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弦楽四重奏曲第8番作品110−第2楽章
last updated: 2001.3.14

弦楽四重奏曲第8番概説 ▼第3楽章

第2楽章 Allegro molto 嵐のようなトッカータ
11 A sfff のアクセントのついた強烈なダウンビートので始まる。DSCHが嵐の中の小舟のように翻弄され(16.5)、最高音で叫び(17)、低音で呻く(20)。

mid
(自由を)渇望するかのような、革命歌「今日は自由よ」のイントネーションが聞こえる(12.5, 15.7, 18.14)。


mid
21 B その頂点で、ソレルチンスキーを追悼して書かれたピアノ三重奏曲第2番終楽章のユダヤの旋律が、fff molt espressivoで引用される。2つのバイオリンが2オクターブ離れたユニゾンで演奏し、チェロとビオラがアルペッジョで伴奏する。
ピアノ三重奏曲第2番終楽章ユダヤの旋律(「死の踊り」)

mid
23 A' 縮められた DSCH の繰り返しの上に、引き伸ばされた DSCHが演奏され(23.4)、それに続いて三連符を伴う音型が繰り返される。

mid
高音部と低音部を入れ替えて繰返した後(26)トッカータの旋律に戻る(27)。「今日は自由よ」のイントネーション(31)に続いてDSCH(31.9)が最高音で演奏される。
33 B'

今度はバイオリンが伴奏にまわり、チェロとビオラでユダヤの旋律を演奏する。突然何もかも停止する(34.16)。


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