万城目 学
(まきめ・まなぶ)作品のページ No.1


1976年大阪府生、京都大学法学部卒。化学繊維会社勤務を経て、2006年「鴨川ホルモー」にて第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し作家デビュー。


1.
鴨川ホルモー

2.鹿男あをによし

3.ホルモー六景

4.ザ・万歩計

5.プリンセス・トヨトミ

6.かのこちゃんとマドレーヌ夫人

7.ザ・万遊記

8.偉大なる、しゅららぼん

9.とっぴんぱらりの風太郎

10.悟浄出立


バベル九朔、パーマネント神喜劇

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1.

●「鴨川ホルモー」● ★★☆     ボイルドエッグズ新人賞


鴨川ホルモー画像

2006年04月
産業編集センター刊
(1200円+税)

2009年02月
角川文庫化

  
2007/01/29

 
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奇想天外な娯楽ファンタジー+大学生の青春ストーリィ。

京大に入学したばかりの主人公・安倍は、新入生勧誘のビラに誘われ、“京大青竜会”の新歓コンパに参加。そこで出会い一目惚れしてしまった相手は、美形な鼻の持ち主・早良京子
安倍は京子会いたさに青竜会に入会しますが、実はこの青竜会、ただの同好会でないどころか、とんでもない代物だった。なんと古来の陰陽師の如く、式神(鬼)を操って他校と伝統に則った対抗合戦を繰り広げるのだという。

・・・というところは奇々怪々、魑魅魍魎の跋扈する怖ろしげな物語なのですが、そんな物珍しさを取り払ってみれば、やはりそれは大学生らしい青春ストーリィ。
盲目的に恋してしまった相手がいれば、恋のライバル、珍妙な親友、いつも無表情な女の子も登場するといった、いずれも個性的な面々が集まったサークル活動なのです。
陰陽師、式神という非現実的な道具立ても、舞台が京都となれば何故かすんなり納得させられてしまいます。

いずれにせよ、エンターテイメント要素も青春要素もたっぷり詰め込まれたテンポ良い作品。楽しめること間違いなし、です。

京大青竜会/宵山協定/吉田代替りの儀/処女ホルモー/京大青竜会ブルース/鴨川十七条ホルモー/エピローグ

※映画化 → 鴨川ホルモー」   

     

2.

●「鹿男あをによし The fantastic Deer-Man」● ★★


鹿男あをによし画像

2007年04月
幻冬舎刊
(1500円+税)

2010年04月
幻冬舎文庫化

    

2007/04/29

 

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大学の研究室で助手といざこざがあり、短期間の教師勤めを命じられた主人公。その主人公が勤めることになったのは、奈良の女子高、奈良女学館
初めて箱根の関を越えて行ったその先の奈良で、下宿先のばあさん、孫の重さん、同僚教師の藤原君という温かな人物に迎えられる一方、主人公はとんでもない事件に巻き込まれます。
主人公をその事件に引きずり込んだのは、何と奈良公園で突然話しかけてきた鹿! 
古代から伝わるある儀式に関わる事柄なのですが、それに絡むのが奈良の鹿、京都の狐、大阪の鼠というのですから何とも。そしてそれに時期を合わせるかのように、“大和杯”を賭けた奈良女学館・京都女学館大阪女学館3校による定例のスポーツ対抗戦が開催されるという。その3校のシンボルもまた、鹿、狐、鼠。
そのうえ最初の任務にしくじった主人公は、何と頭を鹿に変えられ・・・というストーリィ。

表題の「あをによし」は“青丹吉”。奈良を示す和歌の枕詞で、建物の青色と丹色(赤)が鮮やかで都の眺めはグッド、という意味だそうです。
古代縁の話を現代社会に持ち込む奇想天外なストーリィという点では鴨川ホルモーと同一。ただし、舞台は京都から奈良へ。
冒頭は主人公が初めて暮らすことになった奈良の様子が、散策をするが如くに描かれます。この部分が実に伸びやかで、奈良の良い雰囲気を伝えていて楽しい。私は元々奈良が好きで若い頃は度々出かけましたが、観光旅行で僅かの間滞在するのとそこに暮らすのでは気分はだいぶ違うんだなぁ、と思いました。

冒頭、漱石「坊ちゃん」に似たものを感じました。ストーリィ全体としても似つつ、展開はそれと逆に奈良の魅力を朗らかに謳い、生徒との山あり谷ありの交流を通じて教職のやり応えも謳い上げるといった明るく肯定的なストーリィ。
最後のちょっと淋しくて忘れ難い思い出になるであろうシーン、そんな余韻も心憎い。

※表紙裏:「あをによし 奈良の都は 咲く花の 薫ふがごとく 今盛りなり」

          

3.

