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31.都会のトム&ソーヤ4 32.ハワイ幽霊城の謎 33.赤い夢の迷宮(勇嶺薫名義) 34.卒業 35.恐竜がくれた夏休み |
【作家歴】、怪盗道化師、バイバイスクール、オタカラウォーズ、そして五人がいなくなる、亡霊は夜歩く、消える総生島、魔女の隠れ里、踊る夜光怪人、機巧館のかぞえ唄 |
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虹北恭助の冒険−高校編−、都会のトム&ソーヤ1、ぼくと未来屋の夏、僕と先輩のマジカル・ライフ、怪盗クイーンと魔窟王の対決、都会のトム&ソーヤ2、虹北恭助のハイスクール・アドベンチャー、笛吹き男とサクセス塾の秘密、都会のトム&ソーヤ3、オリエント急行のパンドラの匣 |
●「都会のトム&ソーヤ4−四重奏−」● ★ |
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2006/07/27 |
このシリーズもあれよあれよという間にもう第4巻目。あっという間ですね。 シリーズの最初から疑問に思っていたことがひとつ。竜王創也が“ソーヤ”なのは判るけれど、内藤内人が何故“トム”?ということ。 それが本書の冒頭で明らかにされます。「ないと」=「と」が無い、つまり「ト」が無 → 「トム」なのだそうです。 「おー!」というより、いささか呆れた方に近いです。 前半は中学校の体育授業が舞台。映画好き同級生のコンテスト応募のため、校外マラソンの最中に内人と創也が抜け出し、ゴールまでに戻ってこようという学園もの。 OPENING/大脱走/番外編:栗井栄太は夢をみる。/深窓の令嬢の真相/おまけ:保育士への道/ENDING |
●「ハワイ幽霊城の謎−名探偵夢水清志郎事件ノート−」● ★ |
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2006/12/03
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“名探偵夢水清志郎事件ノート”シリーズの第11作目。 今回は趣向を増して、舞台は初の海外(ハワイ)へ。それに加えて
130年前の事件と現在の事件をめぐるストーリィを同時並行して進めるという、2重の面白さ付き。 130年前にパリと間違えてハワイに上陸したのは、超古流剣術・天真流の名人である芸人の中村巧之介と、“名探偵”を自称するものの常識ゼロ+食い意地のみ張っているというまさに清志郎そっくりの夢水清志郎左衛門。 |
●「赤い夢の迷宮」(勇嶺薫名義)● ☆ |
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2010年05月 2007/06/20 |
はやみねさん初の大人向けミステリということで、筆名も「勇嶺薫」にて刊行された作品。題名にある「赤い夢」は、はやみねさんいつもの決まり文句です。 ストーリィは、小学生の頃7人の仲間で出かけたOG(大柳爺さん)のお化け屋敷での出来事を発端として、その25年後再びそのお化け屋敷に集められた彼らの間で起きる連続殺人、というもの。 |
●「卒 業〜開かずの教室を開けるとき〜−名探偵夢水清志郎事件ノート−」● ★☆ |
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2009/04/19
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“名探偵夢水清志郎事件ノート”シリーズの第12作目。 謝恩会実行委員長、先生たちに一番迷惑をかけたのは・・・ということから圧倒的な他薦によりレーチが任命されます。 ミステリというよりホラー・サスペンスと言ってよい出だしですが、解き明かされてみればやはり密室ミステリ。 さて、亜衣とレーチは同じ高校へ進学できるのか、そして珍獣=夢水清志郎は? という関心点は読んでのお楽しみです。 |
●「恐竜がくれた夏休み」● ★★ |
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2010/07/03
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「バイバイスクール」「オタカラウォーズ」から15年空いてしまいましたが、上記2作に続く“夏休み三部作”の3作目だそうです。 小学校6年の夏休み、美亜・ヒデヨシ・仁・ヒメの4人が遭遇したのは、何と太古に生存して絶滅した筈の恐竜。 4人が出会ったロロは、恐竜が絶滅した六千五百年前“フィーネの時”からタイムスリップしてきた恐竜。 太古に栄えて絶滅したとはいえ、恐竜が栄えた期間は一億六千万年。人類の五百万年に比べるととんでもない長さです。 |
●「少年名探偵 虹北恭助の冒険 フランス陽炎村事件」● ★ |
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2009/09/19
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“虹北商店街”シリーズ最終巻。 「探し物があるんだ」と旅に出た虹北恭助、盆と正月には帰ってくると言っていたのに帰って来ず。 一応ミステリ作品なのですが、謎が解けてみれば、夢水清志郎的真相+ドタバタ喜劇というストーリィ。 ※「あとがき」で、フランス陽炎村と夢水清志郎、怪盗クイーンとの関わりが解説されています。ファンなら見逃せない部分。 |
●「モナミは世界を終わらせる?」● ★ |
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はやみねさんの作家生活20周年記念作品だそうです。そして、はやみねさんにとって初となる冒険ファンタジー。 子どもから大人まで、全ての読者に物語(ファンタジー)の喜びを伝えようという“カドカワ銀のさじ”シリーズ中の一作としての刊行です。 登場人物の突拍子もないキャラクターでストーリィを引っ張っていくところは、いつものはやみね作品に共通するところ。 主人公となるのは、高校一年生、極めつけのドジッ娘である真野萌奈美(モナミ)。 高校で萌奈美の周辺に起きるドタバタが、何故かそのまま世界情勢の危機とシンクロしている、という設定が本作品の鍵。 つまり、萌奈美の行動如何によっては、地球すなわち世界が終ってしまうかもしれない、という危機。 その萌奈美の命を狙う者がいるらしく、萌奈美の監視かつボディガードを名乗る、丸井丸男という転校生も登場。 ファンタジーというかSFと言うべきか、奇抜なストーリィではあるものの、因果関係がトンと判らず付いていけない、というところがあり。 結局何が何だかよく判らないストーリィだったなぁという印象です。 主人公の萌奈美も、余りのドジッ娘ぶりは滑稽ではありますが、愛嬌有りというまでには至らず。 |
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