98年9月のMac日記です。

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【Mac日記・9/2】Dolphine2.0

Dolphin2.0を落としてきた。使い心地のよいメーラーでこれが無料っていうのはじつにありがたい。

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【Mac日記・9/6】うらやましいイギリスのネット事情

InternetConfig2.0Jを落とした。
ところでEvangelistの情報によると、イギリスのBTという電話会社(日本のNTTみたいなものかな?)が、 9月より通常のモデムで利用できる56kbpsインターネット接続サービスを開始するそうだ。
これはいいなあ、モデムもってるひとにとっては、朗報だろう。ただ、私のようにすでにISDNに変えてしまったような立場のひとからすると、残念な気分。はやまったかな、と私も思う。
もっともまだ始まってもいないわけだし、どんなトラブルがあるかも分からない。さらに、ISDNで設けている日本のNTTが、こんなサービス、すぐに受け入れるとも思えない。
XDSLだって、どうなるかわからないしね。
それから、このニュースで気になったのは、このサービスを受けられるのが、当初はWindows95搭載PCだけだ、という点だ。またか、という気分になる。ただ、いずれはマックもつなげるようになるらしいけどね。

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【Mac日記・9/13】お引っ越し

引っ越しをした。妻も私も本持ちだから、整理に一日追われた。
本に埋もれて死にそうで、マックをセットアップするひまもなかった^^;

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【Mac日記・9/14】がんばれゲイツ君のAJ批判

NTTの工事が終わり、ISDN回線も移転でき、マックのセットアップも無事終了した。やっとこうして日記が書ける。
引っ越しじたいは思った通りにうまくいったんだけど、パソコン周りを収納するため購入したエレクターが遅れていて、本当は今日届くはずだったのが、20日の到着になってしまった。当分は整理ができないので、少しいらいらしている。
さて、一日ぶりにネットをブラウズしてみたら、がんばれゲイツ君がまたまたアップルジャパンの批判記事を載せていた。
前回ご存じない方のために言うと、例のiMacの販売方法にかんする、実に説得力のある批判が掲載されていたのだった(つまり、そもそも購入できない県がいくつもあるのは変だ、とか、今までマックを売るために努力してきた店をないがしろにしている、とかいう話だ)。で、かなり反響が合ったので、続編を書いたそうだか・・・本人も言っているとおり、ちょっと感情的になっている感じはする。
でも言っていることの大筋は賛同できると思うので、個人的にも応援したいと思う。なんか、本にもなるらしいしね。

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【Mac日記・9/19】iMacと環境ホルモン

雑誌「MacPower」の川崎和男さんのコラムで、「最近発売されたパソコン」の素材が環境ホルモンであるビスフェノールAである旨述べられていた。
機種の名前までは明らかにされていなかったが(川崎さんが隠したのか、編集部がそうしたのか、興味深いところ)、先日の「MacPeople」での発言からして、「これはどうも、あれのことじゃないか」と思ってネットで検索した。

やはりそうだった。iMacだ。

iMacの素材はニューヨークタイムズの記事によると、頑丈なポリカーボネイトという物質でできていて、これがどうもここの記事などによると、ビスフェノールAを必要とするらしい。
川崎さんは、この情報を踏まえてiMacのことを「粗大ごみ」と言い捨てていたのだろう。やっと納得できた。
アップルのサイトでは、iMacの素材について、公式に記した文書は発見できなかったけれど、前掲のNYTの記事自体、Appleの「メディアでのiMacの評判」といったセクションからリンクしてあるものだから、Appleとしても否定はしていないようだ。
環境ホルモンねえ・・・確かに、こういう時代に逆行する素材ではあるし、これだけたくさん売れていることを考えると、いずれは深刻な問題につながる恐れもある。
環境ホルモンについては、まだまだ分かっていないことも多いし、精子を減少させるという説にしても、人間を相手にした臨床レベルでは、検証が十分ではないこともあり、いたずらに騒ぐべきではない、と主張する向きもあるにはある。
が、だからといって、疑惑の対象である素材をあえて大量生産品に使用する企業は、その意図を糾されても仕方ないと思うし、もし反論があるのなら、はっきりウェブででも何でも、そう主張するべきだと思う。
もっともiMacについては、絶賛の声ばかりが大きくて、この環境ホルモンの問題にしても、寡聞にしてあまり耳にしたことがなかった。
いい機会だから、ここにきてぽつぽつと出始めているiMacにたいする不平を列挙してみようか。

まず、これは性能面のことで、すでに周知だと思うけれど

1.PCIスロットがない

だとか

2.SCSIポートがない

あるいは

3.フロッピードライブがない


というような点。まあ、こういう問題は、すでに買う前から分かっていることだよね。
あと、それに関連して

4.筐体が開けづらい

という問題は、たぶんJobsのセンスというか、そういうもののせいだと思われる。iMacは「Hello (Again)」と言ったけど、その以前に「Hello」と言った、もともとのマックだって、やはりそうだった。彼はたぶん、自分たちの作った機械の中を色々といじられるのがいやなのだ。G3になってから、容易にアップグレードできるはずのプロセッサカードが、ROMをくっつけたせいでサードパーティからもカードが発売できなくなっているのも、そのあらわれじゃないかな。
それからスケルトンであるがゆえの、予想される欠点として

