映画「地獄の黙示録」で有名になったワーグナーの「ワルキューレの騎行」
がサーキットを響き渡るなか、フォーメーションラップは始まった。
そしてレーススタート、１コーナーは予選１位のESSOウルトラフロースープラ
が取ったが、２番手のTAKATA童夢NSX（R・ライアン）がオーバーテイク、
さらに１３０RでMobil １NSX（R・ファーマン）がオーバーテイクと１週目で
NSXの１・２体制が整った。
一方GT-300はユニシアジェクス（柳田）は順調なスタートを切りトップを快走。
2番手はBANPREST CAR倶楽部マッハ号が続いた。
さてＧＴ-500、燃費走行を強いられているESSOウルトラフロースープラ
（飯田 章）はさらにＺＥＮＴトムススープラに・・・・。
オバーテイクーされ4位に後退した。
さらにＡｕをオーバーテイクし、背後から迫って来たARTA NSX（金石）にシケイ
ンで接触。ダートに押し出されさらにＤＥ
ＮＳＯにも抜かれ順位を下げる。幸いにも
大きなダメージはなく飯田章は走行を続
けた。
一方ＧＴ-300クラス。ユニシアを追うVemacとＡｐｅｘ ＭＲＳは各々5番手と
6番手を走行、トップを追った。
さて3番手走行のZENTトムススープラは7周目にエンジントラブルで後退した。
これにより、ＡＲＴＡ ＮＳＸが3位にＤＥＮＳＯサードスープラが4位に上がった。
序盤の戦いはTAKATA童夢NSXとMobil １NSXのトップ争い！13周目、ヘア
ピンからサイドバイサイド状態になった両者はスプーンに入った。ここででTA
KATA童夢NSXはオーバースピードでコースアウトMobil 1 ＮＳＸがトップに
立つ。
同じ13周目今度はＧＴ-300クラスでも異変が！トップを行くユニシアがまた
もやエンジントラブルでリタイア。これでチャンピオン争いから脱落する事と
なった。
21周目にRAYBRIG NSXがピットイン。そして22周目にエッソウルトラフロー
スープラがピットイン。飯田 章から脇阪寿一へと交代し、ピットアウト！
さらに23周目にトップのMobi 1 ＮＳＸlもピットイン！
Ｒ・ファーマンから、松田次生へと交代し、トップでピットアウト。
終盤ＧＴ-300クラス。ピット作業を終え順調にトップを走行していたBANPREST
CAR倶楽部マッハ号。しかしラスト10周でコースアウトして戦線離脱。
これでトップ争いはWeds Sportsとダイシンアドバンシルビアにそしてラスト
7周でダンロプで両者接触！Weds Sportsはコースアウトしたが、ダイシン
アドバンシルビアはコースに残りトップをWeds Sportsからもぎ取った。
そして43周目7番手を走行していた無限ＮＳＸ（道上）がピットイン。タイヤ
交換を行い、さらにサスペンションの微調整をしてピットアウト。このまま
の状態でレースが終われば、１ポイント差でESSOにシリーズチャンピオン
が決まる。それを阻止するには無限NSXがファステストラップのポイントを
得て、ESSOのファステストラップのポイントを奪う必要がある。すると同ポイ
ントでMobi 1 にチャンピオンが転がり込む。HONDAの意地をかけて道上
はピットアウトした。
これを知ったエッソウルトラフロースープラ（脇阪寿一）はスパートをかけ、AR
TA NSX（土屋圭一）に対してオーバーテイクを試みる。
最終ラップ、ヘアピンで激しい攻防となったが、ＡＲＴＡ ＮＳＸが防ぎ2位と
なった。
そしてトップに立つや一度もその座を譲らなかった、Mobil 1 NSXが優勝
した。
一方ＧＴ-300はトップに立ったダイシンＡＤＶＡＮシルビアがそのままチトップ
をキープ。そして2位にはEndless AＤVAN GT3Rが入った。
そしてＭｏｂｉｌ 1 ＮＳＸがチェッカーを受けました。チームクルーはピットウ
オールに立ってマシンを迎えます。
何時もは難しい顔をしている中嶋監督もこの時は笑顔です。
そして3位のエッソウルトラフロースープラ。無限ＮＳＸのファステストラップは
ならず、1ポイント差で年間チャンピオンが決定した。
そして、ＧＴ-500チャンピオンはミッショントラブルに泣かされながらも4位に入った
ARTAアペックスMR-Sとなった。
結果は以下の通り