|  |  沢の右岸沿いにジグザグに登っていくと、 
やがて目の前に氷の固まりと、 黒い岩場が現れた。 「不動の滝」である (8時32分)。 滝から流れる水は僅かで、 その落ち込んでくる水が下に氷の固まりを造っている。
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|  滝下では 先に出発した男女5人組が憩っていた。 崩れそうな岩屑を登って、 滝の下に近づく。 滝から流れる水は僅かであるが、 明るい日差しの中、 
なかなか気分の良い所である。
 ここには 「不動明王」 の石仏があるとのことだが (後から知った)、 
憩うグループの邪魔をしてはと あまり周囲を歩かなかったので、 見逃してしまった。
 ここからは、 沢を横切る形で反対側の斜面を登ることになった。 ジグザグの登りとなり、 ようやく山登りといった感じである。
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|  |  この辺になると、 かなり山に踏み込んだ感じがしてくるが、 
まだまだ樹林の密度が低い気がする。 ジグザグに斜面を登って高度を稼ぐ。
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|  不動の滝から 30分ほど登ったであろうか、 
右上方には大きな岩場が現れた。 その下を右側に大きく回り込み、 再び急斜面をジグザグに登る。 途中、鎖場が何回か現れるが、 
基本的に鎖を掴む必要はない程度の登りである。
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|  |  途中、樹林が切れて周囲の景色を見ることができた。 目に飛び込んできたのは、 金峰山。 五丈岩の突起がここからも見える。
 真っ白な頂の金峰山の右に見えるピラミダルな山は、 恐らく 小川山であろう。 その右のギザギザの頂は 瑞牆山ということになる。 
また、金峰山の左に見えるのは、 順番から言えば 朝日岳ということになろう。
 しかし、 それにしても 金峰山を除けば山は皆黒々としている。 本当に今年は雪が少ないようだ。
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