---えどめぇるまがじん---

銀座・三河屋・バックナンバー
再生ものがたり
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銀座・三河屋

再生ものがたり (4)

写真1「アトレ品川」  写真2「DEAN&DELUCA入口」

 記録的な暑さのなか、嵐のようなお中元戦線も一段落。「銀座・三河屋 本店」にもようやく落ち着いた日常が帰ってきました。そんなわけで、今回はちょっとブレイクタイム。いつもとは異なる色合いの「銀座・三河屋 晩夏便り」をお届けいたします。



お中元戦線を終えて
 前号で、三河屋さんが特に力を入れていたお中元ギフト。おかげさまで、早い時期からの猛暑が追い風になったのか、ヘルシーで涼やかな三河屋ギフトの売り上げは非常に好評だったようです。
 中でも、特に人気を集めたのが、「煎酒・あわび煮貝セット」と「煎酒・大門素麺セット」。どちらもこの夏の新商品と煎酒のセットであるところに、神谷さん率いるプロジェクトチームの狙いの確かさを感じます。
 神谷さんによれば、このお中元での実績やお客様の反応を元に、早くもお歳暮のギフト品の選択に入っているとか。夏の江戸食はあっさり&さっぱりで人気を博しましたが、冬の江戸食は果たしてどんなキーワードになるでしょうか。古き良き日本の食文化は本当に季節感が豊か。選ぶ楽しみももひとしおです。
 また、この春から、雑誌、新聞、Webサイトなど、各メディアで多くのパブリシティを展開してきましたが、現在も引き続き、あらゆるメディアを通じて「煎酒プレゼント」キャンペーンを実施中です。三河屋さんのサイトでも、毎月「煎酒プレゼント」を行っていますので(すでに1000名を超える応募があったとか)、ご興味がおありの方は三河屋さんのWebサイトに行かれるか、「煎酒」「懸賞」「プレゼント」などのキーワードから、各懸賞サイトにアクセスされてみてはいかがでしょうか。

写真3
「煎酒・あわび煮貝セット」
(煎酒300ml+あわび煮貝80g、4460円)
写真4
「煎酒・大門素麺セット」
(煎酒600ml+大門素麺(350g)×2、2940円)

 
写真6
DEAN&DELUCA品川店

写真5
じゃーん。店に一つしかない和食棚の、貴重な一列を占領しているわれらが煎酒隊。他にも、大門素麺、白楽京・黒楽京、溜り醤油、味噌汁など、実は「銀座・三河屋」からのエントリーはバリエーション豊富

DEAN&DELUCA品川店でも大人気の煎酒
 さて、冒頭に掲げたオシャレな店舗写真。これは、アトレ品川 2Fにこの春オープンした、NYに本店を持つ高級食料品店「DEAN&DELUCA 品川店」の画像です。
 訪れる人にあたかも美術館のような感覚で、世界の食料品を視覚からも楽しんでもらおうというコンセプトのこのお店。高感度なグルメのための「NYスタイルの食のセレクトショップ」として、巷間でも話題になっています。
 この注目ショップの和食棚に、なんと、われらが「三河屋・煎酒」がどーんと並んでいるのです。仕入れを担当されている神山さんに伺ったところ、棚の一列をすっかり占拠しているようなこの配置は、DEAN&DELUCA 品川店でもかなり特別なことなのだそうです。もちろん、三河屋さんや煎酒が何かズルをしているわけではありません。初めはもっと狭いスペースだったのが、売れ行き良好につき占有面積がどんどん増えていったのです。
 聞けば煎酒は、お店全体の売上トップ10に必ず入る主力商品の一つだとか。「こんなにインターナショナルな雰囲気のお店の中で、和風の煎酒が特に受ける理由は何だと思われますか? 」と、神山さんにお尋ねしたところ、「とにかく味がいい、わかりやすい、ということだと思います」とのこと。実際、煎酒がとても美味しいので、厨房でもデリカ商品の「カペリーニ(トマトの冷製パスタ)」の隠し味として煎酒を使用しているくらいなのです。
 「特にトマト、オリーブオイルとの相性がいいという意見がありまして、まずカペリーニに使ってみたんです。ギフトの詰め合わせなどでも、お客様からアドバイスを求められたときに、パスタとドライトマト、オリーブオイルに、煎酒をセットしてオススメすることがあります」(神山さん)。
 今までも、煎酒の前で立ち止まっているお客様にはテイスティングをしていただいてきたそうですが(なんと、ほぼ10割近い確率でお買い上げ!)、今後は、豆腐に煎酒をかけてお召し上がりいただくなど、新たな試食スタイルも検討中だそうです。
 「煎酒のリピーター率は非常に高いんです。ですから、どう食べたら美味しいのか、お客様の食生活のヒントになるような提案を積極的に展開して、より煎酒ファンの裾野を広げていきたいですね」(神山さん)。
 実はこの取材の翌日から、和食コーナーが特設されることになり、期間限定ながら、煎酒はさらに目立つ位置に(冒頭右写真)! このお店で、煎酒が本当に期待されていることがよくわかりますね。
 なんといっても「DEAN&DELUCA 品川店」は雨に濡れずにお買い物のできる好立地。しかも、目に美しく、食べて美味しいものが、い〜っぱい並んだ食のパラダイスですから、お近くに出向かれた際は、雨の降る日も風の吹く日もニッポン代表でがんばっている煎酒のアタマをそっと撫でに寄ってあげてくださいね。
写真6
こちらが、煎酒を隠し味に使った「カペリーニ」(380円)。極細スパゲッティ(=カペリーニ)を使ったトマトソースの冷製パスタで、夏バテぎみの身体にするすると入ります。枝豆とソーセージのアクセントもgood!
写真7
こちらのおすすめギフトセットでは、大門素麺が他社商品と共演中。かなりオシャレです

