日本海オロロンライン



石狩〜苫前
手塩〜稚内
宗谷岬
サロベツ〜幌延
帰路


トナカイ牧場からは、道道212号→国道232号を通って手塩町に向かいます。

その途中、JR宗谷本線幌延駅を過ぎて少し南に進んだところで、道道が北緯45度線を跨ぎます。

45度線を越えるところに、道の両側にモニュメントがたっています。
モニュメントの世界地図には北緯45度線を示す赤いラインがひいてあります。ヨーロッパ大陸ではイタリアとフランスの国境あたり、黒海・カスピ海の北端あたり。北米大陸ではアメリカとカナダの国境あたりかな?
こうやって見ると、ヨーロッパの国々が思った以上に北に位置することがわかります。

手塩町に近づく頃になると、曇っていた空もいつのまにか晴れてきました。

道沿いの広〜〜〜〜い牧草地には、冬に向けた干草の固まりが転がっています。
オロロンラインに戻って、またまた続く真っ直ぐな道。
日本海側となる右手には、地吹雪よけ(と思う)のフェンスが続いています。

帰り道では、時間の都合で行きに寄れなかった所にも立ち寄ってみました。

オロロンライン(国道232号)の遠別町中心部近くにある、道の駅「富士見」。すぐ隣にはキャンプも出来る富士見ヶ丘公園があります。

遠別町の南隣は初山別村。道の駅「富士見」から20kmくらい南に行ったところには、「しょさんべつ天文台」があります。

この開閉式のドームの中に、北海道最大級の天体望遠鏡を備えています。
TVドラマ「白線流し」の舞台にもなったそうです(見てない・・・)。
天文台の近くから北の方を眺めると、はるか遠くまで海岸線が続いています。

ここからは羽幌町・苫前町を飛び越して、一気に小平町まで南下しました。そして、小平町で昼食!

国道沿いにある「食事処すみれ」に寄って行くことにしました。
ここのお勧めは、デッカイ看板にもある通りウニ!
旬の丼ということで、ウニあわび丼を頂きました。山盛りのウニ&あわび、旨かったぁ〜〜

最後の栄養補給をした次は、留萌市を越えて西隣にある増毛町へ。
JR留萌本線の終着駅『増毛駅』に寄り道しました。

無人駅に1両編成のワンマン車両。
いかにも「ローカル線の終着駅」って雰囲気を醸し出していました。
近くには地酒『国稀』を仕込む酒蔵があります。

行きにも通りましたが、増毛町から浜益村にかけてはオロロンラインの中でも最も険しい難所が続きます。
特に町村境の雄冬岬は最大の難所で、ここにある雄冬トンネルが貫通してオロロンラインが全線開通したのは昭和56年になってからのことだそうです。

雄冬トンネルに入る手前、切り立った崖から一筋の滝が流れ落ちていました。

北向きに走っているとトンネル出口にいきなりあるので、見逃してしまうかもしれません。
ここから5〜6kmくらい北にももう一つ『銀鱗の滝』という滝もあったんですが、トンネルの合間にあることもあって通り過ぎてしまいました(-_-;;

この滝は、暑寒連峰から流れてきた小川が海に流れ落ちる大小数千の滝にうちの一つだそうで、国道開通記念に『白銀の滝』と命名されたものです。

ちょうど太陽が背後にあったのか、滝壷の少し上に虹がかかってみえました。 滝の前に立つ案内。

国道をはさんで滝の反対側には、険しい崖が続いています。

断崖絶壁が続くため国道が開通するまでは雄冬に行くために増毛から船を使っていたそうです。 国道の開通を記念して建てられた記念碑が滝の前に立っています。

雄冬からさらに南下し、再び石狩へ。
千歳まで帰り着いた頃にはすでに19時を過ぎていました。
この2日間の走行距離は約800km。よぉ走ったもんや。。。



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