2月17日 東京→京都→大阪 京都の味を堪能
2月18日 大阪→有馬→元町→大阪 有馬温泉を散歩
2月19日 大阪→加茂→奈良→伏見→大阪 伏見の酒を堪能
2月20日 大阪→京都→東京 京都の老舗巡り

3泊4日があっという間に経過し最終日となりました。今日は昼間の難波を楽しみ、京都へ移動します。
ホテルをチェックアウトし、まずは旅行鞄をコンビニへ持っていき自宅へ発送します。旅行鞄には昨日買った日本酒3本と日用品が入っています。身軽になり、昼間の難波の町を散歩します。

最初に向かったのは「黒門市場」です。朝食に市場の丼が食べたいという希望を持って行きましたが、
時間が9時と中途半端だったせいかお店がみつけられません。今度来たらもう少し散策したい。

次は「千日前道具屋筋」です。どこも開店したばかりでお客がまばらで、気弱な私は中に入れません。
そう思いながらも目は大阪色が濃い何かを求めています。浅草のかっぱ橋とは異なり、凝縮されている感じがしました。
黒門市場 千日前道具屋筋 千日前道具屋筋脇道 なんば南海通り
黒門市場  千日前道具屋筋 千日前道具屋筋脇道   なんば南海通り
吉本会館」の前を通り「なんば南海通り」へ出ます。気になっていた「りくろーおじさんの店」でチーズの味が濃いという「チーズチーズチーズ」をお土産に買います。後に食べたら期待ハズレ。

たこやきを食べていないことに気付き「なんなんタウン」にある「会津屋」へ向かいます。開店前だったのでシャッターの前で待ちます。開店と同時に入ったのに既にお客が食べ終わっていました。何処から入ったんだろう?

たこやき小皿を注文し焼きあがるまで待ちます。一人で待っている間退屈しなかったけれど、アルバイトのお姉さんはおしゃべりし過ぎ。焼きたてを写真に撮ります。???ソースや海苔がかかっていません。
ソースをつけないで食べるのが基本らしく出汁の味がしっかりしています。薄いソースをつけたらより美味しくなりました。小粒ながらも大きめのタコが入っており、中はグジュグジュしていません。油が薄いのか皮があっさりしています。ネギトッピングやネギ入りなどがあり、今度来たら兆戦したい。
チーズチーズチーズ 会津屋ナンバ店 たこやき小皿
りくろーおじさんの店 会津屋ナンバ店 たこやき小皿
難波もこれで思い残すことは無いと満足したので京都へ向かうためJR難波駅へ向かいます。

10時40分JR難波駅発 関西本線 → 10時42分今宮駅着

電車に乗って出発を待つ間に新幹線の切符を確認しようとしたら手元にありません。慌てて電車を降り、荷物を預けたコンビニへ爆走します。よかった〜まだ荷物が店舗にありました。横のポケットから切符を出し一安心。危ないあぶないアブナイ。

ここではまだ気付いていませんが、まだまだ波乱は続きます。
気を取り直し、京都へ向かいます。

11時01分JR難波駅発 関西本線 → 11時03分今宮駅着
11時14分今宮駅発 関西本線 → 11時26分大阪駅着
11時40分大阪駅発 東海道本線 → 12時17分京都駅着


今度は1日乗車券を買い、500円以上は使用する勢いです。1日乗車券を買うと市バスの観光マップがもらえるのでバスの乗り方がわかります。使い方を理解するまで多少時間がかかりますが、わかったら手放せません。
向かったのが西本願寺前にある「薫玉堂」。とてもモダンな建物です。
昔いただいたお香が忘れられず、どうしても行きたかったところです。
1階はお線香ばかりでおかしいなと思っていたら店員が「2階へどうぞ」
との一言。2階へ行ったら多々のお香があり、試し炊きして購入できるので安心です。

他の客が一人しかいなかったので買物をゆっくり楽しめました。お香は2種類買ったのですが、家で炊いたら香りの強さに気分が悪くなってしまいました。なんでやねん?!

