決勝 天気 晴れ 14時15分スタート(82周)
決勝日の午前中は小雨が降っていたが、午後には雨もやんだがレース
開始時の路面はウエット。ここでタイヤ選択が大きく影響する事となった。
フォーメーションラップを4周行った後レースはスタート。スリックを選択した
モチュール ピットワーク Z( 影山正美)は予想外のグリップ不足に悩み
後退。スタート5周目トップに立ったのが、auセルモスープラ
(荒聖治)
GT-300クラス。こちらはM-TEC NSX (山野哲也)がトップを堅持。
しかしダンロップのスリックタイヤは路面との相性がイマイチ。
3周目にはJIM Gainer アドバンF360 (田中哲也)にオーバーテイク
される。これで田中哲也はトップに立ち、後続を引き離しにかかる。
一方GT-500クラス。予選7番手のデンソー サード
スープラGTが激しい
追い上げ。とうとう10周目にトップに立った。一方ザナヴィ
ニスモ Zとカル
ソニック IMPUL Z はグリッド上の作業がスタート5分前を越えて行った為
ドライブスルーペナルティを受け、順位を後退させた。
さて15周位から天候が回復。路面は急激に乾いてゆき、レイン組みが一斉
にピットに入っていった。一方 EPSON NSXはピット回数を少なくする為、
31周までピットインを伸ばした。
さてレース中盤の45周目に各チームルーチンのピット作業が始まった。まず
はauセルモスープラ は立川祐路にドライバー交代を行った。そして次周は
デンソー サード スープラGTがピットイン
48周目にはWOODONE トムススープラもピットイン。無事にピットアウトしたと
思われたが、ドライバー側の扉が開くトラブルが発生。再度ピットインして応急
処置を行ったが、大きく順位を落とした。
ドライブスルーペナルティを受け一時は9番手まで落ちたザナヴィ
ニスモ Z
本山の走り、そして他チームよりも10秒早いピット作業で2番手まで上がって
来た。
ところで不振のNSX勢。RAYBRIG NSXはグリッドへのサイジングラップで
スピンした事もあってかレース中もペース上がらず、48周目にリタイヤ
そして53周目、フィールズ外国屋ADVANポルシェ
(ヒロミ)がスピン
リタイヤとなった。
GT初参戦となったヒロミだが、厳しい結果となった。
そこをトップを行くデンソー サード スープラGTが周回遅れをパスして行った。
実はこの時黄旗が掲示されており、このオーバーテイクが後で10秒ペナル
ティを受ける事となる。
さてGT-300クラス、一時は大きく後退したM-TEC
NSX 。八木宏之も
速さを示し、トップを追うが前半の遅れが響き3位となった。
そしてGT-300クラス2位はARTA Garaiya 。着実なドライビングが予選7位
から2位へと導いた。2人のドライバーのレースマネージメントが光った結果
となった。
7周目にペナルティを受けた、デンソー サード
スープラGT。なんとか3位で
コース復帰。このままチャッカーを受けた。
そして2位はエッソウルトラフロースープラ。思ったよりもタイムが上がらず
苦しいレース運びとなったが2位を得たのは大きい。
そしてデンソー サード スープラGTのペナルティでトップに立ったザナヴィ
ニ
スモ Zはそのままチャッカーを受けた。
ドライバー、チーム一丸となった勝利だけに喜びもひとしお。
そして4位には行ったのが急遽03型スープラでの参戦となったイエローハット
スープラ。 クラッシュの汚名を晴らす脇阪薫一
のドライビングと、服部尚貴
のベテランらしい走りが光った。
最後はGT-300クラス優勝のJIM Gainer アドバンF360。レース終了時は
空も晴れ渡り、4人の優勝ドライバーを祝福した。
結果は以下の通り
順位 | No | 車名 | ドライバー | 所要時間(差) |
1位 | 1 | ザナヴィ ニスモ Z | 本山哲/R.ライアン | 2時間09分16秒360 |
2位 | 6 | エッソウルトラフロー スープラ |
脇阪寿一/ 飯田章 |
+12秒167 |
3位 | 39 | デンソー サード スープラGT |
J.デュフォア/ A.クート |
+25秒081 |
順位 | No | 車名 | ドライバー | 所要時間(差) |
1位 | 10 | JIM Gainer アドバンF360 | 田中哲也/ 余郷敦 |
2時間10分44秒083 |
2位 | 43 | ARTA Garaiya | 新田守男/ 高木真一 |
+1Lap |
3位 | 16 | M-TEC NSX | 山野哲也/ 八木宏之 |
+1Lap |