奥白根山再登山( 奥白根山:2,577.6m ) 2005.09.18 登山



【PHOTO & 記録 奥白根山再登山 2】

弥陀ヶ池は静かに水を湛えている。
前回は、湯元温泉から登り、前白根山から 奥白根山に登り、 奥白根山頂上からガレた道を下って、この弥陀ヶ池の淵に立ったのだった。
時間もやや遅く、周囲に誰もいなかったことでやや薄気味悪さを覚えた記憶がある。龍神でも出てくるのでは という雰囲気を持っていたのであった。
今回は明るい日差しのもと、周囲に人々が多いので薄気味悪さは感じないが、それでも池の奥の方は濃い緑色をしており、 神秘性を醸し出している。

登り始めてからまだ 1時間と少々ということもあり、 休みを取らずにそのまま道を進む。
標識に従って右の方へと進み、まずは 奥白根山と座禅山の鞍部への登りとなる。
下方の弥陀ヶ池を振り返れば、弥陀ヶ池がまるで狭い入り江のようだ。砂浜に憩う人々は海水浴客といったところである。

10分ほど登ったところで、再度振り返れば、弥陀ヶ池とその周囲の山々が見渡せるようになった。
と言っても、お馴染みの山がある訳ではない。弥陀ヶ池の右奥に見えるのが温泉ヶ岳、 そして左後方に見えるのが根名草山と踏んだがどうであろうか。

少し高度を上げると、 今度は五色沼を眼下に見ることができた。
五色山の斜面がいきなり水辺に落ち込んでおり、周囲がしっかり囲まれている中、エメラルドグリーンの湖面が神秘的である。

この頃になると、さすがに少々身体もきつくなってきた。
上を見上げれば、奥白根山の山頂が眩しいが、 まだまだ距離はありそうで、休みたい気分である。

しかし、下から追い上げてきている人がおり、休んで抜かれてしまうのがシャクで登り続ける。
高度を上げるに連れて、展望はドンドン広がり、振り返れば眼下には菅沼、丸沼、そしてその後方には少々霞んではいるものの、 燧ヶ岳の双耳峰が見える。

足下は、今までの草付きの斜面から、涸れた沢のようなガレ場の直登に変わっており、 その急な傾斜に息が上がる。
それでも抜かせまいと、休みたいのを我慢して登り続け、最後は岩に掴まりながら登っていくと、やがて頂上らしき高みが近づいてきた。



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