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2.平家伝説殺人事件 3.遠野殺人事件 5.夏泊殺人岬 6.津和野殺人事件 7.白鳥殺人事件 9.小樽殺人事件 10.日光殺人事件 |
天河伝説殺人事件、鞆の浦殺人事件、江田島殺人事件、讃岐路殺人事件、琥珀の道殺人事件、神戸殺人事件、琵琶湖周航殺人歌、長崎殺人事件、御堂筋殺人事件、伊香保殺人事件 |
平城山を越えた女、耳なし芳一からの手紙、上野谷中殺人事件、浅見光彦殺人事件、鐘、横浜殺人事件、日蓮伝説殺人事件、透明な遺書、坊ちゃん殺人事件、金沢殺人事件 |
箱庭、蜃気楼、佐渡伝説殺人事件、斎王の葬列、皇女の霊柩、藍色回廊殺人事件、ユタが愛した探偵、はちまん、箸墓幻想、中央構造帯 |
しまなみ幻想、贄門島、化生の海、十三の冥府、イタリア幻想曲、還らざる道、ぼくが探偵だった夏、名探偵・浅見光彦全短編 ※付録:平塚神社 |
●「後鳥羽伝説殺人事件」● ★★ |
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1985年01月
2003/04/23 |
“浅見光彦・伝説ミステリ”。名探偵・浅見光彦が初登場した作品です。 プロローグ/三次駅殺人事件/心の旅路/消えた本/暗転/名探偵登場/第二の男/襲撃/檻穽/エピローグ |
●「平家伝説殺人事件」● ★ |
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1996年05月
2003/04/26 |
素人探偵・浅見光彦の登場する“伝説ミステリ”2作目。 ストーリィは、過疎の村の出身者、伊勢湾台風という要素から水上勉作品(「霧と影」「飢餓海峡」)を思い出させられますが、題材は保険金詐取という現代的なもの。 プロローグ/安全犯罪/破綻への序章/平家の里へ/高慢な蝶/愛と疑惑と/悲劇/第三の男/エピローグ |
●「遠野殺人事件」● ★☆ |
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1987年04月 |
“旅情ミステリ”。 事件は、岩手県遠野の名所・五百羅漢で、東京のOLが殺害されて見つかるところから始まります。そしてまた、同じ会社のOLが別の場所でやはり死体で発見され、警察は犯人の自殺という結論で事件を解決済にしようとします。 ところが、事件に素朴な疑問を感じたのが、殺害されたOL・河合貴代を慕っていた後輩OLの宮城留理子。若くて美人とはいうものの、全くの素人かつお嬢さん育ちの彼女が、ふとした疑問から事件の糸口を何度も開いていきます。 その留理子とコンビになるのが、地元遠野警察署の年配刑事・吉田。何度も安易な結論に納得しそうになりながら、相次ぐ留理子の指摘に背中を押されるように、地道な捜査を続けざるを得なくなるという役回りです。 本書は、柳田国男「遠野物語」で名高く、一度訪れたことがある故に懐かしい遠野を舞台に、留理子の社内ロマンスの行方を交えつつ、直観力と推理力に富んだ素人OLと、頭脳明晰ではないものの粘り強さが身上というベテラン刑事の組み合わせが興味尽きないミステリ。 |
●「赤い雲伝説殺人事件」● ☆ |
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1986年07月
2003/05/18 |
“浅見光彦・伝説ミステリ” “浅見光彦”シリーズでは、毎度登場するヒロインが楽しみのひとつですが、その始まりとなったのが本作品とのこと。 プロローグ/消えた絵/寿島/「巨人」死す/疑惑の群像/燃える島/滅びざるもの/エピローグ |
●「夏泊殺人岬」● ★☆ |
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1993年07月
2003/05/23 |
あれッ、浅見光彦が登場しないと思ったら、本書は非シリーズ本。中程までずっと勘違いしたままでした。
ストーリィは、三重県にある小さな、通称「椿神社」の神職の娘・江藤美香が、見知らぬ男から神職の名前を尋ねられるところから始まります。 プロローグ/夏泊半島/笙を吹く娘/消える/伊勢から伊賀へ/美香の推理/「糸魚川」の謎/完全なる逃走/エピローグ |
●「津和野殺人事件」● ★☆ |
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1988年10月 |
“浅見光彦・旅情ミステリ”。 山陰の小京都・津和野。そこを訪れた人なら、朱塗りの鳥居が隙間なく並んだ神社を記憶に留めていることと思います。 本書は、その太鼓谷稲成神社の鳥居が重要な鍵となるミステリ。 行った筈のない津和野の赤いトンネル(上記鳥居のこと)を記憶の中に見つけた樋口久美は、娘の実加代に伴われて、謎を解くため津和野を訪れます。 プロローグ/染井霊園/神津家の秘密/赤いトンネル/乙女峠/消えたロザリオ/最後の殉教者/エピローグ |
●「白鳥殺人事件」● ★ |
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1989年02月 |
“浅見光彦・旅情ミステリ”。 プロローグ/虫愛ずる娘/招かれざる探偵/もう一人の男/「六日祭」前夜の謎/白鳥の歌が聴こえる/双頭の虫は死ぬ/野望のシナリオ/エピローグ |
●「高千穂伝説殺人事件」● ★☆ |
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1987年11月 |
“浅見光彦・伝説ミステリ”。 プロローグ/二つの高千穂/失踪/神々の国へ/荒ぶる神/中佐の亡霊/疑惑の演出者/黄泉からの帰還/エピローグ |
●「小樽殺人事件」● ★ |
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1989年04月
2003/05/24 |
“浅見光彦・旅情ミステリ”。 プロローグ/黒い揚羽蝶/ガラスの館/信州安曇野/青ひげ/あの人はもういない/最後の犠牲者/エピローグ |
●「日光殺人事件」● ☆ |
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1990年11月 1991年03月 |
“浅見光彦・旅情ミステリ”。 浅見が本事件に関わることとなったのは、徳川家康の側近・天海僧正=明智光秀説、明智と智秋家の関わり合い有無(字を逆にすると似ている)という取材で日光を訪れていたため。ちなみに、この天海僧正=明智光秀説というのは、家康=影武者説と並んで昔からあるようで、隆慶一郎「吉原御免状」もその説に立って書かれています。 プロローグ/牧場のお嬢さん/鳥海山麓のニッコウ/西伊豆殺人事件/三十一文字の謎/宮中歌会始/逆転の発想/エピローグ |
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