今回は、THE RASPBERRIESとERIC CARMENの特集です。
THE RASPBERRIESはBADFINGERと並ぶいわゆるパワーポップの元祖的バンドです。
この両バンドともTHE BEATLESから相当影響を受けたバンドで、THE RASPBERRIESのEric Carmen、BADFINGERのPete
Hamこの両者は類まれなメロディ・メーカーだと思いますね。THE BEATLESのPaul McCartney譲りののバラード・ナンバーとJohn
Lennon譲りのロック・ナンバー、それぞれを自分の物としているところは、素晴らしいです。
ただ、THE RASPBERRIESがEric Carmenのワンマン・バンドといえば、もちろんサウンドの要であることは間違いないと思いますが、決して彼のワンマン・バンドというものでもありません。THE RASPBERRIESはEricのヴォーカルとピアノ、そしてWally Brysonのギター・サウンドがあって、あれだけポップになれるんです。
彼等のヒット・ソングは、"Go All The Way"、"I Can Remember"、"I Wanna Be With You"、"Let's Pretend"、"Tonight"、"Ecstacy"、"Overnight Sensation (Hit Record)"など数え上げればきりが無いけど、私が彼等のナンバーで最も好きなナンバーは、"Don't
Want To Say Goodbye(邦題は「さよならは言わないで」)"です。これほどメロディアスなバラード・ナンバーはあまり多くないと思いますよ。で、このナンバーですが、Eric
CarmenとWally Brysonとの共作なんですね。
そういう意味からも、このTHE RSPBERRIESはEricがいてWallyがいて成り立っていたバンドだと思っております。
そんなことで、今回の特集は、THE RASPBERRIESとEric Carmenにスポットを当ててみました。
また、そのうちのもう一方のパワーポップの雄BADFINGERにもスポットを当てたいと思っておりますので、乞うご期待!
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