6時。朝ご飯まですることもないので、 ロビーで新聞などを読んで過ごすことにする。それにしても寒い。本当に震える ほど。勝手に暖房入れちゃってもいいよね〜？？震えつつも新聞を一通り読み 終わったら丁度いい時間だった。ぼちぼち皆さんも起きているみたい。
朝食は7時から。7時20分には旅館を出発するという慌しい予定だ。 何にせよ、まずは腹ごしらえ！実はほとんど朝食なんて食べないのだけど、 出されればしっかり食べしまうのが不思議だ。いわゆる旅館の朝ご飯だけど これが美味しく感じるんだよね。あ、もちろん実際にも美味しいのだと 思うけど。
案の定、外のクルマ達は凍っていた。あちゃー、暖機しなきゃ。ということで エンジンをかけた状態でS木さんを待つことにする。旅館の駐車場が足りなくて リンゴは筑波サーキットで一夜を明かしたのだった。道に自信がない私は大井さんの ポルシェの後をついていく。
再び筑波サーキットに到着。Aパドックに向かうと既に多くのロドスタがいる！前の走行組、
羅針盤MLの方々だ。私も適当に駐車して準備を始める。前日と同様に荷物を降ろし、
ゼッケンを貼り、ライトにテーピング。この日のサーキット走行から参加する方も
いる。このドラスク、1日目は金曜日だったので仕事を休めなくて参加できなかった
方も多いらしい。原組のK保っち、T田さんもサーキット走行からの参加だ。まずはドライバーズミーティング。大井さんとM落さんに走行上の注意をしてもらい、 タイム計測器の受光部の受け取る。
そして9時、いよいよ走行！ピットに並んでその瞬間を待つ。数が集まればノーマルが 中心のロードスターも爆音を轟かせる。広い広いサーキットの道。 完熟走行とは言っても、初心者の私にとってはそれなりのペースなわけで 緊張しまくりで前のロドスタに付いていく。 訳もわからない内に1週半であっさり終わり、いよいよ本走行が始まる！スタート！
何週か周ってみると、問題点多数発覚。まず、前日にも言われたことだが、 広い道の何処を走ればいいのか分からない。
またそれ以前の問題もある。筑波は2速〜4速のギアを用いる。一番長いバックストレッチ では4速全開で120〜140kmくらい？最終コーナーは4速のまま回転数を保てるのでココは 良い。しかし、ホームストレッチは登りきったあと、すぐヘアピン気味？の第1コーナー があるので、減速しながら4速→3速→2速と、回転数を保ちつつスムーズにシフトダウン しなければならない。 私にはこの操作が上手くできない…。どうも慌ててしまい、だらだらブレーキになって しまう…。これも意識的に練習しないと駄目だろうな。普段、クラッチ切ってブレーキ 踏むだけなんて手抜きな減速してるからいけないのだろうか？
しかし、色々と細かい説明を受けて頭に入れてきたはずなのに、サーキットに出ると 本当に真っ白になってしまう。極度の緊張状態というか高揚状態というか…。 速い人が後ろから迫ってきても、どう譲ればいいのか分からない。ひょっとして邪魔 してる？コース変更した方がいいのだろうか？と色々考えてしまう。結局考えても 分からないので、何も行動できなかったりして…。迷惑をかけた方々ゴメンナサイ。 とにかく、”数周全開”、”数周色々考えながら流し”を繰り返せ、と言われたのを 思い出し、色々自分なりに考えながら、流して走ってみたりする。
それにしても、みんなそれなりに熱い走りをしている。目の前でS木氏のリンゴと K保っちのあずきちゃんがバトル！あずきちゃんはコースアウトして土の上を走って る！すげー。さすが4耐ドライバーK保っち。 と思って後で聞いたら、リンゴに押し出されたらしい（笑）。
さすがに消耗してきたので、少し早めではあるが、前日じゃんけんで勝ち取った 大井先生同乗体験の権利を行使する為にピット入り。
やはり大井氏の運転するトマトは別物だ。私より相当速いのは当然だが、 クルマの挙動も安定している。実にスムーズ。したがって私の運転するトマト よりずっと安心なのだ。足を踏ん張ってGに耐えながら、大井さんのシフト ワークやハンドリングを横目で盗もうとするが、…あれは私には真似できない。
同乗体験が終わった後、早速教えてもらった事を試そうと張りきって再度 コースイン。しかし、いきなり第2ヘアピンでスピンしてしまった。気負い過ぎか。 あ、イエローフラッグが出てる。慌てて安全を確認し再スタート。その後は 落ち着いて走行。5周ほどまわったらチェッカーフラッグが振られた。こうして 私の初サーキット走行は終わったのであった。
え？タイム？1'26.082…遅い。一応、同乗走行の後にベストタイムが出た。 大井さんが一発で出したタイムは1'14.461。 とりあえずこれを目標にしよう。無謀かな？何と言ってもトマトは私のクルマ だし、もっともっと仲良くなればこのくらいは…いかないかなぁ？ははは。
