Soft Report


1999年分のSOFTのReportを掲載しています。



TITLE

久遠の絆
メモリーズオフ
Prismaticallization
Kanon
はっちゃけあやよさん123
かすみ遊戯
どこでもいっしょ
せがれいじり
こみっくパーティー
フレンズ
ToHeart
センチメンタルグラフティ DESKTOP FRIEND
ファーストKiss物語


1999/11/27

久遠の絆 (For Play Station)



面白い、入手が困難だという話を聞いていてヨドバシで見つけた時に購入して
おいたのですが「面白いけど、凄い時間がかかる」という事でプレイをためらって
いた作品をようやくクリアしました。ヒロインだけだけど。(^^;

発売は去年の12/3という事は約1年前か。(^^;

現代、平安、元禄、幕末の時代を舞台に日本神話を素材にした
恋愛物語という内容。転生が効果的に使われているのが面白い。

このゲームの感心するべき点は長大なシナリオにも関わらず中弛みの
ない事かな。随所に戦闘シーンもあるので適当な緊張感もあるし。

僕は平安編での野党との戦闘シーンが一番苦労したけど。(笑)
難易度はちょうどいいんじゃないでしょうか。

欠点がないというわけでもない。誤字もあるし、文字の表示速度というかテンポが悪い、
シナリオに一部おかしい点もある。(行ってもいない羅生門の話が現代編で出た)

まあ細かい事での注文はあるけど、ついのめりこんでしまう、読み応えのある
シナリオは何年ぶりですかね。キャタクターもしっかりしてて。
ちゃんとしてないと転生ネタが使えないというのもあるでしょうが。
キャラデザインも変に今風というかあまり媚びた印象がないのがいい。

美少女は出てくるけど、残虐なシーンがある、流行のアニメーションシーンはない、など
ギャルゲーマー(笑)には買いの要素は薄いけど最近のWin系ゲームの内容の薄さに
飽きていた人には楽しめるんじゃないかと。だからネットワーク上で絶賛されたのか。

濡れ場とか残虐なシーンを考えれば表現の幅のある(と思う)PCのゲームで
出してもいいんじゃないかなあと思ったけど、その辺は製作する人が
わかっているでしょうからいいか。

しかし、プレイしていて式神や陰陽道なんてのが出てきたので「帝都物語」を
思い出してしまったなあ。映像美の実相時監督だったので奇麗でした。

「みちのく秘湯恋物語」というソフトをSaturnで出した時に面白いのを出すなあ、と
フォグという会社には思ったのですがこんなにしっかりしたソフトを作るとは
思いませんでした。製作者もわかっているようですが、次回作には期待します。




1999/11/21

メモリーズオフ (For Play Station)



ギャルゲー連発、第2段。(笑)

ペーパーバッグやシールなど購入時に大量のオマケを貰ったので
出来を懸念していたのですが、普通に作り込まれたADVでした。(^^;

女2人、男1人の3人組で昔遊んでいた、自然にその内の2人が惹かれあうように
なって付き合いだし、幸せな日々を過ごすはずだった。
しかし事故で幸せな日々は終わり、残された男と女は傷を忘れたつもりで
いつしか高校2年になっていた。

転校生や、普段は気にもとめなかったクラスメートとの接触で静かに何かが
変わろうとしていた。っつー感じで始まるわけですが。(長いよ)

コマンド選択式で進行し、好感度でシナリオが分岐するというADVの王道的な
作り方になってます。

シナリオ自体は悪くないのですが、単調なので結構キツいです。
学園物なんでイベントも地味だし、まあ仕方ないんだけど。こう引き込まれる要素が
ないのでよけい単調に感じるのだろうと。

シナリオは流行の痛いヤツで、綾波入ってるようなキャラもいます。(^^;

王道的で地味で、印象薄いゲームでした。キャラは可愛いんだけどね。(笑)




1999/11/21

Prismaticallization (For Play Station)



ギャルゲー連発、第1段。(笑)

英語(?)で書くとわからんけど、プリズマティカリゼーションです。

どこかで見たような絵柄だけど、まあいいか。(^^;

とても変わったシステムを使っているADVです。
フラグの記録、解放を行う事でシナリオ分岐が発生します。

これのタイミングがわからないと同じ日(!)を繰り返し過ごす事になります。
攻略本なしで解けるとはとても思えません。

記録自体最大で5個と制限されている上、一定期間過ぎると勝手に全部解放されて
しまいます。これには大弱り。

画面のエフェクトもうっとおしい。同じ日を繰り返し過ごす事になるので
メッセージスキップが可能なのですが、スキップする際に画面の処理が追い付かない
のです。崩れます。CD-ROMのシークの際にも処理落ちが発生します。

