☆信号管理室3


画像提供:やまぞー様

(30) 大阪府は泉佐野市よりびっくりネタが届きました! パッと見ると小糸丸型灯器、しかし後ろにもひさしが付いてる・・・というわけで、何と丸型両面灯器なのでした! 角型時代の両面(いわゆる箱型)ならともかくも(←これもそーとーに珍しいのですが)、丸型では両面はプレミアもの、しかもそれが現役なんですから、もう号泣ネタです。駅長の趣味的に、小糸という点もポイント高(^^;)。今度実物を見に行こうっと!(それまで残っていてくれよ〜)


画像提供:遙様

(31) 信号、信号、信号・・・(汗)。交差点にやたらと信号が溢れ、しかもそれぞれが何ともまとまりなく自分勝手に存在しているかのような、ユニークな風景です。X字状の交差点と思われますが、もうちょっと計画的に灯器を設置することは出来なかったのでしょうか? もっとも風景的には、単調になりがちな交差点全景に、「こういう信号の付け方もあるで!」と意思表示しているようにも見えるこの交差点、なかなか面白いです(^^;)。場所は大阪府貝塚市です。


画像提供:やまぞー様

(32) またしてもありました、ひさしがとられちゃった歩行者信号機! 管理室2の画像(28)と同じく大阪府高槻市内のもので、こちらは小糸の一般的なタイプです。こちらは青信号のほうがとられちゃってますが、どうやら見た限りでは、この灯器がある場所は立体交差か何かのガード下のようで、日光が当たらず遮光の必要性がなく、おそらくもとからひさしはつけられていなかったものと思われます。ステーにある”けんざん”みたいな針の山は鳥対策かな?


画像提供:小糸京三(ふそう)様

(33) 他にもありました小糸の角型&縦型、しかもこやつはゼブラ付でんがな! いやあ、もう「凄い!」という言葉すら超越したこの一品、よくぞ21世紀まで生き残ってくれました! この一角だけは昭和40年代を再現しているとも言えましょう(^^;)。後ろに見える歩行者灯器も小糸製で、「長老様と若手組の図」とでも題しましょうか(謎)。撮影場所は東京都内のさくら坂上交差点で、最寄り駅は東急多摩川線沼部です。関東地区の方、今すぐこれを拝みにレッツゴーしましょう!


画像提供:ぼくやんま様

(34) 京都市左京区、叡山電鉄修学院駅北の北山通りにある角型灯器で、踏切のすぐそばにあることから、かつて踏切が作動したときの踏切信号として使われていたようです。残念ながら、現在は使われていません。それでも灯器が撤去されずに残されているのは嬉しい限り! メーカは風貌や東大路北山が小糸初期丸型であることから、小糸と思われます。かなりボロボロな感じで下は錆びて穴があいて中のライトケースが見え、それを押さえるためかワイヤーがまかれている、という凄い状態になっています(汗)。


画像提供:小糸京三(ふそう)様

(35) 東京都内は高田馬場付近の某所にて。これまでにも言いましたように、東京都内にはまだ比較的多くの角型灯器が残っています。画像は京三製一体型(箱型)でして、これだけでも珍しいのに、よーく見て下さい、左右とも同じ京三製箱型だと言うのに、左側の灯器だけ青のレンズの色が違います! この頃の京三の青色は本来右側の色が正しい筈で、まるで小糸みたいに青々と輝く左側のは一体!? 製造時期の違いが関係しているのでしょうか、とにかく青色ながらも「青み具合」が一目瞭然に比較することが出来る貴重な例です。


(36) なんじゃこれは!? 歩行者灯器と言えば縦型が常識、そんな概念を打ち破る灯器がありました! 島根県は出雲市、JR出雲市駅前からのびる商店街にあるこの歩行者灯器、世にも珍しい横型歩行者灯器です! しかしあえて横型にした意味は一体なんでしょう? 高さ的にも通常の縦型でも何ら問題ないと思うのですが・・・。灯器のメーカは小糸です(右上に写っている車道用本灯器は日本信号丸型初期Sサイズ)。


   左の画像提供:小糸京三(なかじ)様

(37) (33)同様に、角型・縦型・ゼブラ付という強烈な3連発をお見舞いしてくれる一品! 東京都にはまだこのような灯器が残っているんです。(33)の小糸製に対して、こちらは京三製。ゼブラも六角形で、より古さを感じさせてくれます(^^)。右画像がこの灯器がある交差点の全景で、場所は東京都大田区の久が原3丁目交差点。ご覧の通り、本灯器も京三製角型です。


(38) どの世界にもヘンクツな奴というのはいるものでして、信号機の世界も例に漏れず(謎)。大阪市内の地下鉄千日前線桜川駅付近に生息していたこやつは、大阪名物ツッパリリーゼントひさし君と思いきや、青レンズのみ一般の庇をかぶっており、まさにツッパリ&一般型のハーフ!? 最初からこんな変な状態で製造されたとはとても思えず、おそらく当初は上下ともツッパリで、のちに何らかの事情で青レンズのひさしが損傷、その修復に際しツッパリひさしは製造中止となっていたため、やむを得ず一般タイプが付けられた、というシナリオではないでしょうか!?


(39) 今や貴重な角型灯器ですが、これはさらに矢印まで角型で揃えられているレアモノ! よく考えれば現在残っている角型で矢印付なんて相当珍しい部類に入ると思われます。灯器の錆び具合といい、とてもいい感じにボロさが漂っています(^^;)。灯器のメーカは小糸。場所は大阪府内の阪急相川駅前交差点で、ここには小糸製初代丸型灯器もあります。


(40) 一見普通の京三ヒョロ+矢印の組み合わせですが、よ〜く見るとこの矢印、何と青で点灯しているではないですか! 普通矢印現示というのは赤又は黄状態のときに、ある特定方向のみ進行を許す場合に使われるのですが、この交差点は一体どうなっているんでしょうね? 今から考えると信号現示パターンが大いに気になるのですが、取材時は青矢印状態ばかりに気を取られ、結果未確認・・・(汗)。おそらく赤のときに矢印が点灯し、青になると普通の信号なら矢印は消えるところ、この信号は青になっても矢印が消えないのでしょう。ってことは矢印は常に点灯しっ放しってことになりますが・・・(^^;)。う〜ん、激謎です! 場所は大阪府高槻市内。しかし「差信号」って何だろう?(矢印はのちに増設したのでしょうか、「時差信号」プレートの「時」が隠れてます)


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