川端康成文学碑


[Pole] [Monument]

川端康成文学碑は長者原から県道を2kmほど豊後中村方面へ 下った大将軍にあり、昭和49年 (1974) 7月21日に川端夫人も列 席して除幕式が行われた。文学碑の説明には以下のように記さ れている。

この文学碑は、川端康成先生が昭和二十七年秋と 二十八年夏、二回の
九重来遊で、 名作「千羽鶴」の続編「波千鳥」に、先生独特の名文を発表した、 その遺徳をしのび、後世に伝承するため川端家の承認を受けて、 全国三二五名の賛同者を得て、建立したものである
 碑石は、玖珠川の下流のツタリの岩の石を用い、正面の碑文は、 先生がノーベル文学賞受賞の折行った記念講演、「美しい日本の私」 の中で、特に説明のあった、 「雪月花の時最も友を思う」の詩語を、スエーデン産の黒御影石に、 また裏面の碑文は、「波千鳥」の中の二節を刻印したものである。

川端康成先生景仰会

この文学碑の場所はちょうど阿蘇くじゅう国立公園の境界でもあり、 台地の斜面にはそのことを示す厚生省の境界石が 置かれている。夏に訪れたときには、周りにネジバナやノアザミなどの 高原の花が可憐に咲いていた。


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