鹿児島交通(白バス)路線案内


南薩路線バスの路線別解説


 ※「白水館前」は「潟山バス停」では分かりづらいことによる当サイトでの便宜上の名称であり、公式名ではありません。

【のったりおりたりマイプラン線】
途中下車で複数スポットを回ることを考慮してキッカリ60分間隔で運行される循環周遊路線で、南薩の有名スポットを数多く網羅しています。例えば唐船峡(そうめん流し)では120分、池田湖や開聞神社では60分というように滞在時間がとりやすい工夫がされているので、なのはなラインの列車と組み合わて行動するのに大変有効です。

人気のたまて箱温泉(ヘルシーランド前下車)、長崎鼻、開聞岳登山、池田湖それに年中そうめん流しが楽しめる唐船峡へ便利な路線で、起点のエコキャンプ場は干潮時だけ渡れる砂嘴で知られる知林が島へのアクセスポイントになっています。この路線が利用できる乗降り自由の専用パスポート(前売りのみ)も指宿駅前バス営業所で買えます。

JR開聞駅前はこの路線を含め複数のバス路線が集中しており、キーステーションとなっているので利便性が良いです。(開聞駅前バス停は駅前広場ではなく国道上に設置されているので注意。駅前広場はバスの転向場のためバスは乗り入れますが乗車扱いをしません。)


【なのはな館・東大川線】
指宿・山川から内陸の鰻池経由で開聞方面を結び、開聞駅前からはJR線と並行してJR西頴娃駅の西、東大川まで伸びている路線です。山川-開聞間は内陸部経由のため「のったりおりたりマイプラン線」よりも約10分所要時間が短く運賃も安いルートです。終点の東大川では枕崎方面のバスと接続ダイヤを取っている便が多い(但し、接続便が土日運休のもあるので時刻表要確認)。


【枕崎・東大川線】

「なのはな館・東大川線」の終点である東大川から、なのはなライン終着の枕崎駅までを結ぶ路線。一部便を除いて両便は接続ダイヤが取られていて乗り継ぎも可能で、時間が余ったらバス停横の「えい別府温泉センター」での休憩もできます。ユニークな参拝スタイルで知られる釜蓋神社へは東大川バス停に近い大川宮前バス停から徒歩数分。同神社へは東大川バス停やJR頴娃大川駅からも徒歩十数分で利用可能です。

かつては山川駅は旧国鉄バスの主要な営業拠点で、ここ南薩地域は郡山地域(現JR九州バス)、桜島地域(現鹿児島市営バス)と並ぶ国鉄バス王国で、山川港駅〜枕崎駅を国鉄バスが運行していました。現在の路線は鹿児島交通がこれを引き継いだものです。



【山川駅前・開聞駅前線】

「のったりおりたりマイプラン線」とは大半の区間が重複する路線ですが、ヘルシーランド前は経由しません。主に通学路線であるため、1往復を除いて土日および休校日は運休になります。(※実際の起点は「山川」バス停ですが、JR山川との混同を避けるため山川駅前起点と表現しています)



【いわさきホテル・知覧線】

九州の小京都として人気の観光地、知覧と指宿地区を結ぶ路線。JR線とは喜入駅から指宿駅まで並行しており、JRの駅とは今和泉・喜入駅東ほか各駅前バス停で連絡しています。温泉施設のある「道の駅喜入」バス停へは2017年秋から全便経由となりました。



【鹿児島金生町・山川桟橋線】 鹿児島市内中心と指宿地区を結ぶ路線で、金生町は過去に鹿児島交通の山形屋バスセンターだった起点のバス停です。120分間おきの運転で、運行ルートがおおむねJR線と並行しており、特にJR線の運行本数が半減する喜入駅以南では列車ダイヤの補完にも利用できる路線です。

【重要】この路線の鹿児島市内から指宿方面への便は、鹿児島市内の交通事情の関係で20〜40分程度の遅延が見込まれます。利用の際は予定に余裕を持たせるか他のバスルート・JR線やタクシーの利用も併せてご検討下さい。


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