Eric Carmen
Boats Against The Current
Adult Contemporary
Release Date: 1977
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 38:03
Index: 1454
Stereo; ADD
Boats Against The Current (1977) (8 tracks)  38:03
01  Boats Against The Current  04:27
02  Marathon Man  03:59
03  Nowhere To Hide  05:02
04  Take It Or Leave It  04:01
05  Love Is All That Matters  04:19
06  She Did It  03:50
07  I Think I Found Myself  04:23
08  Run Away  08:02
1977
Studio: Studio 55 etc.
Producer: Eric Carmen
Label: BMG Victor Inc.
Cat. Number: BVCA-2019

ERIC CARMENのソロ2作目。
現在まで、6枚のアルバムを出してますが、私としては、彼の最高傑作だと思ってます。
タイトル曲の1曲目
"BOATS AGAINST THE CURRENT"から最後の"RUN AWAY"まで捨て曲が1曲も無い。

特に1曲目は最高にいかしたバラードです。

4曲目の
"TAKE IT OR LEAVE IT"のサウンドは、ERICが在籍していたTHE RASPBERRIESを思い出させます。

5曲目の
"LOVE IS ALL THAT MATTERS"は、1曲目と似たタイプの曲で、とてもメロディアスです。

6曲目の
"SHE DID IT"は、シングルカットされた曲で、スマッシュヒットを記録したカッコいい曲です。

最後の
"RUN AWAY"は8分にも及ぶ大曲ですが、出だしのピアノソロが美しく、メロディアスで最高の曲です。
しかしこの
ERIC CARMENは、PAUL McCARTNEYに優るとも劣らないコンポーザーですね。

この2ndですが、2007年にリマスター・紙ジャケでボーナストラックを追加されてリ・イッシューされております。
ボーナストラックは、タイトル・ナンバーの"The Boats Against The Current"のオルタネート・ヴァージョンです。

1stアルバムよりAORの度合いが強くなったアルバムで、この頃のEricが最も油が乗っていた時期だったと思いますね。

3曲目の"Nowhere To Hide"、5曲目の"Love Is All That Matters"でのEricのピアノは圧巻ですね。

7曲目の"I Think I Found Myself"の前奏はどことなく10ccの"I'm Not In Love"風です。

それにしても、ラスト・ナンバーの"Run Away"はもう何も云う事がないほどのナンバーです。
"All By Myself"を彷彿させる華麗で美しいナンバーです。

ボーナストラックの"Boats Against The Current"はオリジナル・ヴァージョンに女性コーラスを加えたものとなっておりますが、これはこれで聴けますが、やはりオリジナル・ヴァージョンの方が数段良いと思いますね。