キャラクターが喋らないとはプレイする前にわかっていて「ギャルゲーにしては珍しい」と
思っていたのですが、同じ日を繰り返すという事を考えるとこれはこれで正解かな、と。

24時間経過するとまた同じ日に戻りますが、これを1周として計算して、7周は最低
回らないとダメなようです。ただ、システムの癖をつかむまでに苦労するので現実的には
数十周周回しないとキャラをクリアできないっぽい。これは辛い。

結局僕は14周回して諦めました。作業が苦痛で、しかも記録と解放のタイミングが
つかめずに本当に同じ日を繰り返すだけになったので。

斬新なシステムも結構だけど、全くシナリオなどに引きの要素を感じませんでした。
クリエイターの意図も見えず、「?」だけが残っただけ。今年一番の難解ソフトでした。




1999/11/15

Kanon (For Windows95/98)



またも18禁ゲーです。(^^;

発売してから約半年、ようやく全員クリアしました。(笑)

ノベルが出始めたので読んでいたのですが、名雪シナリオをやってみようと
いう気になって。結局最初に終わらしたのはあゆシナリオでしたが。(笑)

星の数程あるレビューページで語り尽くされていると思うので(笑)、特に
システム等の内容は書きませんが、汎用システムを使っているだけあって、
少なくとも僕はバグに遭遇しなかったのがとても嬉しかった。(笑)
本来は喜ぶべき事じゃないんんだけどなあ。困ったもんだ。

シナリオはどれも引き込み方がうまくて、ついSAVEするのを忘れがちでした。
ワリとヘビーなシナリオもあったけど、BGMと日常シーンでの名雪のボケ(笑)が
随分精神的負担を軽減してくれたような気がします。

全シナリオ最後にユーザーを突き放す感じなのはONEと変わらないような。ま、いいけど。

面白かったです、いや素直に。(笑) ただ、ToHeart、ONE、Kanonと御伽話が連続してきている
ので次回作でKanonみたいな傾向の作品を出されるとキツいです。そろそろ食傷気味で。

Hシーンは不要、何でシーンを入れたのか疑問でした。御伽話とHは合わないです。
シナリオは文句ないですが、18禁の意味を考えたシナリオなのか疑問です。
ここ1、2年に発売されて好評だったゲームはみんなそう。18禁=Hじゃないと思います。
表現の方法を再考して欲しいです。高いソフ倫のシールを張る以上は。

KEYの次回作に期待。

しかし、目がデカいね。(笑) 流行?(^^;




1999/11/09

はっちゃけあやよさん123(For Windows95/98)



今回も18禁ゲーです。(^^;

何よりよく復刻したなあ、という。(笑) 電脳紙芝居の元祖だと僕は思います。

はっちゃけあやよさんというソフトを見てそれは衝撃を覚えました。

当時見たのはX86000版だったのですが、動く、喘ぐというのは10年前としては画期的でした。(笑)
アニメーションはともかく、X68に搭載されていたADPCMを使って声を出していたのです。
X68版の正式タイトルは「はっちゃけあやよさん PRO68K」。

そして「はっちゃけあやよさん2 いけないホリデイ」が出て、これはPC98版を
買った記憶があります。ウインドウシステムみたいなのを搭載していました。
今見るとMacライクです、ウインドウのコーナーが。(^^;
1に比べれば内容は遥かに厚くなったけど、相変わらずゲーム性は皆無でした。(爆笑)
えーと2は88版が遊べますね。

次に「はっちゃけあやよさん3 私、逝っちゃったんです」が発売され、これも買う。(笑)
今見ても絵はいい方かと、アナログ16色を極めたって感じで。この表現も古いなあ。(^^;

X68版は画面サイズ、88版は発色の限界、解像度まで忠実でした。(笑)
X68はアスペクト比が違うのでMS-Windowsでは横が若干潰れます。

当時の流行とかもメッセージを見るとわかるので結構楽しい。(笑)
[Hit SPACE KEY]は涙ものの懐かしさ。(^^;
プロデュースが尊辺 友(?)ってのも懐かしい、一世を風靡した方でした。
初回限定でおまけDISK(しかもFD!)ガ付いてきます。中身はスクリーンセーバーでした。(^^;
それにしても定価で3800円は安いよね、秋葉でもなかなか見つかりませんでした。

