“プリンセス・トヨトミ” ★☆
(2011年日本映画)

監督:鈴木雅之
原作:万城目学
脚本:相沢友子
出演:堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、沢木ルカ、森永悠希、中井貴一、和久井映見、玉木宏

  

万城目学原作の「鴨川ホルモー」映画化、「鹿男あをによし」TVドラマ化に続く、「プリンセス・トヨトミ」の映画化。

どう考えても余りな絵空事に過ぎないことを、真面目にストーリィ化しているところが、本作品の面白さ。
ただし、原作と異なり、会計検査院の調査官2人=旭ゲンズブールと鳥居の男女は入れ替えられていますし、肝腎の茶子の面白さがホンの僅か。
その分原作の面白さには到底及ばず、平面的なストーリィで終わりかねないところなのですが、そこを救っているのは、綾瀬はるか演じる鳥居調査官のトボけた味わい。
私としては、元々綾瀬はるか狙い。彼女が出演しているからこそ観に行ったようなものなので、その点は満足。

なお、本ストーリィ、東京から見ると、いかにも大阪だったらやりかねない、という雰囲気があって、だからこそ小説にも映画にも成り得ている訳です。
一方、地元の大阪から見るとどうなのでしょう? これぞ大阪、てなもんでしょうか?

2011.06.04

   
※ 原作 → 「
プリンセス・トヨトミ

         


  

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