●「ホルモー六景」● ★★


ホルモー六景

2007年11月
角川書店刊
(1300円+税)

2010年11月
角川文庫化

 

2007/12/07

 

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傑作青春譚鴨川ホルモーの番外編6篇。

主人公は京大青竜会に止まらず、舞台は大学そして京都に止まらず、そのうえ時代まで現代に止まらずといった、番外編であれども(番外編だからこそかもしれないが)ますます融通無碍かつ荒唐無稽なストーリィ。
万城目さんの次なる物語を期待する前に、ちょっと「ホルモー」番外編で楽しく一服、という観ある短篇集。
ともかく、無類に楽しい青春譚というに尽きます。

まずは京都産業大学玄武組の有名な“二人静”=定子&彰子が登場。次いで京大青竜会の“諸葛孔明”と名を馳せたお馴染み凡ちゃん=楠ふみの登場します。
まずは“二人静”による「鴨川(小)ホルモー」で本書への食欲をかき立て、凡ちゃん登場でファンを喜ばせる。憎い構成です。
その「ローマ風の休日」は、ちょうど「鴨川ホルモー」渦中と時期の重なるストーリィ。
凡ちゃん、やっぱり好いですね〜。私は大ファンです。

それにしても「もっちゃん」には驚いた。安倍ともっちゃんの交友記がまさかあの「檸檬」に通じるとはまさか思いませんよ。
「丸の内サミット」は、京都の話なのになんで東京?と思わせられますが、ホルモーの繋がりは何も学生時代だけに終わるものではない、それから後も広がりあるものだと感じられるところが嬉しい一篇。
なお、「長持の恋」立命館大学白虎隊会長・細川珠実が主人公とはいえ、他の5篇とはちと異色な一篇。でも、こんな話もあっていいですよね。

プロローグ/鴨川(小)ホルモー/ローマ風の休日/もっちゃん/同志社大学黄竜陣/丸の内サミット/長持の恋

         

4.

●「ザ・万歩計」● 


万歩計

2008年03

産業編集センター刊

(1200円+税)

2010年07月
文春文庫化

2009/03/28

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万城目さん初のエッセイ集。

小説を書くようになったきっかけだったのだろう、高校授業での「風吹けば」の宿題のこと。化学繊維会社に就職して地方の工場で経理係として勤務していたところ、東京への転勤辞令を受けたのを機に会社員を辞め作家を志したこと。
そして、鴨川ホルモー執筆の前後事情、大阪を舞台にした第3作目の構想、大阪弁にまつわる苦労話、鹿男あをによし執筆のヒント等々。
万城目学さんという作家を身近に感じることができるようになる一冊です。

大阪弁のことといい、万城目学さんを語るに大阪を抜きにはできないらしい。
順序は逆になりましたが、先に大阪を舞台にしたプリンセス・トヨトミを読んでいるので、なおのこと同作品のことが納得できる気分です。

ニュー・ソング・パラダイス/吐息でホルモー/木曜五限地理公民/御器齧り戦記/マジカル・ミステリー・ツァー

  

5.

●「プリンセス・トヨトミ」● ★★


プリンセス・トヨトミ

2009年03

文芸春秋刊
(1571円+税)

2011年04月
文春文庫化

 

2009/03/15

 

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鴨川ホルモーの京都、鹿男あをによしの奈良に続く第3弾の舞台は、大阪。
でも表題の「トヨトミ」に首を傾げる人は、きっと私だけではない筈。

「五月末日の午後四時、大阪が全停止した」という謎めいた一文から始まる本書、ストーリィはそれに遡ること10日の月曜日から始まります。
片や東京駅から新幹線に乗り込む、大阪府庁へ検査に向かう会計検査院第六局に所属する調査官3人。
片や大阪城の西にある空堀商店街で、意を決して登校せんとする中学生2人。
全く別々のストーリィがある場所で交わった時、大阪の地で長年にわたって隠されていた秘密が爆発する、というファンタジー。
さて、今回万城目さんは我々の目の前にどんな奇想天外なストーリィを繰り広げてくれるのか、というのが楽しみ処。

「トヨトミ」という言葉に違和感を引きずってしまったのは、それがこれまでの2作と違って明らかに世俗っぽいから。
奈良、京都が古都であったのに対し、所詮大阪は近代都市。大阪を舞台に選んだ以上、それは仕方ないことでしょう。
古都ならではのファンタジー性が失われた分、スケールアップがそれをカバーしているといった風。
ただ、私としてはやはり、のどかな面白さのあった、古都ファンタジーの方が好きですねェ。

とは言え本作品も、架空物語として充分面白いし、楽しい。
なにしろ松平旭・ゲーンズブール鳥居という調査官3人と、幼馴染である真田大輔橋場茶子という中学生2人のキャラクターが際立って光っています。中でも、旭(あさひ)と茶子(ちゃこ)という女性2人の強さが格別。
また、大阪という街が本ストーリィには実に似合う。
大阪の方には叱られるかもしれませんが、関東の人間からみるとどうも関西人は・・・、と思いがち。でもこんな秘密があったとしたら、違いを納得できます。
そんな秘密を抱えているなら、大阪人、良いじゃないですか。

※映画化 → 「プリンセス・トヨトミ

    

6.

