私が子供の頃、国鉄中央本線の甲府近郊(塩山=韮崎間)を、電気機関車や蒸気機関車が牽引する列車に混じって、「ガソリンカー(07系?)」なるローカル列車が走っていました。前後の顔面が丸い、運転手が手動でギアをチェンジするレールバスでした。鉄道に対する最初の記憶です。
青森県の野辺地=七戸間を走る南部縦貫鉄道が、1997年5月の連休(GW)をもって運行を休止するというので、4月の末に妻を連れて最初で最後の「試乗」に出掛けました。これも手動ギアチェンジのレールバスでした。
この時、十和田観光電鉄、JR大湊線、下北交通線と、ローカル鉄道の旅を楽しみました。下北交通線の終点大畑からバスで本州最北端「大間崎」を訪れ、津軽海峡を挟んで遙かに霞む北海道を眺めたのも、印象深い思い出。井上靖が小説「海峡」を書くために泊まった宿の部屋に、私どもも泊まりました。
この時点から、私のローカル鉄道の旅は始まる。旅行貯金も。
(それ以前からも、なにかと「鉄道」に対する思い入れはありましたが)
トロッコでもいい、廃軌道でもいい。2本のレールを見れば?!?!
【ジパング倶楽部】
男は65歳になるとJRグループが運営するこのジパング倶楽部に入会できます(女性は60歳と性差別あり)。最初の3回の旅は2割引だが、以降は3割引となる。 (但し201キロメートル以上、繁忙時には利用不可の期間制限あり)
毎年、会員に贈られるカレンダーでは、「あなたの街の駅物語」なる大須賀一雄画伯のスケッチと、その線区を走る車輌の写真が毎月変わる。これを見ているだけでも楽しい。
男性は70歳、女性は65歳以上になると、JR東日本の【大人の休日倶楽部】に入れる。東日本管内の路線をジパング割引で利用する場合、年間の利用回数に制限がない。
年数回の閑散期には「大人の休日倶楽部パス」なる便利なイベント切符がある。連続した3日間を12,000円で乗り放題。東日本管内に北はJR北海道の海峡線で函館まで、北陸はJR西日本の福井まで有効。青い森鉄道、いわてIGR銀河線、北越急行線、伊豆急線も利用できるとは有難い。特急の自由席は自由、特急指定席も6回まで指定できる(席があれば現地の緑の窓口でも指定席がとれる)。
【青春18切符】 まだ使ったことがない。有効利用のため長距離乗りっぱなしはしんどい!!。
【ユースホステル】
古希を迎えても「ユース」ホステルに入れる。それも家内と一緒の「家族会員」。ユースの旅は安くて楽しいが、いずれも鉄道の駅から遠い。車時代の宿泊施設なのでしょうか。歩いて訪れるべきか。(現在は会費切れ中)
【旅の記録と旅日記】
【 乗った鉄道路線 】
【番外編】
山梨県内の保存鉄道車両
横浜線異聞(1.大口たたくな、小突くぞ 2.人生流転のすえ新興宗教に入信 =以下制作中)
「全国JR完全乗車乗りつぶし」とか、「全国私鉄乗りつぶし」などと、大それた望みはもってないけど。機会があれば鉄道に乗り、車窓からの珍しい眺め、どこかの駅に降りて初めての街や村を歩く。そして郵便局が見えたら当地訪問の証拠として旅行貯金を。そんな旅です。 (お詫び:古い旅では、記憶不鮮明の部分があります)
【郵爺(旅行貯金)の部屋】 旅で訪れた記録に最寄りの郵便局へ立ち寄る。その現状を紹介する。
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