Soft Report


2002年分のSOFTのReportを掲載しています。



1998年分 1999年分 2000年分 2001年分

TITLE

LostPassage
Caliz
Wind -a breath of heart-
PrincessHoliday
みずかべ
水月
Piaキャロットへようこそ!!3


2002/12/19

LostPassage (For Windows98/Me/2000/XP)

6月に購入した3本の1つ、LostPassageをとりあえず終了。(^^;

きみづか葵さん、蓮見江蘭さんと人気原画家を起用しているので
いかにもキャラゲーだろうと思っていたのですが、実はもっと鬱な
ゲームでした。(笑)

CD-ROM2枚組、インストすれば後はCDチェックはなしです。

女性のみフルボイス、といっても主人公以外はほとんど野郎は
出てくる事はないのでまあ普通。声優さんはうまい方ではないかと。

システムとしては特筆すべき点はないんだけど、ゲーム起動時に強制的に
OPが流れるのは大変うっとおしい。これは何とかして欲しい。

あと、音がでかい。環境設定でBGMとWAVはコントロールできるんだけど
かなり小さめにしてやっとちょうどいいくらい。これは、という曲は
ありませんでした。サントラ出てるくらいなのにね。(笑)

プレイ期間は2週間、主人公が教育実習を母校でやっている間になります。
かつての担任であり恋人だった女性や幼なじみの可愛い年下の女の子、
大学の同じサークルの女性等妙にもてる環境にあるのはエロゲならでは。(笑)
珍しく主人公の顔も出ます、結構いい顔してるし優しいしちょっとHなのも
エロゲならでは。(^^;

意外にHシーンは多く、濃く、しかもシチュエーションも幅広くて
これはグッドでした。

シナリオとしては難しい方ではないのだけど、とにかくエンディングの数が
多い。一度バッドエンドをくらわないとハッピーエンドルートがでてこないとか
ヒロイン以外の全員のTRUE ENDを出さないとヒロインのTRUE ENDルートが
でてこない等やる気が途中でなくなります。実際ヒロインの観月のエンドの1つ、
沙雪全エンド、育美エンドでやめました。

最大の難点は歴史のうんちく、というか説教があまりにも多くて途中で
投げ出したくなる事。そこまで歴史を絡ませなくてもいいじゃないと。

シナリオはまぁ我慢できる、キャラはいい、システムもまあ悪くない、
しかし歴史を全面に出した事でゲームとして楽しめないのはもったいない事です。




2002/12/08

Caliz (For Windows98/Me/2000/XP)

珍しく新作をクリアしました。(笑) 11/29発売ですよ。
ブランドはCronus、ジャンルは「メイド愛育シミュレーション」。

CD-ROM3枚組ですが、音声が不要であれば2枚でOKです。
起動時にCDチェックがありますが、DAEMON TOOLsでマウントしても
問題ありませんでした。

原画はCronusという事で当然葵羽鳥さん。
可愛い顔を描くし、巨乳じゃないキャラを描いたのを見た事がないんですが、
なんか身体のバランスが不自然だなあ。アングルが変わった時に大変違和感を
感じます。普段あまりこういう事は気にせんのですが、今回はさすがに。(^^;

システム自体は可もなく不可もなくという感じ。
ゲーム開始時に2人のメイドのうち攻略したい方をプレイヤーが選び、
以後は選んだメイドとのストーリーが進行。プレイ期間は14日間。

1日のサイクルとしては(1)朝の奉仕H>(2)学園内でH>(3)ベッドでH。(笑)
(3)に限り、どんな体位/プレイでHするかをプレイヤーが選択できて、
選択できる体位/プレイの種類は、メイドに設定されているパラメータ値に
よって増えていくわけです。本当にHしまくり。(爆) ま、若いから。(^^;

パラメータといっても「愛情」と「開発」の2つだけ。
バランスが意外に難しくて何も考えずに進めるとバッドエンドになります。
9日目と12日目でパラメータチェックがあり、ここで両方のパラメータが
一定値以上に達していないとダメ。

9日目のチェックで純愛ルートと調教ルートに分岐、12日目のチェックで
エンディングが確定。どちらのチェックでも僕はバッドくらいました。(笑)

主人公は「真面目で心優しい少年。性衝動に素直で、気のおもむくままに
恋人(メイド)の身体を求める。」という事ですが、ちょっとなぁ。(^^;
台詞がとても軽く感じますね。まあ(懐かしい言葉で)オカズゲーだと
こんなもんですか。(笑)

他人を疑うことを知らない純粋な性格で甘えん坊の年下のメリッサと、
誠実で普段はクールな面が際立つが、実は甘えん坊のセシリア、どっち?と
言われれば当然セシリアでしょう。(笑)

純愛、調教どちらのルートでもセシリアはOK(何が?(笑))なんですが
メリッサは調教ルートだと痛々しいなあと感じるシーンがありました。

全部のHシーンを見るには4周くらい必要らしいですが、とてもやる気には
なれません。声もあってCGも(まあ)悪くないんですが飽きちゃう。
いいとこ2周までしか楽しめないでしょう。