今回のパッケージには3作目までしか収録されていません。5作目は買ってないのでいいけど
4作目は出して欲しいなあ。6作目もで出してくれれば買いますよ。手軽だもん。(^^)

一番驚いたのはハードって会社がまだあった事かな。(笑)




1999/11/08

かすみ遊戯(For Windows95/98)



ひさびさの18禁ゲーです。(^^;

まあ、はやい話、マルチのイメクラ版かな。(笑)
・・・じゃああんまりか、でもロボットとイメクラな事するのは間違いない。(笑)
イメクラと違うのは本番ありな点です。(^^;

制服(学ラン、セーラー服、ねこ耳、体操服、アンミラ、ブロンズパロット)を
選んで、シチュエーションを決めて、処女/非処女をを選んで、Let's Play。(爆笑)
余談だけど、処女を選択するとちゃんと血が流れます。(^^;

流行の鬼畜モードはないです。(笑)

細かい内容は[Gamers Life] 第87号にレビューが掲載されているのでそちらを
見て頂くとして、声をちゃんと聞きながらだと2時間弱でALL CLEAR出来ます。

画面左上にあるツールバーがとても使いにくい、プレイが終わる度にタイトル画面に
戻るのは不親切でしょう。絵は今風だし声も悪くないので、一時期流行った
ミニADVって感じですかね、DORとか、D.P.Sみたいな。

限定版という事でトレーディングカードが2枚入っていました。どーしろと?(^^;

まあ、お手軽でいいんじゃないでしょうか、クソゲーってわけでもないんで。(笑)




1999/10/22

どこでもいっしょ(For Play Station)



ポケットステーション必須というある意味高いソフトです。ゲームじゃないなあ。

一言でいうなら「人工無能」ソフト。(笑) 15年前にマイコン(笑)をいじって
いた人には「人工知能ジル」ってソフトがあったけど、これと基本的に変わってない。(笑)

単語を教えたり、会話を楽しんだりなんで。昔と違うのはポケステの光通信機能で
遊んだりできるってのと、ポケステ必須だから携帯性がある、プレステでコミュニケーション
する場合の画面がポリゴンっつー感じかな。(^^;

結構面白いんですが、ソフトでの時間軸が停止できないのがかなり不満。
存在を忘れて1週間くらいほっておいたらいなくなってました。(笑)
日記を見ると「さよならくらい言いたかった」なんて書いてあってギャワーって感じ。(^^;

ディオ(ジョジョの奇妙な冒険)じゃないけど、「ザ・ワールド!(時よ止まれ)」って感じで
ユーザーに時間軸の操作が出来ればいいのに、この辺はSaturn版で発売されていた
「ROOMMATE 井上涼子」と同じですな。朝遅く起きて、夜遅くに帰る生活をしている
僕はついに1回も涼子に会う事さえ出来ませんでした。(爆笑)

時間軸を操作できるソフトだAQUA ZONEという熱帯魚鑑賞&育成シミュレーションが
あったなあ。あんな感じならよかったのに。




1999/10/03

せがれいじり(For Play Station)



ジャンルは何でしょう、アクションでもないし環境ソフトでもない。
そういう事を考えるなってソフトですね。ゲーム性はあるけど。(笑)

MAP(セケン)とかせがれのいじりかた(操作説明)が当然あるわけですが、
プレイしてみるとセケンって広いなあと思いました。(爆笑)

面白くて6時間くらいガーっとやったのですが、行き詰まって投げちゃいました。(^^;
考えるな、感じろっていう種類のソフトなんで詰まって落ち着いちゃうと
続きません。効果音とかキャラクターもうっとおしく感じてしまうんですね。

ウゴウゴルーガを楽しんでいた人にはたまらんです。
PSが発売されてすぐに発売された麻神っていう麻雀ソフトがあって、馬鹿ゲーで
面白かったのですが、それ以来何も考えないで遊べました。




1999/06/07

こみっくパーティー(For Windows95/98)


ようやく発売されたリーフの新作です。とはいっても東京開発室の作品なので
まあ今までのリーフとはイメージが違うのは当然ですね。

リーフ初のCD-ROM2枚組、音声入りです。フルインストで約700MB。
フルボイスじゃないですが、声を入れるシーンなどはよく考えられていますね。

SLG+ADVという事で率直に書くと「Piaキャロットへようこそ!!2」の進化というか
熟成されたという感じです。(笑)