●「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」● ★★


かのこちゃんとマドレーヌ画像

2010年01
ちくまプリマー新書刊
(860円+税)

2013年01月
角川文庫化

  

2010/03/06

 

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どうして長編小説が新書で刊行?と思うのですが、それはさておき、これまでの万城目学作品とはちょっと一線を画した観のある作品。
小学校に上がったばかりの少女かのこちゃんと、いつの間にかかのこちゃんの家の犬小屋に住みついた、マドレーヌと呼ばれることになった雌猫の話。
何故そのマドレーヌに「夫人」が付くのか?というと、突然に降り出した雷雨の日、かのこちゃんの家の老犬=玄三郎の犬小屋に入り込み、そのまま玄三郎と夫婦のように暮らし始めたところから。
近所の猫たちがマドレーヌ夫人に向かって曰く、夫人は外国語を話すことができる、つまり犬である玄三郎とだけはお互いに話ができる、ということらしい。

かのこちゃんと優雅なマドレーヌ夫人、小学生の女の子と猫の物語は並行して進むようでありながら、最後の肝心なところではきちんと交わります。
その何気ない展開が、何とも心地良い。
小学校で同級生となったすずちゃん、果たしてかのこちゃんを嫌っているのか、それとも好意をもっているのか。2人が友情を築いていくところ、可愛らしくて微笑ましくて、楽しい。
そしてまた、奇跡を起こしている様子の、玄三郎とマドレーヌ夫人の夫婦関係も麗しいのです。

少女たちと、猫と犬。何ともメルヘンチックで、心温まるストーリィ。児童小説のようであって、でもやはり大人向け作品、と言うべきなのでしょうか。
ともかくも、良いですねぇ、この温もりが。

プロローグ/かのこちゃん/マドレーヌ夫人/かのこちゃんとすずちゃん/かのこちゃんとマドレーヌ夫人/エピローグ

  

7.

●「ザ・万遊記」● 


ザ・万遊記画像

2010年04月
集英社刊

(1200円+税)

2012年05月
集英社文庫化

 

2010/08/09

 

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エッセイ第2集。

冒頭は、鹿男あをによしテレビドラマ化にまつわる、綾瀬はるか、多部未華子らとのエピソード。この章、ドラマもある程度見ていたし、お2人とも好きな女優さんなので、短くあれど楽しい。
「鹿男」本屋大賞受賞はなりませんでしたが、授賞式会場での桜庭一樹さんの様子もまた、愉快。(「現場から万城目学です」

「湯治と観戦記」、開始直前にアキレス腱を切り、湯治はアキレス腱のリハビリ目的ともなる。
そして高校野球、サッカー、北京オリンピック、欧州サッカーの観戦等々まで。(「万太郎がゆく、湯治と観戦」

なお、本書の半分近くを日曜朝放映の長寿番組という「渡辺篤史の建もの探訪」という、俳優の渡辺篤史氏が視聴者のお宅を訪問するという番組についての話題が占める。
ザ・万歩計収録の「渡辺篤史 My Love」を発展させる形で雑誌「ダ・ヴィンチ」に1年間連載したエッセイとのこと。(「今月の渡辺篤史」

万城目作品に関わるエッセイは楽しいのですが、スポーツ観戦、テレビ番組についてはさほど関心がなかったので、満足感は冒頭部分に留まってしまった感じ。

               

8.

●「偉大なる、しゅららぼん」● ★☆


偉大なる、しゅららぼん画像

2011年04
集英社刊
(1619円+税)

2013年12月
集英社文庫化

  

2011/05/17

  

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京都奈良大阪と来て、今度は滋賀県が舞台。
滋賀県となれば、
琵琶湖。本書は、湖の民として特殊な力を代々受け継いできた2つの一族の対立に関わるストーリィ・・・・・ではなくて、両方の一族をこの地から追い払おうとする謎の勢力との対決ストーリィ。
主要な登場人物は、高校入学にあたって湖西から石走の日出本家にやってきた日出涼介(=主人公)、日出本家の跡取りで涼介と同級生となる
日出淡十郎、そして日出家と代々対立する棗家の末裔である棗広海の3人。
それに
“グレート清子”と異名をとる、淡十郎の姉=清子が加わります。

もうひとつ良く判らないストーリィのうえに、結末そのものも、やや釈然とせず。
全体を通して見ると、ストーリィと登場人物のバランスがイマイチだった、という印象です。

さて、「しゅららぼん」とは何の意味なのか。
それはもう、言葉で説明するのは困難、本書を読んでもらう他ありません。
でも、
「鴨川ホルモー」のホルモォ!という叫びを、ふと思い出しました。

プロローグ/石走/不念堂/竹生島/淡十郎/棗広海/グレート清子/しゅららぼん/エピローグ

      

9.

