☆信号管理室6


画像提供:なかじ様

(61) 千葉からユニークな歩行者灯器が届きました! 以前、青信号のひさしが異様に短い歩行者灯器をご紹介しましたが(信号管理室5・画像52)、この灯器、赤も青も短い!(汗) 一見、ひさしが全くないようにも見え、ほんまに完成品かいな!?とツッコミたくなるような灯器です。この信号電材製の歩行者灯器、千葉市内で増殖中でして、いたるところで見られるようになっています。もしかして地域限定モデルでしょうか?


(62) 兵庫県和田岬より、追悼「おたふく信号機」です。京都市内の久世橋通新千本にあったものと全く同じ(信号管理室1・画像18)、角型から丸型に移行する過渡期に製造されたと思われる試作灯器でして、灯器の両側がぷくっとふくれているユーモラスな形状から、勝手に「おたふく信号機」と呼んでいます(汗)。この灯器が和田岬にあるのを発見したのが2000年9月で、翌2001年7月の地下鉄海岸線開業後も生存していたのですっかり安心しきっていましたが、2002年5月に確認しに行ってみると残念ながら交換されていました・・・。おそらく、地下鉄開業と同時の地上整備が間に合わず、やや遅れて信号機や電柱類が整備されたのだと思われます。「おたふく」だけでなく、地下鉄和田岬駅の地上交差点の日本信号丸型も含め、エリア全体的に新しい灯器に刷新されていましたが、それらの中には最新の一体型もあれば、どこぞから調達してきたのか(?)古めの樹脂製灯器を再塗装して使用しているものもあり、なかなか面白かったです(^^;)。でもやはり、この「おたふく信号機」の引退は寂しい限りですね・・・。下の歩行者灯器も、よく見たらステーが異様に長いです(これまで「おたふく」ばかりに気をとられ気付きませんでした(汗))。


画像提供:やまぞー様

(63) 何とも珍しい、“バズーカ灯器”(レンズ径45cm)&通常灯器の親子信号です。親亀・小亀ではありませんけど、まさに「親子」というあだ名がそのままの、微笑ましい光景です(^^;)。下の通常の灯器がとても可愛らしく見えますね。場所は大阪府枚方市です。


画像提供:やまぞー様

(64) “バズーカ”ネタ第2弾! こちらはさらに、一定方向以外からの誤認防止のためひさしが筒状にのびているバズーカです。やはり、お隣りの通常灯器と並ぶとその大きさが目立ちますね。なお、(63)・(64)ともに、“バズーカ”というのは私が勝手に考えたあだ名でして、正式名称ではありません(汗)。場所は大阪府四条畷市です。


画像提供:やまぞー様

(65) 左は赤色一灯式灯器で、右は京三ヒョロ…と思いきや、こやつはヒョロと量産の折衷型でした! 横から見ると、一層ひさしのヒョロ具合が強調されて、見間違えしやすいので…。灯器の丸み具合が、ヒョロとは全くの別物であることがお判りいただけるかと思います。場所は東京都目黒区です。


画像提供:やまぞー様

(66) 何ともユニークな灯器の設置方法です! 画面左の電柱よりアームがのびて信号機が設置されているのはいいとして、そのアームはさらに右へとのびて、そこから下に歩行者灯器が2つ、ぶら下げられているのです。まるで2つの歩行者灯器が宙に浮いているようにも見え、こんな面白い設置方法が他にあるでしょうか!? 場所は大阪府高槻市の阪急高槻市駅付近の交差点で、画面左の線路はもちろん阪急京都線です。


画像提供:やまぞー様

(67) (61)でご紹介した赤も青もひさしの短い歩行者灯器、何と昔からありました! やはり、道路の幅員が狭いようなところでの、ひさし破損防止対策であると思われます。大阪府下でも吹田市内(東吹田・江坂)で2箇所確認しており、画像は東吹田の樹脂製です。


   

画像提供:上2点 なかじ様 下1点 やまぞー様

(68) ひさしが取られちゃった灯器を一挙3点ご紹介します! 接触か悪戯か何らかの理由でひさしがなくなると、一気に表情がマヌケになってしまいますね(汗)。左上は赤しかひさしが残っていない小糸Eレンズ信号機、右上は筒状ひさしで黄色がなし、下は縦型灯器バージョンです。ネタとしてみると面白いものばかりですが、安全を考えると早いとこ直してもらいたいですね(^^;)。


画像提供:やまぞー様

(69) やけに灯器が角張ってるしひさしも見慣れないし、一体どこの縦型信号?…と思ったらこれ、超レアな松下製でした! 松下製は通常灯器でも珍しいのに、その縦型とは感動モノです(^^)。願わくばずっと残してもらいたいものです。場所は奈良県北葛城郡です。


画像提供:やまぞー様

(70) ついにひさしが全部取られちゃった信号機まで出現!?…ではなく、これは意図的に取り外されたケースです。当初はちゃんとひさしが付けられていましたが、ガード下での視認性の問題がないかどうかといった実験的な意味合いから、のちになってひさしが取り外され、現在に至っています。このつんつるてん具合がいいですね(^^;)。場所は兵庫県神戸市の三宮です(ひさしに関する情報提供:フジモト様)。


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