とにかく毎月同人誌即売会があるんで忙しいです。同人作家としてのスキルも
向上しないといけないし、本も締切に間に合うようにしないといけない、また
即売会で知り合ったなどの女の子達ともマメに会って好感度上げてイベントを
起こさないといけない。こまめにSAVE/LOADしないとキツいです。
操作性自体はワリといいので苦にはならないです。1回のプレイは6時間てトコですか。

ヒロインらしい瑞希だけ終わらしたのですが、「ああ、確かにそう思うわな」と
思わされる言葉も節々にあっていいシナリオだと思いました。
何でHシーンで性格変わるのか謎でしたが、流行ですか?

後、Hシーンを最後に持ってきたのはコンシューマ移植考慮かな?とも思いました。
だとしたら嫌ですね。

プロローグが妙に長いのですが、同人誌という独特の世界を説明しないと
ゲームにならないから仕方ないのでしょう。(^^; ある意味非日常ですからね。(笑)

ADVパートに比べてSLGパートが弱いです。これは単なるパラメータを上げるだけに
しか使われてないのです。本のジャンルに関係なく均一に上がるし。
また、一応シロウトなのですから1つの本が完成したという喜びがプレイヤーに
与えられてもいいと思うのですがゲーム中では締切に間に合えばどーでもいい程度の
扱いになっています。これは残念でした。

絵はもう折り紙つきの方々が描いて、音も関西リーフが製作、シナリオも実績の
ある人が書いている、まあシステムも悪くない(良くもない(笑))。

でもあまり評価は自分的によくないのは何と言ってもバグの多さでしょう。
音が出ない、ハングした場合SAVEDATAが壊れる、そもそもCD-ROMを認識しないなどなど色々。

せっかくいい絵、音、シナリオがあってもユーザーが安心して遊べないのでは
意味がないのです。どういう理由があるのかわかりませんが、大変信用を落としました。

ToHeartもWHITE ALBUMも初音〜もバグは必ず目立つレベルでありました。
バグのないソフトっていうのはありえないのですが、このアプリケーションの品質の
悪さは何がなんでも改善して貰わないといけません。

バグを除けばよく出来たSLG + ADV というだけで心には残りませんね。




1999/05/09

フレンズ 〜青春の輝き〜 (For SEGA Saturn)


珍しく発売、開封して1月以内に終わらせました。(^^; ヒロインだけですが。

元になったのはF&Cから発売されていたWINDOWS版「同窓会」という18禁ゲームですが
コンシューマー移植とシナリオ変更という事でタイトルが「フレンズ」に変更されました。
本来は昨年後半に発売される予定でしたが、例によって発売が半年以上遅れたわけです。

シナリオが変更されて、ルシッドモーションという動画技術をどう効果的に使っているのか
を注意してプレイしていたのですが、あまりいい印象を受けませんでした。

ルシッドモーションはまさに一瞬で「へ?今のかい」という感じだし、
シナリオは徹底的に手が入ってて、トレンディドラマ(笑)を見ているようで
主人公に感情移入する事が全く出来ません。鈍いのに、変なところで鋭くて
なんで妙にもてるのだろうと不思議で仕方なかったし。シナリオと技術の
一人よがりという印象だけです。

終わった後に何も感じるものが残りませんでした。

いい加減待たされて、いざプレイしてみて「なんで変に手を入れるんかなあ」と
呆れるやらガッカリするやら。

サターンというプラットホームが終焉を迎えようとしている時期に、
発売が遅れに遅れてやっと店頭に並んでも「今更なあ・・・」と思います。
出荷数も少なかったようなのでメーカーもわかってるようですが、
ユーザーをしらけさせないで欲しいですねえ。

7月に発売予定の「WithYou」はお願いですから、シナリオを膨らませても
大幅に手を入れて、これによって発売が来年になるような馬鹿な事にならないように
して頂きたいものです。




1999/05/06

Lipstick Adv.EX(For Windows95/98)


とても期待していたLipstick Adv.EXを何よりも優先させて終わらせる事が出来ました。

シリーズ前作(Lipstick Adv 2)の発売がいい加減昔なのですが、シナリオがよかったので
今回も当然期待していました。

ヒロインの名前が音美から小梅に変わってますが押し掛け女房的(笑)な
感じは変わってませんでした。多感な女子高生ってのが弱さを感じたような。
Adv 2の音美は女子大生でしたのでそれなりにしっかりしてた気がします。