SLG部分が何とも中途半端で、純愛と調教を選択できるようにした
方がよかったんじゃないでしょうか。

悪くはないんだけど、強くお勧めできる点もない。人数を2人に絞った
のが欠点に作用しちゃったかな。




2002/11/18

Wind -a breath of heart- (For Windows9x/2000/XP)

今年の春発売された話題作の1番手、「Wind」やっとプレイしました。(^^;
発売前と発売後で大きく評価の変わった作品でありました。
発売前はやはりOP。発売後はシナリオ。(笑)

ジャンルはインタラクティブ・ノベル。keyのAirと同じ感じで
選択肢はあるけど基本的に読むものです。

キャラデザは結城 辰也氏が一応メイン。ツインテールへのこだわりは凄いとか。(笑)
どのキャラも個性的で可愛いです。曲もMOVIEもいい感じです。CGもいいし。

が、いかんせんシナリオが。ストーリーはいいんですけどねぇ。
第1部と第2部に分けた理由がわからなかったし、第2部のあまりに唐突な
展開がついていけなかった(というか消化不良)です。(その設定はねえだろと)
第1部があまりにのんびりしていた反動もあります。

第2部もあっさり終わるので「え?もう終わり?」と大変テンポが悪い。

ヒロイン扱いのみなもしかクリアしませんでした。疲れちゃって。(´Д`;

で、OSが不安定になっているせいかはわからないのですが、とにかくパッチを
当ててもよく落ちる。(笑) CGもたまにモノクロで崩れる事がありました。
第2部導入時のMOVIEも音は進行しているのに絵は止まったまま。何だかなぁ。
システムもかなり使いにくく、泣けました。

Hシーンは意外に濃いめ。(笑) Leafみたいだ。(笑)

素材は悪くないのにシナリオやシステムでだいなし。
キャラゲーであれば及第点かもしれないけど、もったいないですね。

1つわかった事はノベルでフルボイスは確実にプレイヤーのテンポを
狂わせるという事でしょうか。




2002/10/26

PrincessHoliday 〜転がるりんご亭千夜一夜〜 (For Windows9x/2000/XP)

可愛いキャラクタデザインで気にはなっていたけど、シナリオが中途半端
という事で買うまでには至らなかった「バイナリィ・ポット」。
同じブランドではあるけれど今回は割り切って買ってみました「PrincessHoliday」。

なるほど、キャラは今風でいい感じ。声も合っていますねー。
シナリオも王道的な作りだけど、小さいイベントがある事と既読部分は
早送りできるので比較的飽きずに進みました。色々なアニメやSF、映画の
ネタが散りばめられていてわかる人には面白かったと思います。
レティのTRUE ENDは特に懐かしいSF風味満載って感じで。(^^)

懐かしさすら感じさせるADVシステムだけど、細かい点までよく出来ていて
これはいい。こういう当たり前な所を作っていないソフト多いですから。

第一印象はキャラゲーかのぅと思っていてHシーンもF&C並(笑)だろと思っていたら
意外に濃い。キャラ毎に3回あるのは正直びっくり。

おまけの部分とかも全て見て、何年ぶりかわからないけどCGもALL CLEARしました。
歌は、最初ジャイアン(ほげ〜*)だったらたまらんと思ったけど、まあまあ。
(僕はヒロインの歌う主題歌は苦手)

そつのない作りではあるんだけど、オーガストとしての売りってのがまだ
確立できていないので小粒な良品以上の印象がないのが問題でしょうか。

このくらいの規模だと少なくとも僕はプレイしやすいので、今後を期待できる
ブランドではあります。バグ情報がそういやないね、NS Scripterだからかな。

ちなみに、好みはエルです。(笑)




2002/10/21

みずかべ (For Windows9x/2000/XP)



夏コミで販売された「水月」のファンディスク的扱いのディスク。
例によって壁紙集とミニADVで構成。

今回は壁紙集としてはちと弱め。(^^;
ミニADVとはいっても意外にボリュームがあって、ミニGAME集よりも
よっぽどよかったかな。

可愛い子の笑顔には勝てないってのはGAMEでも現実でも同じ。(笑)
よくわからなかった本編よりも素直に楽しめたし、えちぃだったし。(笑)
那波を等身大の子として描くのはよかったね。神秘的なのはちょっとね。(^^;

琴乃宮雪さんが出番ないのが不満な人多いようだけど、我慢せい。(笑)




2002/09/22

水月 (For Windows9x/2000/XP)



F&Cとしては初めてのノベルゲー。トノイケ氏はよく知らないけど
CANVASで人気原画家の仲間入りをした☆画野朗氏が担当。
ノベルとしては珍しくないのだけど、声がないのが話題になりました。(笑)

梅雨明けのある昼下がりに主人公は記憶喪失となり目覚めた。
すがる過去がない事の恐怖。 そんな主人公を救ったのは、自分のメイドを
名乗る琴乃宮雪と、そして友人達――宮代花梨、新城和泉、大和庄一。
優しい人たちに囲まれて『記憶喪失の自分』の新しい生活が始まった。

