可憐に咲く花


[nejibana]

ネジバナ[捩花]らん科
身近に見かける花であるが、標高1,000mの高地でもでも見られ る。ところが最近「小町蘭」としてブームを呼び、高値で取引 され、自生地などが荒らされてなくなりつつあるというのは残 念である。
この花の名は、花のつき方が螺旋状にねじれてつくことからき ている。別名「モジズリ」ともいう。
手前はオトギリソウ[弟切草]か?

タムラソウ[田群草・丹群草]きく科
ちょっと見た目にはアザミによく似ているが、葉に刺がないの でアザミと区別できる。その名の出所は丹(紅色)が群がって 咲くという意味だろうが、色は丹色ではなく、桃紅色である。

参考文献:『九重花便り』、上野哲郎、不知火書房(1996.8.10発行)

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