流行は過ぎた感はありますが、見せる一手段として定着したザッピングを採用しています。
主人公の例によって腕はいいのに仕事が来ない探偵一条恵美と小梅とで視点をスイッチできます。
雑誌によると加害者の視点もあるとの事でしたが、実はほとんどない。
ザッピングによってもっと三人の心理描写が見れると思ったのですが、残念ながら
あまりなく、ザッピングは有効には使われてないように思いました。

視点の切り換えがうざったくって恵美でどんどん進めていたのですが、
ある程度シナリオが進むと強制的に小梅に切り換えられたのは大変不愉快でした。

全体を考えるとクライマックスで謎が1つに組み合わさるのだから切り換えなくても
いいじゃないかと思うんですけどねえ。強制的にって事はその都度ユーザーは
「あ、何すんだ」というように醒めてしまうのです。
特に男は探偵の視点は同性なので「ああ、なるほど」と思えますが、女子高生の視点だと
「こういうもんかなあ?女の視点は、よくわからんわ」とある程度客観視してしまいます。

それはさておき、前作を覚えている私としては、シナリオの薄さが気になったのです。
巨大な敵って割にはあっさり首謀者の居所に行けてしまうし、しかも同じ街とは
世間は狭いなあと。(笑) 念入りに準備とはとても思えない。(^^;

日本の社会に警告をすると言って爆弾を仕掛けたワリには小梅の高校しか爆破されないし、
しかも女子高生にあっさり爆弾を発見されてしまうので緊迫感もない。(笑)
(世界征服はまず幼稚園の送迎バスジャックからって感じ(笑))
本当にテロ組織なのかと突っ込んでしまう程お粗末。俺は小梅の関係する犠牲者が
また増えるのかと思ったもんなあ。見つけた子も凄いけど。あんた、何者?(^^;

ラストの小梅と恵美、悲劇の女の子にあっさり説得されて親父(首謀者)を殺す刑事も
「あんたの意志って弱いなあ」と思ったし。

何で恵美がテロ組織にマークされるのかが、これじゃあわからないわけです。
単に腕がいいってだけでは説明になりません。

シーン毎にCGを起こしたというのは評価できますが、その割りには移動パートで
小梅が私服になったり制服になったりとミスが気になりました。せっかく手間を
かけたのにミスがあるんじゃ意味ないですね。

18禁指定なんですが、これっていうHシーンはなし。無くても面白ければいいんですが。
加害者が女の子達に異常な行為を強要するシーンがあるので、その為に15禁では
まずいかな?と考えたのですが。このシリーズにHを期待する事自体そもそも間違いでしょう。
前作もそうだったと思います。

リップスティックシリーズにしては最後の説明調がが長くて
PC-ENGINE版のスナッチャーのように無理矢理まとめて終わらした印象が残りました。

王道のシナリオという事で古臭さを感じさせるけど、今風な見せ方をしてくれると
期待してたので、この出来は納得行きません。

ミスや効果的に使われなかったザッピングシステム、俺的に納得できないシナリオなど、
もうちょっと練り込んでチェックして貰えたら「さすがリップスティックシリーズ」と
思ったのですが、とても残念でした。




1999/04/29

ToHeart(For Play Station)


という事でマルチだけ終わりました。楽なもんで。(笑)

基本的部分は変わってないのですが、まあ作りなおしたような物なんで
ユーザビリティは向上してますね。パッドでも快適です。
放課後の移動モードでスカがないのはナイス。

絵、特にキャラは好みの問題ですが、前(PC版)の方がいいです。のっぺりした感じって
好きじゃない。コンシューマだとこういうもんなのかもしれませんが。
(でも主人公の部屋の絵はPC版と差がないように見えるから、方針の問題か)

テンポはやはり気になりました。元がノベルなんで、今回の移植に当たって
声が追加されるので、文字のみと文字+音声でどのくらいテンポが違うかなのですが。
3日分やってみて、文字だけの方がいいですね、喋るってのは大事かもしれませんが
サクサクと読む速度が速い自分としてはタイミングが狂ってちと疲れました。

声は好みもありますが、違和感は感じませんでした。まあ、そんなに声については
うるさい方じゃないので参考にならんか。(笑)

