Eric Carmen
Eric Carmen
Adult Contemporary
Release Date: 1975
Format: CD
Nr.Discs: 1
Length: 49:13
Index: 6614
Stereo; ADD
Eric Carmen (1975) (12 tracks)  49:13
01  Sunrise  05:21
02  That's Rock 'N' Roll  03:11
03  Never Gonna Fall In Love Again  03:47
04  All By Myself  07:17
05  Last Night  02:59
06  My Girl  03:01
07  Great Expectations  03:04
08  Everything  01:59
09  No Hard Feelings  05:39
10  On Broadway  03:28
11  All By Myself (Single Edit)  04:33
12  All By Myself (Alternate Version)  04:54
1975
Purchase Date: 2007/04/25
Store: HMV Japan
Studio: O.D.O. Sound Studios
Producer: Jimmy Ienner
Label: BMG Japan
Cat. Number: BVCM-37876

The Raspberries解散後の1975年に発表したEric Carmenの1stアルバム。
紹介するのは、2007年にリマスター・紙ジャケでリ・イッシューされたものです。このリ・イッシュー盤は、オリジナル盤に!All By Myself"のシングル・エディションとオルタネート・ヴァージョンの2曲がボーナス・トラックとして追加されております。
個人的には、2ndの"Boats Against The Current"の方がすきですが、この1stは、Eric Carmenらしさが最も顕れたアルバムだと思います。
The Raspberriesのパワーポップの部分とAORな部分がミックスされたアルバムで、かなり良く出来たアルバムだと思いますね。

極めつけは"All By Myself"ですが、これはやはりオリジナルのロング・ヴァージョンに止めを刺す、そんなところでしょうね。
Ericの奏でるピアノといかしたヴォーカルで、もう言葉もありませんね。コンピレーションものには、殆どがシングル・エディデョンが収められておりますが、このヴァージョンでは消化不良を起こしてしまいます。

1曲目の"Sunrise"はタイトルどおり、朝陽が眩しく感じられる、そんなことが容易に想い起こすことが出来るナンバーで、ホント、最高のポップ・ナンバーだと思いますね。
また、このナンバーは30年近く前の私自身にとってかなり思い入れのあるナンバーです。
このホームページでも何度も書いておりますが、Eric CarmenはPaul McCartneyに負けないぐらいのソング・ライターだと思いますし、ヴォーカリストだと思いますね。

2曲目の"That's Rock 'N' Roll"はThe Raspberriesを思い出すパワーポップ・ナンバーです。メロディアスかつポップ、もうこれ以上のものはないでしょうね。

3曲目の"Never Gonna Fall In Love Again"は"All By Myself"と並び証されるEricの代表的なナンバーです。
邦題は「恋にノー・タッチ」、当時とても大ヒットしたナンバーです。
ラフマニノフはEricお気に入りの作曲家ですが、このナンバーは、そのラフマニノフからインスパイアされたナンバーだそうで、Ericの奏でる美しいピアノの音が印象的です。
また、かなりAORしたナンバーだと思いますよ。

5曲目の"Last Night"や9曲目の"No Hard Feelings"もThe Raspberriesに通ずるパワーポップの名曲です。
本当に、稀代のソングライターです。

9曲目の"On Broadway"は唯一のカヴァー・ソングで、1963年のThe Driftersのナンバーです。

ところで、Ericの新作はどうなっているのでしょうか?