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5.亡霊は夜歩く 6.消える総生島 7.魔女の隠れ里 8.踊る夜光怪人 9.機巧館のかぞえ唄 |
ギヤマン壺の謎、徳利長屋の怪、虹北恭助の冒険、いつも心に好奇心!(怪盗クイーンからの予告状)、人形は笑わない、怪盗クイーンはサーカスがお好き、「ミステリーの館」へようこそ、虹北恭助の新冒険、虹北恭助の新・新冒険、怪盗クイーンの優雅な休暇、あやかし修学旅行 |
都会のトム&ソーヤ1、ぼくと未来屋の夏、僕と先輩のマジカル・ライフ、虹北恭助の冒険−高校編−、怪盗クイーンと魔窟王の対決、都会のトム&ソーヤ2、虹北恭助のハイスクール・アドベンチャー、笛吹き男とサクセス塾の秘密、都会のトム&ソーヤ3、オリエント急行とパンドラの匣 |
都会のトム&ソーヤ4、ハワイ幽霊城の謎、赤い夢の迷宮(勇嶺薫)、卒業、恐竜がくれた夏休み、虹北恭助の冒険−フランス陽炎村事件−、モナミは世界を終わらせる? |
●「怪盗道化師(ピエロ)」● ★★★ |
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2002年04月 |
児童書ですが、出会えたことが嬉しくなる、そんな作品です。
西日本の小さな町「どんで」の商店街にある、西沢書店のおじさんが主人公。2人の子供も独立し、奥さんは既に亡く、お客さんは駅前の大きな書店に行く為、相棒の老犬ゴロと暇を持て余しています。 お惚けおじさんを主人公にしたユーモア小説か、と思い読み始めたのですが、あにはからんやこれが大当たり。“道化師に不可能はない”とばかり、本当に活躍してみせるのです。それも、心温まるものばかり。そして、現実話と思っていたのに、どんどんファンタジーな領域にまでストーリィは広がり、そのうえユーモアも充分織り交ぜられています。 読んでいて楽しかったなぁ。鯛焼きのシッポまでアンコ入り、という文句がありますが、まさに最後の1頁まで満ち足れリ。 |
●「バイバイ スクール−学校の七不思議事件−」● ★☆ |
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1996年02月 |
“夏休み”もの第1作。舞台となるのは、全児童が6人という大奥村小学校です。 児童書だからと侮るなかれ。真相を推理するヒントはきちんとストーリィの中に提示されています。そのうえで、語り手である6年生の宮沢和子から「読者への挑戦」があったりと、構成は本格推理小説そのものです。また、すぐ真相を見破ってしまう名探偵も登場。 |
●「オタカラ ウォーズ−迷路の町のUFO事件−」● ★ |
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2006年02月 2004/01/10 |
「バイバイ スクール」に続く“夏休み3部作”パート2の由。 山之城町が、タダの町ではない。4百年前に突如空から落ちてきた人物(絵者)が、1日にして城を作り、1週間で迷路のような町を作ってしまったという伝説の町。 |
●「そして五人がいなくなる−名探偵夢水清志郎事件ノート−」● ★★ |
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2006年07月 |
“名探偵夢水清志郎事件ノート”シリーズの第1作。 はやみねさんの語る推理小説の条件とは、(1) 名探偵が登場すること、(2) 不思議な謎が出てくること、(3) 「本格」の二文字がついていること、だそうです。 それを象徴するかのように、夢水清志郎は自ら「名探偵」と名乗る人物。年齢不詳、いつも黒いサングラスと黒い背広というスタイル。そして、その助手となるのが、岩崎家の亜衣・真衣・美衣という三つ子の姉妹。 自ら名探偵と称する人物に出会ったのは、北村薫「冬のオペラ」に続き2人目。北村版・巫探偵がペーソスを感じさせるのに対して、はやみね版・夢水探偵はノホホンとユーモラス。しかし、どちらの作品も、本格派推理小説であることに間違いありません。 いつ食事したか、自分の誕生日さえ忘れてしまう夢水の探偵能力に三つ子の3人は懐疑的ですが、巨大遊園地にて誘拐事件が発生し、夢水探偵の真価が問われることになります。 |
●「亡霊は夜歩く−名探偵夢水清志郎事件ノート−」● ★☆ |
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2007年01月 |
“名探偵夢水清志郎事件ノート”シリーズの第2作。 亜衣・真衣・美衣が通う虹北学園にある四つの伝説−「時計台の鐘が鳴ると、人が死ぬ」「夕暮れどきの大イチョウは人を喰う」「校庭の魔法円に人がふる」「幽霊坂に霧がかかると、亡霊がよみがえる」。 虹北学園祭が近づく頃、その伝説が実現するような奇々怪々な事件が、次々と虹北学園内に起きます。さて、その真相は? なにやら学園ホラーのような出だしですが、本書はあくまで学園ミステリ。というより、本書の楽しさは、そんな事件より学園祭の準備に活気付く虹北学園の雰囲気にあります。高校生活、学園祭の頃と、つい自分自身のその頃の思い出が甦り、ワクワクした気分にさせられてしまうのです。 |
●「消える総生島−名探偵夢水清志郎事件ノート−」● ★ |
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2007年07月 |
“名探偵夢水清志郎事件ノート”シリーズの第3作。
今回は、映画の予告編制作ロケの出演者に選ばれた岩崎家の三姉妹に夢水もくっついて、万能財団の所有する無人島に出かけるというストーリィ。 |
●「魔女の隠れ里−名探偵夢水清志郎事件ノート−」● ★☆ |
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2008年01月
2004/03/27 |
“名探偵夢水清志郎事件ノート”シリーズの第4作。
雑誌「セ・シーマ」のタフでスピード狂の編集者・伊藤真里が、愛車ポチ1号とともに本書にて登場。 第1部はそれ程の謎ではないけれど、第2部における予想外の犯人像、過去に遡る推理劇に、意表をつく面白さあり。 第1部 消える足あとと幽霊のシュプール/休憩 羽衣母さんの華麗な一日/第2部 魔女の隠れ里 |
●「踊る夜光怪人−名探偵夢水清志郎事件ノート−」● ★ |
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2008年08月
2004/01/25 |
“名探偵夢水清志郎事件ノート”シリーズの第5作にして、“踊る夜光怪人”が登場する巻。なにやら江戸川乱歩・少年探偵団を連想させられます。
亜衣・真衣・美衣の三姉妹は、本巻から虹北学園の2年生。 今回は、ミステリというより、夏という季節柄か、暗号解読という要素もあってトム・ソーヤー的冒険物語風。 |
●「機巧館のかぞえ唄−名探偵夢水清志郎事件ノート−」● ★ |
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2009年01月 |
“名探偵夢水清志郎事件ノート”シリーズの第6作。
主ストーリィである「夢の中の失楽」は、老推理作家・平井龍太郎の住む機巧館に伊藤真里と共に招待された夢水、三姉妹が、老推理作家の仕掛けた謎に挑戦するという話。 むしろ、ショート・ストーリィである「怪談」「さよなら天使」の方が楽しめると言えます。 怪談/夢の中の失楽/さよなら天使 |
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