頂上2〜下山

とりあえず店の外にでて,みんなで絵葉書を買おうとしたとたんさとかんが, ”あれ?財布ない”っととんでもないことを言い出しました.
探しても探しても,財布は出てきません.良く考えたら山小屋を出発してから, 絵葉書を買うまで,さとかんは財布を触っていません.
まぁ山小屋まで戻ったらあるやろう.ということで, さとかんとくわは7合目に向かい下山.
これから先はながちゃんと私でお鉢巡りをし, さとかんくわのためにも最高峰 剣が峰 を制覇することを心に誓う. すでに右の写真はながちゃんと私だけ.私の右横にはちらりと万年雪が写っています. これで,3万年雪くらいらしい.(うそです)

お鉢巡りを続け,やっとこの時が来た.富士山最高峰剣が峰 (3,776m)到着.(写真左)
これで真の日本一の男に.いやー爽快でした.相変わらず, 雲の動きは激しくなかなか晴れなかったのですが...
晴れた瞬間を見て,火口を頂上からパシャリ.(写真下)

剣が峰でビールを飲みながら休憩していると, 何やら”この瞬間に富士山に登ったという認定書をお作りいたします” っと言ってる人がいました.”新手の商売か?”と思いつつ聞いていると それほどいやらしいこもなさそうなので申し込む.
そうするとカウトダウンが始まり,訳も分からず一緒に楽しんでいると実はその瞬間というのが,
平成9年8月7日6時54分32秒10 ということが分かりました.えらいこっちゃ.ながちゃんと私はひたすら驚いていました.
さらに驚いたことに,あの山と渓谷の副編集長が出てこられ,みんなで記念撮影まで行われました. この写真は山と渓谷の10月号に載る予定です.あーついに全国デビューだ. さとかん,くわ すまん. 俺らだけが有名人になってしまって.

その後,山頂郵便局からひの木のはがき(500円)を出し, 先に下山したさとかんとくわを追いかけるため下山. 7合目の山小屋に到着するが,さとかんとくわがいない.大将に聞くと, ”ここにも財布がないから下に降りた”と言ってはる.やばい. さとかんの財布はどこで落としたんだろう.でてくるんだろかなどと心配しつつ 久しぶりに晴れた奇麗な下界をパシャリ.(写真左6合目)
5合目にやっと戻るとさとかんが交番に入って行くのが見え,追いかけて行くと, なんと青年がさとかんの財布を届けてくれているではないか.
あ〜山を愛する人は素晴らしい.さとかんも感無量. 話を聞くと7合目の山道に落ちてたらしい.休憩時にチョコレートを出すのと一緒に, 落ちたようでした.拾ってくれた青年がたまたま同じところで休憩して,拾ってくれたのが, 幸いでした.ほんとにありがとうございました.m(_ _)m
7合目で落としたといやー このおっさん(さとかん)はそんなことも気づかず頂上で, こんなことしてました.でもほんまよかった.

こうして我々の富士登山は無事終了したのですが,富士山を一番なめていたのは この人かも知れない.

かしこ


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