5.長く使っているうちに、筐体の中が埃まみれになりそうだ

という点。たぶんジョブスは、そんなに長くこのパソコンを使ってほしいとは思ってないんだろうね。埃がたまって見苦しくなったら買い替えればいい、とでも考えているのかな。でも、そうなると最初に挙げた環境ホルモンの問題が出てくるよなあ・・・
ジョブスがアップルに復帰したばかりのころは、彼の思惑について、疑心暗鬼になっている記事なんかも雑誌やウェブで時々みることができた。それも、Appleの業績回復やiMacのヒットで全然見られなくなったんだけど、今そうした記事を思い出してみると、「彼にはマーケティングの才能はあるにしても、製品を考案する能力や新技術を生み出す創造性といったものが欠けている」という意見が、いちばん大きく脳裏に浮かび上がってくる。
古きを繙けば、そもそもMacintoshだって、彼が発案したわけじゃないものなあ。OpenDocを殺したのも、Newtonを滅ぼしたのも彼だし。考えてみると、業績の名のもとに、彼が切っていったものって、けっこう多いんじゃないのかな。

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【Mac日記・9/23】メディアバレー

引っ越したおかげで、都心が今までより一時間程度遠くなってしまった。つまり、市川にすんでいたころは45分ほどででかけられた秋葉原も、一時間半以上の時間を覚悟しなくちゃならなくなった。
そんなわけで、手近の代替ショップを探そうと出かけたのが千葉駅前にあるメディアバレー。もっとも、ここが本来の目的ではなかったんだけど。
店頭にいきなりiMacがあったのはうれしかったけれど、ワンフロアあるマックショップそのものには、たいして目玉といえる商品はなく、ほしかったソフトもなかった。
結局ここまでくるのにも一時間ていどかかっているから、これなら秋葉原に行ったほうがいいかもな、と思えてきた。
そんな感想を裏付けるかのように、祝日だというのに、どの店も、どの通りも閑散としている。みんな商品や娯楽の品ぞろえや規模にあきたらず、やはり東京までいっちゃうのかもしれないなあ。
結局買い物はALPSの印刷に使う熱転写用ハガキ50枚(500円弱)とやはりプリンタ用の黒インク(1400円ぐらい)。後は町並みをぶらぶら散歩してかえってきた。

Macお宝鑑定団では、例のiMacの素材にかんする問題について、ちょっとだけ話題になっている。やはり有名なサイトともなると、情報が集中してくるんだなあ、うらやましい限りだよ。
で、昨日になってポリカーボネイトを作っている立場の人間からの投稿が掲載されていた。
いわく、

「BPAは内分泌撹乱物質とまだ断定されてはいないはず」で、「ここ最近のマスコミの報道を見てますと「猛毒ビスフェノールA」などと嘘八百を並べ立てむやみに不安感を煽る記事があり、一般の人に正しく理解されていないような気が」するそうだ。

このひとは多分公報担当じゃないだろうから、文章力について云々するつもりはないし、自分がかかわっている仕事にたいして誇りをもっているからがゆえの投稿だろうと思う。それは分かる。だが、
それとこれとは話が別だと思う。 問題にしたいのは、たとえごくわずかでも危険性が指摘されている素材を、ただそれが耐久性と見栄えにおいて優れているから、という点だけで、それを耐久消費財(そう、パソコンってのはいつか壊れるのだよ、使えなくなって、捨てなくちゃならなくなるのだ)の外装に使用するという、一PCメーカー企業の姿勢だ。
売れればいいっていうんじゃ、どっかのOSと一緒じゃないか。
いくら提携したからっていって、そういう部分までまねしなくてもよさそうなものだが・・・。

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【Mac日記・9/24】CyberStudioPersonalEditionと「マイクロソフトシンドローム」

秋葉原にいって、昨日買おうと思っていたGoLiveのCyberStudioPersonalEditionを買った。4690円。
それから、ネットでは超有名な「がんばれ!!ゲイツ君」と「窓と林檎の物語」が一緒にめでたく本になり、それが「マイクロソフト・シンドローム」という名前で売られていたのを買ってきた。1260円。
この本の出版を祝して・・・といってもばかみたいなことだけど、8/14の日記で書いたGifアニメを公開することにした。また何かの呪いで会社のパソコンがいかれてしまうかもしれないが、まあそれはそれで、話の種が増えていいかもしれないし(笑)
というわけで、今日から表紙の「私がMSのことを・・・・」アニメは、ちょっとシンプルなものに換えました。

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【Mac日記・9/27】「Apple」


さっそくCyberStudioを使ってページを作っているが、出来が予想していたよりずっとよくて、とても満足している。
特に気に入ったのが、リンクを容易に検証できる機能で、おかげで過去にアップしたページのかなりの部分で不備が発見できた。
ただ、ふたつだけ欠点があって、ひとつには
使い勝手にくせがあるせいで、慣れるまでは多少戸惑ってしまう点。まあこれは慣れの問題だから、とっかかりだけだろうと思うけれど、たとえばPageMillなどと比べても、その操作性がかなり違うから、私のように、ほとんどウェブページ作成ソフトを使わず、エディタでHTMLを書いていた、というような人間からすると、わかりにくい部分も多い。

あともうひとつは、PageMillにもあった欠点で、ソースがきたないという点かな。
いやCyberStudioで参照している分にはきれいで、むしろ分かりやすくなっているんだけど、いつものようにエディタで開いてみると、なぜかごちゃごちゃしているんだなあ、これが。
まあエディタつかわなきゃいいことだし、たいした問題ではないことも事実。最近買ったソフトの中では、かなりお買い得だったなあ、と大いに感心している。

話題の本「Apple」の上巻を買った。税込みで2100円。ガイ・カワサキが序文を書いていて、ちょっとびっくりした。何かそぐわない感じがして。
感想を書けるほど読み込んでいないため、内容についてはいずれ、また。

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随時続く・・・
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