PC版は18禁で、PS版は当然一般という事でどうシナリオの変更が行われるかが
最大の関心ではあったのですが、普通の(よく出来ている)ラブラブゲーに落ち着いた
という事で、何かエンディングも含めて魂(笑)にくるものがないですね。

あかりシナリオはPCも含めてやってないので、差が顕著になると思うのですが、
マルチだけでも、心のつながりを感じさせるようなシーンがバッサリ無くなって
楽しいけど、最後がちょっとせつないデートシーンになってます。
PC版の朝のマルチとの別れのせつなさが感じられませんね。

なんで量産(?)マルチに心が入っていって、心が復活するシーンも
PC版程、目を潤ませられませんでした。

夜のシーンと心が復活して抱き合うシーンで御主人様っていう台詞があったような
記憶があるのですが、それがないせいかも。単語の使われ方が良かったので残念。

単なる移植ではなく、元のPC版のスタッフがそのままPS版を作ったので、これが
精一杯なのだと思いますが、何とも印象に残らないソフトになってしまいました。

移植って難しいものです。




1999/04/10

センチメンタルグラフティ DESKTOP FRIEND(For Windows95/98)


2の製作も発表されたセンチメンタルグラフィティですが、アクセサリーCD-ROMの第3弾
という事で買ってみました。

4種類の楽しみ方が入ってて、お馴染みの壁紙、スクリーンセーバー、スケジュール帳ときて
もう1つがデスクトップフレンドになっています。

キャラクター(アプリケーション)がマシンの使用環境から、ハード環境や稼動ソフト等の
データを収集してWAVファイルを使って話し掛けるそうです。
HDDの残容量を警告したり、「ワープロばかり使ってるんだね」とか言うんだとか。凄い凄い。(笑)

実際インストしてみたらメモリの容量チェックと、アプリケーションチェックをされました。
メモ帳を意味もなく立ちあげてみたら5分もしないうちに「エディタばかり使ってるんですね」と
言われたし(笑)、メモリはしばらくは充分だね、とも言われました。
デスクトップ上のショートカットやファイルは多すぎるって怒られましたけど。(笑)

デスクトップフレンド本体はメモリとしてどのくらい食うのかは確認してないです。
ちょこちょこ画像が動くし喋るので、それなりに食うとは思いますが。

レジストリをチェックしてるのかどうか知りませんけど、Win APIを使えば誰にでも
作れるんじゃないかなあ、と思いますね。キャラクターと声はそういうわけには行きませんが。

センチFCの会報や小説の挿絵で使われたイラストが壁紙として入っているのはちょっとだけ
嬉しかったような気がします。(笑)

でもこれで\6300(TAX Include)は高いなあ。版権物だからと割り切るしかないのでしょう。

金に余裕があれば買ってもいいとは思いますが、何が何でも買わなくてはならないという
物ではない事は確かです。僕はもうアンインストールしてしまいました。(爆笑)




1999/01/20

ファーストKiss物語(For Play Station)


ヒロイン、同級生、未亡人を終わらしたので。(笑)

正統派アドベンチャーです。原作はPC-FXです。

一ヶ月間、父親の知り合いの家に居候させて貰うのですが、その家は未亡人と
姉妹だけという家蔵構成だったのです。さて、女の子達(1人だけ違うかな(^^;)と
些細な事で出来た縁を進展させて、最終的にお互いに好きになってキスしようというのが
物凄い大雑把なあらすじです。まあPlayStationなのでそういうシーンは当然ありませんが
無くてもシナリオがよければ気になりません。

節々で出てくる選択肢と、放課後や休日のMOVEパートだけでどんどん進みます。
システム的な不満はありません。シンプルだし、MOVEパートも最近のWin系GAMEでは
よく使われる手法ですが問題ないです。(これは第1章)

1回のプレイ時間は声を聞いても2時間半という短いスパンです。
結構シナリオが面白い。設定はHゲーとかにでもよくある感じですが
細かな展開や、自分(プレイヤー)の気にいった子を選択してからある程度ノベル
のような感じで進む第2章の2段階の進め方はPCではあまり記憶にないです。

この構成はPC98時代の名作、きゃんきゃんバニーEXTRAに近いかな。

最近は1つのゲームを3キャラ分とはいえやりこむ事はほとんど無くなった
のですが、このゲームは毎日プレイしました。(^^;

絵が安定してないような印象もありましたが、楽しめた1本です。




Click Here Return to Top page