そこいらで撮影したテキトーな写真

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【 ▲水ヶ塚から宝永第一火口縁! 】

【 ▲天照教奥之院と村山古道 】

【 ▲村山古道で富士宮六合目敗退! 】




2020 年 03 月 25 日(水)【 ▲水ヶ塚から宝永第一火口縁! 】

3/23(月)に雪が降ったらしく、水ヶ塚のライブカメラで雪を確認
本日行ってきました〜
前回の御胎内と同じコースではつまらない
水ヶ塚から宝永第一火口縁まで往復してみました

登山口から雪があり、土と雪が半々
シャリシャリと歩きますが、徐々に氷っぽくなる
時々ズルっと滑りますが、御殿庭下まではアイゼンなし
そこから斜面も急になるのでアイゼン装着
御殿庭中を過ぎると強風と斜面が少し氷っぽくなる
さらに観測装置跡の先は雪が飛ばされて岩と雪のミックス
なんとか予定通り第一火口縁まで行ってきました

そこでカメラを出し、下りは写真を撮りながら下山


canon 6D + Fisheye 対角180°無修正
空がこんなに青く撮れました〜

観測装置跡から山頂方向を撮影
左のピークが富士山頂
右は宝永山
右手前の窪みが第 2 火口
上の窪みが第 1 火口

宝永山方向の登山道は雪に埋もれて消失
行くつもりはありませんでしたが、ズボズボだったでしょう


※ 位置関係を誤って解釈していたようです
第一火口縁から東が宝永山方面なので、歩行は可能でした
稜線が似ているので、勘違いしてました
( 2020/05/18 訂正 )


春の柔らかいシャリシャリ雪だから常人でもここまでは登れる
気温も夜間氷点下、日中はプラスになりますからね


さて、本日の行程

水ヶ塚上(入山) 0701
須山上り1.5合 0734
御殿庭下 0826 - 0834 アイゼン装着
第2火口縁先でレインウエア着用
宝永第 1 火口縁 0955 - 1010 カメラ出して下山開始
御殿庭下 1115
途中アイゼン外し、レインウエア脱ぐ
須山上り1.5合 1209
水ヶ塚上(下山) 1237


雪道は時間がかかりますね
ロスなく歩いているつもりでも、すぐに 1 分、2 分ロスする感じ
アイゼン着け外し、雨具の着脱はもちろん
スマホをちょっと見るでもグローブ外してすっごい寒いし・・・
手がかじかんでうまく操作できなかったり・・・
フードを被ろうとしたらサングラスの紐とカメラのストラップがこんがらかって!

なんか宇宙時間っていうか、スローに感じました

それでもほぼ時間通りに下山でき、大変良かったと思います
今日は下りで 2 名の登山者とすれ違いました
無理しなければとても良い山歩きと思います



本日のネタ


#1 アルミアイゼン



本日はミックスが予想されたので安いアイゼンで・・・
amazon で 5,000 円くらいでゲットしたアルミ製
セミワンタッチでもなく、前コバのある高級靴は必要ない
BRS S-10 とかで、韓国製かと・・・
山屋で購入するアイゼンはアルミだと 2 万円〜とか高すぎる
イタリアも日本もがんばってもらいたい

本日 3 時間くらい歩き、半分くらいはミックス
先端が少し丸くなってしまうけど、安いから問題ない?
とても軽いし、歩行の不具合は全くない
いいんでないかな?

写真では分かりずらいですが、シリコンのプレートを付けている
自作のアンチスノープレート( ASP )です
DAISO のシリコン製のケーキ型をカット
" シリコン製ケーキ型スクエア型 20 cm × 20 cm " というもの
300 円商品でしたが、左右 1 ペア分作製できた
深さ 5 cm ほどの正方形のトレー
平面部分でなく、底のフチの曲がった部分がセンターになるようにカット
凸になった方がペガペガして雪の剥離がよいと考えたからです
その方が枚数も取れ、都合もよかったことも・・・
ロックタイで固定するのですが、いい加減に穴を明けると裂けてしまう
ドリルなどで丁寧に明けた方がよいようです

写真は右足
左足にはタッパーのフタで作った ASP を付けていた
タッパーのフタは柔らかいポリエチレン( PE )製

どちらも雪の付着はなかったのだが、PE 製は少し滑った
凸面を踏んだ際、PE が滑るのだと思う
クルマで言えば亀のこ状態か・・・
深いワダチにハマって腹が地面に当たり、タイヤが滑るみたいな

