ユーティリティ(家事室)
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2023年11月に引き渡して頂き入居して最初にしたことはユーティリティ(家事室)で在宅勤務する環境の整備でした。
LDKのバックヤードには、浴室、脱衣室兼洗面所、トイレ、勝手口、ユーティリティ(家事室)、そしてサンルームが一直線に並んでいます。
また床材のハウスメーカーの当初の提案は、洋室と寝室は挽板や突板、ユーティリティ(家事室)と洗濯物を干すという施主の意向を受けサンルームは水に強いシート系の床材でした。
でも設計の打ち合わせを進めるうちに施主の思い付き「せっかくだから洋室と寝室は玄関ホールとLDKと同じ、標準仕様である ワックスがけなどの手入れは必須ではないらしいウレタン塗装のオークピュアブラウンの無垢床に変更しました。
ならばユーティリティ(家事室)とサンルームもLDKと同じ標準仕様であるワックスがけなどの手入れは必須ではないらしいウレタン塗装のオークピュアブラウンの無垢床に施主の意向で変更しました。
その結果、家の床材はトイレと脱衣室兼洗面所を除いて標準仕様であるワックスがけなどの手入れは必須ではないらしいウレタン塗装のオークピュアブラウンの無垢床になっております。
ここユーティリティ(家事室)は、もともとユーティリティ(家事室)というだけあって脱衣室兼洗面所にある洗濯機で洗濯した衣服を、Rinnai 乾太くんで乾燥させるか、サンルームで干して乾いた衣服にアイロンをかけたり畳む場所。
しかし
「
衣服にアイロンをかけたり畳むのは絶対にリビングでテレビを観ながらになるよ。
今までしていないのにユーティリティ(家事室)で衣服にアイロンをかけたり畳む作業をする生活になるわけがない。
そこで作業して楽しいの?
」
という子供の声。
確かに!
そこでユーティリティ(家事室)という名称はそのままに、施主の「子供が使っていた学習机は家の中の何処かに置きたい」という要望に対し、「学習机はユーティリティ(家事室)に置き、その一角だけは施主(私)が楽しく過ごすことが出来る居場所にする」と営業さんと設計士さんが設計してくれました。
そのため片面には本棚も設けてくれました。

更に私が楽しく過ごす場所になるように、床から約25pの標準の位置に情報コンセント(電源4口、テレビ・アンテナ、イーサネット・ポート)、追加で床から約80pの位置にコンセント(電源4口)を設けてくれました。

入居直後の環境造り
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そして2023年11月に引き渡して頂き入居後、その一角だけ、着工合意・地鎮祭・上棟も終えた頃、2023年9月頃に購入した椅子(¥10,193)のキャスターで無垢床が傷がつくのを恐れ、1.5mm厚の透明のポリ塩化ビニール(¥8,999)を敷き(小市民。だったら床材を変更すれば良かったのに!?)、そこに断捨離候補であった25年ほど前に子供に買い与えた学習机、つっぱりネットラックを持ち込み設置しました。

まずその学習机の上にオーディオ製品群を置きました。
更にその上の空間に椅子と共に購入したカナダの方々が愛したと謡うデュアル・モニターアーム2個(¥15,827*2)を学習机に固定し、PC製品群を設営しました。

そして完成したその光景を見て、
「
サンルームに行く動線が椅子でふさがれている!
自走式掃除機がサンルームに行けない!
そして椅子があると人もサンルームにスムーズに出入り出来ない!
どうしよう・・・
」
と思ったのですが、快適な在宅勤務環境が出来上がったその喜びで意識から遠のける、考えないようにしたのでした。

このような状況になったその原因ですが、もちろん設計士さんにも営業さんにも非はございません。
一重に2022年の設計期間中、入居する時には退職・引退するつもりで「書斎はいりません」と口にしていた私にあります。
2023年3月に着工合意し、地鎮祭も終え、基礎工事から上棟も終えた2023年7月頃。
設計時には全く想定していなかった在宅勤務の話が浮かび上がり許諾されたのでした。
在宅勤務するならばその環境を作らないといけません。
在宅勤務するその環境を2023年8月頃に考えた際の、私の
「
椅子を置いてもサンルームへの動線が確保されている。
」
ことへの考慮不足が原因なのでした。
はじめての冬
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入居したのは秋で快適だったのですが、あっという間に冬を迎え、降り出した雪も積もる頃にはこのユーティリティも冷気に包まれるようになりました。
そこでLDKに設置されている唯一のエアコンを使用し始めたのですが、殆どこのユーティリティで過ごしているのに家中を暖めるように唯一のエアコンを稼働させるのは光熱費の無駄でしかありません。
はて、どうしよう。
ユーティリティにもエアコンを増設することを想定し配管穴とコンセントは設けてあります。
エアコンの増設も考えましたが、せっかく設営し終えたばかりの在宅勤務環境を解体するのは面倒です。