「とっぴんぱらりの風太郎(ぷうたろう) ★★


とっぴんぱらりの風太郎画像

2013年09
文芸春秋刊

(1900円+税)

2016年09月
文春文庫化
(上下)

   

2013/10/28

   

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関西圏を主体に奇想天外な物語を繰り広げることの多かった万城目学さんにしては珍しい、初の時代小説。
ふとしたミスで伊賀忍者から追い出された
風太郎(ぷうたろう)、京郊外のあばら家に住んでその日暮し。ところが追い出された筈なのに伊賀忍者のかつての仲間から仕事の呼び出しを受けたり等々、 忍者の仕事から中々足を洗えない。
その一方で、アラジンの魔法のランプならぬひょうたんに住まう
因心居士と名乗る不思議な老人に思いのままに操られ、ひょうたん作りに勤しんだりと、まぁ何をやっているんだか。
特に腕が立つ訳でもないくせに、世情に疎く情報にも関心が低くて雲行き怪しい世に一人呑気で人の好い忍者、というのが風太郎のキャラクター。そんな風太郎がいつの間にか豊臣家滅亡の戦さに巻き込まれ・・・というストーリィ。

否応なかったかどうかは別として、自らの選択で豊臣家滅亡の戦に関わる忍者もの小説として似ていると思い出したのは、霧隠才蔵を主人公とした
司馬遼太郎「風神の門」。しかし、同作品があくまで時代小説らしいもの品であったのに対し、本作品は極めて現代的な要素から組み立てられています。
ちょっとしたミスにも拘わらずトップの怒りを買って強制解雇。いつかは復職をと希望を抱いていたものの、一旦解雇したからには再雇用などありえぬ話と歯牙にもかけてもらえず。忍びこそわが一生の仕事と思い定めていたのに、伊賀集団を離れ、マカオ育ちのマイペース忍者=
黒弓と交わっているうち、いつしか忍びは一生の仕事とするに相応しいのか、自分の性格にあっているのかと、およそ現代青年と同様の疑問を抱くようになります。

豊臣家没落を題材にした歴史時代小説は数多くある訳で、本書においては現代的な問題を織り込んだところが見処。
約 750頁と読み甲斐十分ですが、中でも読み応えたっぷりであるのは最終部分。忍者ものであれば忍者同士の迫真の闘いが見せ場となるのは当然のことでしょう。
なお、因心居士、やはり万城目さんならではの登場人物です。

          

10.

「悟浄出立 ★☆


悟浄出立画像

2014年07月
新潮社刊

(1300円+税)

2017年01月
新潮文庫化

 


2014/08/12

  


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中国古典の登場人物、それも脇役といった人物たちの、ふとした心の揺らぎ等を描いた作品集。
主人公ではなく脇役だからこそ心に揺らぎがあっても不思議ではない、だからこその面白味あり。

そうした点で本書中ダントツと言ってよい程興味を掻き立てられるのは、お馴染み「西遊記」のメンバーである
沙悟浄を主人公とした表題作「悟浄出立」。妖怪の囚われとなって悟空の助けを待っている間、八戒について考えたり質問したりするというだけのストーリィなのですが、その内容が興味津々。
元々中島敦に
「悟浄歎異」「悟浄出世」という2短篇があり、自分はどこまで書けるのかと試す意味で「悟浄出立」を書いたということだそうです。
それに続く
「趙雲西航」の主人公は、これまた「三国志」のお馴染み登場人物である劉備配下の勇将=趙雲北方謙三および宮城谷昌光版「三国志」を読んできただけにこちらも興味は尽きず、面白さも遜色ありません。

上記2篇が古典小説を元にしているのに対し、以降3篇は歴史事実が元になっており、その間4年程執筆期間が空いたそうです。
「虞姫寂静」は項羽の愛妾だった虞姫、「法家孤憤」は秦王の暗殺を謀った荊軻(けいか)、そして「父司馬遷」はその娘のが主人公。
「父司馬遷」は、帝の怒りを買って宮刑(腐刑)に処された司馬遷が、何故死より宮刑を選んだのか、その後どうやって立ち直ったのかをその娘の視点から描いた篇。「悟浄出立」「趙雲西航」のような面白さは感じませんが、見逃せないストーリィです。


悟浄出立/趙雲西航/虞姫寂静/法家孤憤/父司馬遷

   

万城目学作品のページ No.2

  


  

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