シリコンは柔らかく、変形しやすいので良いのだと思います
問題は耐久性ですが、本日 3 時間は全く OK でした
おそらく 10 時間くらいはもつと思われ、日帰り山行では十分でしょう
原価が安いのでスペアを何個か作っておけます

作製も最初に型ををとっておけば簡単です
@ クリアファイルをアイゼンにあて、ハサミで切りながら型をつくる
A その型をシリコンなどの素材にあて、ペンで周囲をなぞる
B ハサミでカット
C アイゼンにあて、前後数カ所ずつロックタイを通す穴を明ける
D ロックタイで固定する(前後 4 〜 5 本ずつ)

型を取るのは面倒ですが、かなりアバウトでいいでしょう
ペガペガしてた方が変形して雪がつきにくいでしょうから・・・


#2 Waaaaay!

前回も紹介したスマホのアプリ
今回具体的に使用

水ヶ塚の下りは単調で長いー
MAP を見て何分と書いてあっても、いつ着くのやら・・・
最後の区間で Waaaaay! で水ヶ塚をセット
するとあと 500 m と出た

経験的に 100 m は 160 歩弱
ウォーキングマシンのトレーニングで数値を見てますからね

じゃあ 800 歩で着くじゃん・・・
数えて歩くとほぼピッタリ!
驚きです

役に立つと思います
もちろんミスコースの心配などあれば最適と思います

余談ですが、
私の歩数の数え方は 4 歩で 1 つ数える
もう慣れてしまって無意識に数えられる感じ

だから、200 数えてほぼピタリ到着でした
これは水分補給や行動食摂取でも活用
例えば、200 数えたら 1 回水分を摂取する、など
バテ具合でテキトーに決めるんですけどね
バテバテだと 50 数えたら深呼吸して 1 口飲む、とか





雪が降ってアイゼン履けて良かったです




2020 年 04 月 05 日(日)【 ▲天照教奥之院と村山古道 】

コロナの影響で心身ともに活動低下
それではいかんと無人の世界へ
本日は天照教奥之院と村山古道の一部を散策に行きました
標高 1,000 m あたりを走る富士山麓線に天照教奥之院への参道入り口がある
山登りではないので無礼のないようににそっと登る
参道は富士山に向かってまっすぐ伸びていて感動的



空は晴れていて富士山頂の雪がまぶしい
雪が解けてすぐなので色がなくて残念
青々と葉が茂った頃に来ると良いかもしれない

T くんの大学合格のお礼をして参道入り口に戻る

戻ったそこは村山古道の交差点でもある
ほんの少し、700 m ほど入ってみた
吉原林道に出たところまでですね



資料で見ていた通り、倒木があったり、やや荒れた登山道
しかし、踏み跡もはっきりしていて迷う心配はない感じ

7月に予定している " 富士山登山ルート3776 "
これでは 1700 m 付近から村山古道を通る予定
かなり下の方ではありますが、今回歩いてみたわけです

一度村山古道で富士宮 6 合目まで歩いてみたい
いきなり本番でダメだ―、ってのは困りますからね



#1 Waaaaay!

3 回連続で登場のアプリ
村山古道のようなマイナールートでは大活躍
今回も村山古道が吉原林道に出るポイントをセット
踏み跡が微妙な時、これを見るとはっきりと分かる
方角と距離が分かるので、超安心

帰りもメモリーしてある入山口をセット
あと何メートルか分かっちゃうんだからすごいです
ルートファインディング能力は低下しちゃうかも・・・


#2 エースくん、ピンチ

山行とは無関係ですが、帰り道の出来事
" 富士山登山ルート3776 " で歩く道路をチェックして通った
未舗装路だったけど、4WD のエースくんは楽勝だよね
ところが、道が狭くなって大雨でえぐれた場所が!

慎重にゆるりと進みますが、大きく傾いて半スタック
車輪が空転して進めない感じ
慌てずバックし、勢いをつけて乗り越えてクリア

さらに、もう 1 か所難所が現れて苦戦
四角いマンホールみたいな突起があり、周囲がえぐれてる
跨げるかと進んだら、ガイーンッ!ってヤバい感じ
ここもバックできたから良かったのですが、どうしようか思案
1 つ難所を越えてきているので、長距離バックは無理
最悪降りて石を積んだりして乗り越えるつもり・・・
少し長くバック
勢いをつけつつマンホールに車輪を乗せるように乗り越え
何とかクリア