そこで衝動的に電気の暖房器具 ダイキン 遠赤外線ハイブリッドファンヒーター ハイブリッドセラムヒート ダークグレー(¥72,600)を購入し暖をとるのでした。

そして在宅勤務が始まれば殆どの時間をここで過ごす毎日。
もう寝室に行くのも面倒・・・布団を持ち込み無垢床の上に敷き寝起きする日々が始まるのでした。

1日のうち20時間以上、この一角で過ごしていると、40年以上前、1社目の会社に入社3か月目に東京に飛ばされた時に住んだ私鉄沿線、共同トイレ・風呂無し6畳一間のアパート生活を思い出す日々を過ごしたのでした。
はじめての春
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2023年11月下旬に入居し、新居での生活も少し慣れた翌2024年1月1日(日)16:06 令和6年能登半島地震が発生しましたが、幸いにも被害はなくいつしか春を迎えました。
そして2024年 4月10日(水) 神奈川県横浜市の賃貸マンションを解約し完全に移住
し、1日のうち20時間以上をここユーティリティの一角で過ごす日々も終わりました。
ただほぼ家から出る必要が無い毎日にも飽きてきました。
また来冬、間もなく訪れる夏を考えると神奈川県横浜市の賃貸マンションから持ち込むエアコンの設置(これは寝室に設置)に合わせ、ここユーティリティにもエアコンを設置しようと考えました。
そこでハウスメーカーに発注し、持ち込むエアコンの設置(施主支給による設置)と新たなエアコンの設置をしてもらいました。
設置時はもちろん在宅勤務環境を解体したのでエアコン設置後、在宅勤務環境を再考します。
まず机の向きを90度回転させてみました。
するとサンルームへの動線は確保出来ました。
でも椅子の背もたれ、椅子に固定したサイド・テーブルが壁に当たります。
時の流れ、壁の経年変化は避けられそうにありません。
そしてエアコンから出る冷気や暖気が直接身体に当たるのも良くありません。

やはり机の向きは変えられない、改めてもとの向きに机を設置します。
新たに設けられたエアコンの両側につっぱりネットラックを設置し好きなレコードを飾り、
学習机の上に1980年代やそれ以降に購入したオーディオ製品を積み上げます。
オーディオ製品にあるボタンの名称は老眼には小さすぎるので、機能を手書きしたシールも張り直します。
そして学習机に固定したデュアル・モニターアームにPC群を配置します。
もちろん背面の本棚には愛読する本、愛聴するCDやレコード。
幸せな環境です。


そして一体何をするのでしょう? は試しと椅子も変えてみる気が芽生えるではありませんか。
すると・・・
「
まぁ、なんということでしょう、あの使い道が無いと断捨離候補だった赤い椅子が新しい家の救世主となって甦りました!
」

改めて、
ユーティリティからサンルームへの動線が良くなかったのは、
ハウスメーカーの設計士さんにも営業さんにも非はございません。
一重に設計時、「書斎はいらない」、ユーティリティに配置するのは学習机と(使い道が無いと断捨離候補だった赤い)椅子のサイズを想定していた私に非があります。
ただ(使い道が無いと断捨離候補だった赤い)椅子に座り、学習机に固定したデュアル・モニターアームにあるディスプレイを見上げながらPCを操作するのは身体に負担がかかるのは問題です。
はて・・・
2024年6月末 模様替え
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あの時、もう使わないと有料で粗大ごみにした子供に買い与えた椅子、カムバック!

でも戻ってくることはありません。
先月から使用するようになった仕事場その2で、もう何十年も使われていないであろう事務用の椅子を見つけました。
試しに綺麗にして、使っています。

まぁ、良いかな。
昨秋から在宅勤務し続ける仕事場その1。
少し煮詰まり気味なので少しも模様替えしてみました。

間接照明の光に浮かび上がる影。

美しいです、このポスター。
あれ? 先月、設置したエアコン。
もしエアコンの電源を投入したらこのポスターどうなるのでしょう?
そんなの関係ねぇ そんなの関係ねぇ♪
おっぱっぴー!
子供に買い与えた椅子、カムバック!

2024年9月末 模様替え
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在宅勤務
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在宅勤務
の
1つ目の環境
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