煎酒メニューのススメ〜「海鮮HOTサラダ」と「冷しゃぶ」はいかが?
 さて、皆さま、残暑厳しき折、夏バテはしておられませんか? こんなときは煎酒を使って、お手軽に栄養たっぷり、舌にあっさりのこの二品をどうぞ! あっという間にできますから、気が向かれたときに、ぜひお試しください

  ●海鮮HOTサラダの作り方

 <材料>
生鮭の切り身 100g
生ホタテ貝柱 3〜4個

貝割れ 1パック
タマネギのスライス 1/2玉 
レタスまたはグリーンボール 適量
その他、お好みの野菜など

 (調味液)
紹興酒 50ml
胡麻油 小さじ1
煎酒 50 ml

 <作り方>
1) 生鮭はスモークサーモンの切り身より、やや厚め&やや小さめにスライス。ホタテ貝柱も水平に2〜3枚に切り分けて、20〜30分ほど調味液につけておく。

2) 野菜を洗って適当に切り、大皿に盛る。

3) 生鮭とホタテ貝柱を野菜の上にキレイに並べ(ホタテ貝は必ず皿の中心に配置すること)、調味液(つけ汁)を全体にまんべんなくまわしかける。

4) ふんわりとラップをかけて、電子レンジで2分ほど加熱する(好みに合わせ、火の入り加減を調節。オススメは、ホタテが半生、鮭がほぼ9割方火が入った状態です)。

写真9
「海鮮HOTサラダ」下ごしらえ
写真10
「海鮮HOTサラダ」盛りつけ例。
このままでも美味しそうです
写真11
「海鮮HOTサラダ」できあがり〜! オニオンスライスをさらにトッピングしてみました!
写真12
とってもカンタン、「冷しゃぶ・煎酒風味」

 とまあ、とってもカンタンなのですが、煎酒のさっぱりした旨味に紹興酒がオリエンタルな香りとコクを添え、さらに胡麻油の芳香が全体を甘くまとめて、あっさり&ゴージャスな一皿のできあがり。調味液の割合や分量はお好みで調節してください。また、鮭を白身に変えても美味しいのですが、鮭の脂と彩りがあったほうがより楽しめるような気がします。
 野菜は上記の他、キャベツや大根、にんじんなどを使ってもOK。ただし、貝割れに代表されるスプラウト(新芽野菜)の苦みは煎酒にとてもよく合いますので、できたら外さないでくださいね。
 これでも面倒くさい方には、夏バテにもってこいのビタミンB1をたっぷり含んだ豚肉とスプラウトを組み合わせた「冷しゃぶ・煎酒風味」はいかがでしょう。 豚の薄切り肉をさっとお湯で通し、お好みのスプラウトを巻いて煎酒をたらすだけの超カンタンメニュー。もうちょっと気力がおありでしたら、お好みで大根おろしや千切り生姜、茗荷などをトッピングして、さらにさっぱりいただいてもよろしいかと思います。
 暑さが納まるまで、もう少し。ヘルシーな煎酒を使ったお料理で、酷暑の名残の時期をどうか乗り切ってくださいませ〜。


地図
 
 
銀座・三河屋 本店
 所在地:〒104-0061
     東京都中央区銀座8丁目8番18号

 TEL:03-3571-0136
 FAX:03-3571-0157
 営業時間:11:00〜20:00/日祝・休
 E-mail:edo-info@ginza-mikawaya.jp
 Webサイト:
 http://www.ginza-mikawaya.jp

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