2 か所クリアの際には左右に寄るので枝がボディにキィー―――ッ って
それは仕方がないですか・・・

林道を出た場所で LED 照明を出して下回りをチェック
オイル漏れやアームの変形などはなし
ロアアームやアンダーガードに強い衝突の痕跡確認
タイヤはフロント左右が泥土べったり
リアフェンダーに泥の跳ね揚げべったり

しばらくはそっと走行
足回りには問題なさそうでよかったです

タイヤはスタッドレスですが、オフロードタイヤではない
強い空転や反動をつけた乗り越えはパンクの危険もある

エースくんはリアに LSD あるけどセンターやフロントにはない
フロントの 1 輪が空転したら進めないんですね
反省し、今後は不用意に突入しないよう気を付けましょう

歩いて通れることは確認できたんですけどね・・・





本日は朝の 0537 に家を出て、昼の 1245 に帰宅するまで誰にも会わなかった
コロナ騒ぎでは ETC やセルフスタンドはいいですね
街ではウォーキング、ジョギングしている人を多く見かけました

登山は不要不急の外出ですが、ある程度運動もしなくてはならぬ
精神面でも運動は望ましいことと思います
登山者の少ないマイナールートなら問題ないと思われ、今後も出動の予定

セルフのスタンドではマスクをしたんですけどね・・・




2020 年 04 月 08 日(水)【 ▲村山古道で富士宮六合目敗退! 】

コロナで自粛なのですが、動かないとストレスがたまる
無人の山なら許されるだろうとまた山に行ってきました

本日は村山古道の標高 1350 m 付近から富士宮六合目を目指しました
標高的な計算からは行けると思ったのですが、なんと残雪++
03/25 に行った宝栄第一火口縁の感じではほとんどないと思ってました

アイゼンは持って行ったのですが、登山道が見えない!
富士宮五合目から宝永第二火口縁に至る登山道まで到達
その先は登山道がまったく不明
雪の上をリボンを頼りに登ることはできる
しかし、夏の下見的には意味がないと判断
撤退して下りてきました〜



本日の到達点
富士宮五合目から宝永第二火口縁に至る森林コースを横断する場所
森林コースがどこかもよく分からん
リボンもほとんどないし



横渡の先にあったやかん
朽ちていますが、なくならずにありました

下山後に調べたら、標高2230メートル地点の一ノ木小屋跡
雪に埋もれて分かりませんでしたが、石段の左手上に置かれているもの
室大日堂・木戸室・茶屋室などと呼ばれていた場所だそうです

自分、頭脳に歴史とかの引き出しがなく、細かいことはその場限り
せめて、古い登山道を痛めないよう登らせていただきます


本日のコースは地点の説明が難しい

入山地点は村山古道が富士宮富士公園線(富士山スカイライン)7.8 km ポストでクロスする点:MK1
通過点は
村山古道が富士公園太郎坊線(富士山スカイライン)10.8 km ポストでクロスする点:MK2
村山古道が富士山自然休養林歩道のガラン沢・高鉢コースとクロスする点:MK3
大きな枯れ沢(日沢?)を横断する、横渡
本日の到達点は富士宮五合目から宝永第二火口縁に至る森林コースとクロスする点:MK4

としておきます

っで、行程は、

MK1 0646 入山
MK2 0724 - 0728
MK3 0741 - 0744
横渡 0833
その先アイゼン装着 0847 - 0853
やかん 0918
MK4 1000 - 1030 レインウエア上下着用+徘徊し下山開始
やかん 1106
横渡 1131 - 1145 アイゼン、レインウエア収納、休憩
MK3 1229
MK2 1244 - 1246
MK1 1323 下山

でしたー

横渡から先は雪でルートが分かりづらく、タイムは遅いでしょう
夏の役に立ちません
踏み跡が分からないとリボンが頼りですが、間違ったリボンもある
登山道を塞ぐように出た枝もあってさらに難しい・・・
積雪下でマイナールートを歩くのは大変ですね



さて、本日のネタ


#1 アイゼンのアンチスノープレート( ASP )



自作で取り付けたシリコン製の ASP
外す際には無残にこんな
本日はザラメ雪でガシガシ歩いたし、ミックスも・・・
ASP がなくても付着しない雪だった

もうちょっと固定をしっかりすればよいのかな?
シリコンはロックタイで固定しても裂けてしまうので難しい

さらなる改良を目指しまーす

ちなみにこれはアマゾンで買った韓国製のアルミアイゼン
5,000 円くらいでゲット
持つにも軽量( ケース込み 517 g )だし、歩行は全く快適
写真でも少し分かりますが、ミックスでは減りは早いでしょう
岩に乗った時、柔らかく当たる感じで足に優しい?
スチールだとゴキッ!っですが、これはシャクッって感じかな〜
減りが早くても安いから、買い替えも視野に入れれば良いと思います



#2 Waaaaay!

