前田整体院 トップ Q&A集 >頚静脈症候群について

 

そちらで首のこりや花粉症、胃もたれ、便秘、下痢、食べ物を飲み込みにくい(嚥下障害)、口の中が渇く、歯磨きの時のえずき、頻繁の咳払い、声がかすれるなどの症状が頚静脈孔症候群の症状だと聞きましたが聞き慣れないのでもう一度説明して下さい。

少し専門的な内容になって申し訳ありません。私の解っている情報をまとめてみました。絞扼性末梢神経障害(こうやくせいまっしょうしんけいしょうがいと読みます)は、脊髄から出た後の末梢神経が走行途上で筋膜・腱膜・靱帯・骨溝などによって形成されたトンネルを通過する部位で何らかの原因が加わり、このトンネルが狭くなり神経に絞扼(しめつけ)が生じると、そこから先へ向かう順行性の軸索流(神経線維の中を栄養の補給や末梢からの老廃物の処理のために走る輸送の流れ)や末梢から中枢側に向かう逆行性の軸索流が中断され神経が栄養障害を起こします。すると、痛み・しびれ感・知覚過敏・知覚鈍麻・脱力感・筋緊張・筋力低下・筋萎縮・麻痺などをきたします。これを絞扼性末梢神経障害といいます。あまり知られていませんが、上記のような絞扼性末梢神経障害が脳神経にも頻繁に起こっています。その代表例が頚静脈孔症候群で後頭骨と側頭骨で形成されている頚静脈孔が狭くなり脳神経や血管(頚静脈)が絞めつけられて様々な症状を発症します。頚静脈孔症候群になると舌咽神経が絞扼されて咽頭の運動と知覚、軟口蓋の知覚に機能障害を起こして花粉症(咽頭の免疫システムの過剰反応)、歯磨きの時のえづき、声がかすれる、喫煙や風邪をひいていないのに頻繁に咳払いをする、唾液腺の機能低下で口が渇く、味覚異常を引き起こす(舌の後ろ3分の1の知覚ですっぱさや苦さ)。また、副神経の絞扼で首の筋肉が緊張して横隔神経(3、4、5頚神経)に作用し横隔膜が機能障害を起こして呼吸が浅くなります。すると肋骨の動きが低下して肺の機能障害を起こします。肺でのガス交換が不十分になると全身の細胞に悪影響があります(免疫システムなど)。胃の働きが悪くなり逆流性食道炎や胃もたれや胃潰瘍になる場合が多い。迷走神経の絞扼により喉頭蓋と喉頭の粘膜に機能障害を起こして花粉症(喉頭の免疫システムの過剰反応)、内蔵(人によって発症する臓器は異なります)が機能低下して下痢や便秘をする。手技療法的には、頚静脈孔の絞めつけは、側頭骨と後頭骨の障害であるので調整して付着している筋肉を緩めると改善することが多いのです。舌下神経は、後頭骨の舌下神経管を通っているので絞扼されると脳梗塞の徴候がないのに滑舌が悪くなります。大変大切な障害として嚥下障害あります。舌下神経と舌咽神経の絞扼で発症します。食べ物を飲み込みにくいのはその典型例です。私が頸静脈孔症候群の施術をするとその場で改善がみられます。勿論人によって数回の施術や定期的な施術が必要です。現代医学では、症状が違うと発症している原因も違うものとみなす場合が多いですが、これだけの症状が同じ機序(メカニズム)で起こっています。この質問集で説明している坐骨のプログラミング障害が原因になっている場合もあります。もちろん上記の症状が他の原因でなっている場合もあります。ただ、最近咽頭や喉頭の病気が多いのが気になっており、前田整体院でも非常に多い障害なので記述してみました。花粉症の症状が目にでる方は、目に関する部位が悪くなって、目の免疫システムの過剰反応が考えられるので顔面骨を中心にした施術が必要になります。目の病気や症状も顔面骨の調整が必要です。これは、私が誇張法や詳細な解剖学を参考にして考案したので特殊で高度な技術になります。当院でやっている本格的な頭蓋骨の施術するには器用な方で20年から30年かかかると思います。オステオパシードクターの森田先生からセミナーで聞いたのですが、本場のアメリカ(先進国では正式な医療です)でオステオパシーの手技をやっている人は1割くらいで、ほとんどの方がメディカルドクターと同じように薬などを処方しているらしいです。オステオパシーの頭蓋骨療法をされている方は、ほんの一握りということになります。

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