☆信号管理室4


   画像提供:小糸京三(ふそう)様

(41) 東京都内から角型の縦灯器を2つご紹介! 左は京三製で、レンズはおそらくSサイズ(直径25センチ)よりもさらに小さい、SSサイズ(直径20センチ)と思われ、現存しているのはおそらくこの2台だけではないかと思われます。場所は東急池上線池上駅から徒歩7分くらいのところです。右はこれまた数が少なくなってきたレアもの、日本信号製。場所は都内目黒区の目黒通りです。いずれも、東京都以外では発見することが困難な灯器です。


   画像提供:小糸京三(ふそう)様

(42) これは東京独自ではないでしょうか!? 赤・黄・赤という親信号に3方向の矢印を持つ子信号の組み合わせ。都内ではかなり、このような組み合わせが見られましたが、現在は青不使用で青・黄・赤の普通の信号を使うことが多く、これはレアケースと言えます。なお矢印は「←」と「↑」が付いています。それにしても親信号のほう、左のレンズが赤を点灯しているのはやはり新鮮!(^^) 灯器そのものは親子ともに量産型と思われ、レンズは親信号がSサイズ、子信号がMサイズになっています。場所は都内目黒区、目黒通りです。


画像提供:小糸京三(ふそう)様

(43) 京三角型に量産型矢印が付いちゃいました! こうして見ると、レンズの大きさはもちろんのこと(京三角型=Sサイズ、量産型矢印=Mサイズ)、灯器そのものの大きさも随分と違うことが分かります。ちなみにこの交差点、セパレート灯器も共存していました、確か(^。^;)。場所は都内目黒区、目黒通りです。


画像提供:小糸京三(ふそう)様

(44) 「どっち向いてんだよ!」とツッこんであげたくなる信号機です(^^;)。下の矢印灯器にご注目。ひさしの向きがなんかおかしくない? 斜め右上方向を向いているひさしなんて初めて見ました(汗)。場所は看板通り、二子橋です。


画像提供:小糸京三(ふそう)様

(45) 東京都内に残るSSサイズ(レンズの直径20センチ)な縦信号、(41)で京三製と日本信号製をご紹介しましたが、シメとして小糸製に登場してもらいます! いやあ、この信号はよく生き延びたって思いました。東急池上線千鳥町駅から歩いて5分の小さな交差点なんですけど、これ以外はみんな松下でセパってましたから(^^;)。


正面から見たところ

画像提供:みんくる3913様

(46) 偏光レンズ灯器をご紹介! 変則交差点等では信号機の誤認防止のため、当該方向以外からはレンズが見えないよう、ひさしを大きく筒状にするテ(信号管理室1・画像(6))がありますが、こちらは偏光レンズを採用している例です。上画像のように、どの色が点灯しているかは正面からしか分からず、他方向から見ると下画像のように何が点灯しているかほとんど分かりません。角張ったこのレンズはメガネをかけた信号のようにも見えます(汗)。場所は京都府宇治市内の宇治警察署前交差点です。


画像・情報提供:Mikage様

(47) 東京都内に残るスンバラシイ信号機の数々、まずはこの画像をご覧いただきましょう。角型灯器、ゼブラ付(!)の縦型角型灯器、歩行者灯器がいずれも小糸製で、しかも超ボロ〜イ年代で揃っているのです! 場所は大都会・新宿ですよ〜。こんなオイシイ3点セットは他にあるでしょうか? 凄すぎ! ちなみに画像の場所ですが、奇しくも旧都電の回送線(新宿駅東口〜大久保車庫)を道路(北行一方通行と東西両方向の通り)が交わっていた所で、画像中のゼブラ付縦型角型灯器の右横に見られる「新宿遊歩道」の看板は、その旧専用軌道跡の遊歩道を指しています。


画像提供:Mikage様

(48) ゼブラ付角型灯器のアップでし。赤・黄・青いずれも色合いが鮮明なのは、昔の小糸の大いなる特徴。ひさしの錆び具合が、またいい味を出していますね。


画像提供:Mikage様

(49) 小さな交差点等(?)によく見られる赤一灯式の信号機。常に赤の点滅状態で、単にドライバーに注意を促がす信号と言えるでしょう。でも東京都内となると、この信号機まで角型! ここまで徹底していると脱帽しちゃいますわ(^^)。メーカーもやはり小糸です。昔遊んだレゴブロックのような印象を受ける灯器です(激謎)。


画像提供:Mikage様

(50) こちらは小糸の初代丸型灯器。これも全国的には珍しい部類なんですが、角型を沢山見たあとでは新しく見えてしまいますから不思議です。もともと小糸の初代丸型は年代の割にデザインがモダンではありますが・・・。さてこやつがどう珍しいのかと言いますと、初代丸型は確かに角型の次世代型であるのですが、なぜか東京都に限っては丸型灯器登場後も長らく角型を採用し続け、結果この年代相応の「初代丸型」は都内においては数が少ないという・・・。阪急神宝線が5100系から6000系へ増備が移行したあとも、京都線は5300系を造り続けたという例でお分かりでしょうか?(前者が他府県、後者が東京都)。余計混乱しました?(大汗)


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