またまた連続で登場のアプリ!
今回はさらに大活躍
遭難とはいわずとも、MK4 で下山ルートが分からなくなった
ウロウロと徘徊して上部のルートを探すうち、クロス点が不明に・・・
全面雪の森林だから特徴もなく、マズイ感じ
しかし、MK4 到達時に位置をメモリーしておいた

Waaaaay! で MK4 を目的地にセット
すると、40 m 東下方に行けっ、っと出た
指示通りに歩いたら登りで確認した標識がありました!

恥ずかしい話ですが、
同じような木がたくさんある林
地面は全面が雪
っとなると本当に分からない
たくさんテープを巻けばいいですが、そうでもしないと!

今回はほんとに役に立ちました

その他にも、やかん、横渡、など往路でメモリー
復路ではそれを目的地にし、チェックしながら歩きました

自分にとって重要な装備となっております



#3 アイゼン歩行

今回、約 3 時間アイゼン歩行
氷壁はありませんが、やや硬い急斜面
一歩一歩注意して歩きましたが、右足首が痛い
湿布を貼って寝ました

倒木に乗って超える箇所
ズボッと膝まで埋まる所
斜めに効かしたつもりがズルっと滑る箇所
前爪を蹴り込まないと登れないステップも

微妙に足首に負担がかかるのだと思います

スキルアップしかないのでしょうか・・・



#4 装備の脱着

めちゃくちゃ急いではいないのですが、ロス時間が気になる
今回、作業前後で時計を撮影

アイゼン装着は約 4 分 30 秒
レインウエア上下着用は約 7 分 30 秒
アイゼン外し、レインウエア上下脱ぎ→収納で約 7 分 0 秒

でした

アイゼンの写真を撮ったりきれいにたたんだりしてるので不正確
時間的に短い方が良いに決まってます
っが、ウエアをぐちゃぐちゃに押し込んでもあとで困る
汗かくほど急いで着換えてもねぇ

さりげなくすごく早い、ってのがカッコイイでしょう

対策と練習と慣れ、かな?



#5 Strava の軌跡

スマホのアプリ、" Strava " も起動している



本日の軌跡
左の道路が富士宮五合目に向かう富士山スカイライン
村山古道はかなりまっすぐに山頂に向けて延びている
往復山行だと面白みがないが、記録的な意味ではありかと・・・

スマホ上では拡大もでき、



MK4 付近の拡大では迷っているのが分かる
縦の白い点線は何と村山古道
Strava のマップには村山古道が表示されている
下の横に走る白い点線が五合目と第二火口縁を結ぶ森林コース
交点が MK4 ですね

登ってきた軌跡とマップの交点は一致
上部のルートを探しながら下山位置が不明になって迷っています
探しに行った上部の方は村山古道のルートとマッチしていたようです

この全面が雪でしたから、ルートを探すのは無理でしたね
雪が解けて踏み跡が分かる時期に来ようと思います

登山も電子化ですね



#6 単独行でマイナールートのアイゼン登山

どう言い訳しても危険ですね
とてもおすすめできません

私なりに対策をして臨んでおります
当 HP で紹介しておりますが、昨年からステップを踏んでチャレンジ

@ 昨年 10/30 に旧料金所から御殿庭下
A 11/20 に PICA 表富士から旧料金所
B 今年は 03/20 に須山御胎内から御殿庭入口
C 03/25 に水ヶ塚から宝永第一火口縁
D 04/05 に村山古道の 1,000 m 付近

@、A、C は今回のルートのエスケープルート候補になります
@、A、B はルートの分かりづらいコースのスキルアップ
B、C はアイゼンの装備確認とトレーニング
D は下の方ではあるけれど、村山古道の確認
五合目から第二火口縁の森林コースも何度か経験

です

単独ですから一歩一歩慎重に歩きます
危険なら一歩を踏み出さない決断をして撤退できる決意
装備は軽量化を含めてかなり吟味して充実のつもり
脚力的には自宅でのトレーニングと昨年までのタイム
経験的には富士登山 55 回とコースバリエーション

くれぐれも軽い気持ちでチャレンジせぬよう注意してくださいませ





コロナ騒ぎで外出するのは不謹慎かな?
家を出てから帰宅まで誰にも会わないので、許されると思っておりますが・・・






つづく・・・



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