とそれだけならまたかぃと思うんだけど、伝承やどこまで現実でどこまで夢か
わからない状況で存在価値を探し求める課程が何とも一風変わった見せ方を
します。難解なんだけど、変に頭を使わないでも済むのはよく練られているなと。

マヨイガ、電源とネットワークさえあれば僕も是非行きたいです。(笑)
まあ謎は全部判明させなくても楽しめればいいです。僕は。

とにかく琴乃宮雪がダントツ人気。(爆)
犬ちっくな容姿の宮代花梨はイマイチ、 牧野那波はそこそこ。(^^;

一応各キャラのシナリオは独立しているわけですが、若干リンクもあるので
それなりに置いてけぼりの印象は薄れています。

やはり主人公がへたれなのは定番(笑)としても、ちょっと甘えすぎかな。
花梨シナリオではそれなりに頑張っていたのが救い。

Hシーンは健闘しましたねー。カクテルでもフェアリーテールでもない
このFC01というチームは頑張りました。それに比べてFC02は・・・。(´Д`;

これというインパクトはなかったけど、それなりによく出来た小粒な一品
という印象でしょうか。まあノベルだから仕方ないかな。(^^;

春の商戦ではそれなりの本数は出たけど、僕としては思った程ではないかな。
ここんとこF&Cは(絵だけはいいんだけどっていう)地雷を量産していたので
警戒されたのかもしれません。




2002/01/06(2002/01/21追記)

Piaキャロットへようこそ!!3 (For Windows9x/2000/XP)



前作から5年、シリーズ4作目がようやく出ました。
スタッフも一新、特に原画は「With You」で一躍有名になった橋本タカシ氏を
中心にシリーズ最多の4人。UIも一新されました。

2と3で違うのはスタッフばかりではなく、Piaシリーズとして3が初めて
というプレイヤーも多い事でしょうか。5年も経てばね。

システム、バイトを午前午後で分割したりと難易度を下げたりといわゆる
環境面についてはさすがに改善されています。無駄なエフェクトも多いけど
雰囲気作りもいい方向に作用していていいですね。

キャラも・・・まぁいいんですが、コアになるような印象を持つ子がいませんねえ。
チラシを見ても「全員集合」という印象で、誰がヒロイン?って感じで。(笑)
Pia2のともみが妙に目立つのもなんだかなぁと。(^^;

年齢層もシリーズとしては若干上かなあ。妹スキーよりも姉スキーにはいいかも。
ヒロイン扱いのさやかは優等生的で設定自体ソツがないけど、飛び抜けたインパクト
がないのが地味に受け取られてしまう気がしてます。

音についてはDOORSではないのが幸か不幸か、僕はいい感じですが。(笑)

絵もシステムも音も悪くはないんだけど、2の当時と違って出荷本数が
多い今となってはシリーズの縛りもあるかもしれないけど目立ちません。

で、シナリオ。(^^;
現時点ではさやか、ともみ、美春、朱美の4人をクリア。
(2002.01.21 織江も含めALL CLEAR)

とにかく電話して、本店に行かないと舞台の4号店にすら来てくれない
まるで隠しキャラのようなヒロイン(笑)、さやかについては何ともねえ。
Hなしはないだろ、Hなしは。ないならそれなりのシナリオ演出にして欲しかった。
(2002.01.21 美味しいトコ、みんな織江が持ってってます(笑)、
しかもシナリオまとも(爆))

主人公の妄想でHしてるってのは「ここバッサリ削れば移植楽だね」としか
思えない。中途半端なのが許せんのです。
Pia1のヒロインさとみの後押しで告白して終わりだなんて軽いねぇ。(^^;

ともみはまぁ予想できたけど、2号店の失恋のリカバリで4号店。
まぁいいけど、耕治君正論だけでは人間関係は回ってはいかない。(笑)

これらに比べて年上キャラのシナリオは比較的まともだったなあ。
朱美さんについてはF&Cとは思えないエロースなシナリオで。(笑)

シナリオに差があるのもPiaの伝統とはいえ、もう稲村さん1人で
全員書くのはやめて欲しいものです。シナリオも若手に任せないとね。
(というか2よりも進歩していないのがねぇ)

とにかく1と2のキャラがここまで絡むとは思いませんでした。
勝手に思っているんだけど、世界観を重視し過ぎたのではないでしょうか。
木ノ下一族の話、さやかシナリオでのさとみやともみシナリオでの耕治の扱いを
見ていると、1と2をプレイしているとより楽しめるというよりプレイしてないと
消化不良になる人もいるのではないかと。

3号店については稲村氏の頭の中で完結してるってのもインタビューで
言うべき事ではないですね。だって1と2をプレイしたユーザーにとっては
3ではなくいきなり4号店だから気にならないわけがない。

シナリオが致命的にダメ、それ以外は及第点というPia3。
基本設計の古さが目立ちました。言い換えるとユーザーの尽きることない
要望についていけなくなったという事でしょうか。

このままで4出すと、さすがにキャラに萌えてナンボ(泣ける)というPiaシリーズ
でも厳しいでしょう。市場価格が物語ってますしね。原画の橋本氏の評価も
思った程よくないようだしね。




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