多摩都市モノレール。

私の地元、多摩地区には東西に走る鉄道は有るのですが南北に走る公共交通機関は路線バスだけでした。
しかし途中の渋滞が激しく時間は不確実でなかなか移動するのは大変な状態だったのですが、モノレールの開業でバスに比べて運賃は割高な物の時間は正確で南北の移動がかなり快適に・・。
その後”となりの駅までもお気軽に” と言うことで1区間乗車は一律100円に値下げする等の工夫も、この扱いで面白いのは”立川北駅”と”立川南駅”は1つの駅と見なされていることです。


1998年11月末に立川北〜上北台の5.4Kmが暫定開業、所用時間は約13分で平日の朝夕通勤時は1時間に8本(7分30秒間隔)昼間は10分〜12分間隔の運転、この時の運用車両は4両編成×5編成(20両)に予備の1編成で合計24両でした、しかし利用乗客数が予想の半分と厳しいスタートとなりました。
(ちょっと予想が高過ぎた?)
後に時間の正確さが認められたのか、バスの定期が切れてから乗り換える乗客も出始めたのか、徐々にですが利用客が増え始めるがそれでも予想の65%程度だったとか。

2000年1月初旬に立川北〜多摩センター間が開業し第一期予定の上北台〜多摩センター間16.0Km全線が開業、これに伴い車両も増備され運用車両は4両編成×13編成(52両)に予備の1編成と検修(点検整備)に1編成の合計15編成(60両)になりました。
全線の所用時間は約36分、通勤時間帯は1時間に10本(6分間隔)平日の昼間と土日祝日は早朝深夜を除いて10分間隔の運転と便利になりました。
やはり乗客数は予想より少ない物の全線開業によりかなり利用客が増えて来たとか、沿線の”モノレール効果”も出ている模様で2000年5月5日のこどもの日は多摩動物園への入場者が最高となり、モノレールの予想乗客数よりも開業日当日を除き上回ったとの事です。

2002年現在では乗客も順調に増えしっかり根を下ろした感じもします、規制の緩和によりモノレール車体への広告、”ラッピング車”も見られる様になり一時は(2002.5.31時)6編成(その内2編成は多摩動物公園車)が走っていました。
その後この景気の関係か車体全体のラッピング車は更新されず日立のラッピング車も白一色に戻され部分的に小さな広告が表示されています。

その多摩都市モノレールも2010年で全線開業10周年となり車体に開業10年を記念するステッカーが貼られています、車体にも変化が見られ開業当初は全編成セミクロスシート構造でしたがその後ロングシートに改造された編成が増えています、また方向幕もコマ数が少ないながらLEDの方向幕に交換された編成も・・またフルカラーLEDに交換された編成も見られます。
大分乗客は増えていますが路線の延長計画はまだ先でしょうか・・。


では多摩モノレールの代表的な駅や車両についてちょこっとご案内。
画像が多い為重たいページが有りますご了承下さいませ。(^_^;)

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