店を出て京都御所方面へ行こうと東本願寺を通り過ぎます。気付くとお昼なので適当な店を探します。探しているうちに小1時間ほど歩いてしまいヘトヘト。たまたまみつけた喫茶店でしばしの休息。

河原町松原から府立医大病院前までバスを乗ります。
薫玉堂
薫玉堂
バスを降り、味噌の「関東屋」を探し暖簾をくぐります。物色していると女性が出てきて丁寧に質問に答えてくれます。木桶で作っているものもあるらしく、快く試食もさせていただきました。うれしいことに計り売りをしているので赤味噌・白味噌・寒仕込みを少しづつ買いました。

周辺は老舗ばかりなので散歩を楽しみます。
関東屋 一保堂 紙司柿本
関東屋 一保堂 紙司柿本
村上開新堂」は数年前にも来ていて池波正太郎さんお薦めの店です。みかんゼリーの「好事福廬」を2個買います。店頭に出ていないので売り切れかと思ったら在庫がありました。クッキーを買っている方が多かったようですが、量が多く個別包装でないのでやめました。

初めて入る錫製品の「清課堂」。茶に興味を持ち始めたのをきっかけに、しぶい錫にも目がいきます。
以前は全く見向きもしなかったのに、職人の手仕事を感じる品を持ちたくなりました。高価で一生ものなので一人の判断では買えません。

烏丸御池まで歩き、目的地まで行くバスには時間があるのでビルの地下で珈琲を飲みます。烏丸御池から烏丸今出川までバスを乗ります。
村上開新堂 好事福廬 清課堂
村上開新堂 好事福廬 清課堂
バスを降り「本田味噌本店」へ向かいます。途中に「虎屋菓寮」がありましたが営業時間外でした。

本田味噌本店」に入り、「木桶で作っているものはありますか」との質問を店員にします。すると面倒そうに「少しの量を作っているわけでないので木桶で造っていられません」と言われてしまいました。また、
「試食させてください」と言ったら「これはここにはありません」と言われました。あまりにも「関東屋」の対応が良かったせいか、こちらの対応に気分を害し買うのはやめました。

気を取り直し「澤井醤油本店」へ向かいます。造り酒屋風の景観が出てきて大きい木桶が横たわっているのが見えます。期待が膨らみます。暖簾をくぐると醤油のいい香りがします。いろいろな質問に気軽に答えてもらいました。荷物を増やしたくなかったので小さいサイズのもろみと醤油を購入。とりあえず小さいものを購入し、気に入れば取り寄せようという考えです。

老舗の味噌屋でさえ木桶で造るのをやめていて、いかに木桶で造ることが大変なことかということがわかりました。新たな旅と食のテーマを発見したような気分です。

堀川長者町から四条京阪までバスを乗ります。市内はバスの本数が多いのですが、道路が混みます。
本田味噌本店 澤井醤油本店 澤井醤油本店
本田味噌本店 澤井醤油本店 澤井醤油本店
最後はおでんを食べて帰ろうと心に決めていたので「蛸長」に寄ります。
こちらも池波正太郎さんお薦めの店です。夜に撮影すると写りが悪いので初日に撮影しておきました。

18時開店を少し過ぎて入店。こちらに来るのは2日連続という客が既に来ています。新幹線の出発が19時9分なので時間がありません。

20席はないL字カウンターの中に銅でできたおでん鍋が鎮座しています。
「ビールと酒しかないよ」とのことなのでビールを注文。大瓶がきます。
店員が注いでくれます。目に入った蕗の他2品を注文。中皿にネギとおでんが盛られてきます。考えてみればおでん屋は初めてです。

ビールをガブガブ飲み、大根が食べたくなりおでんを追加。蛸や湯葉が食べたかったのですが、時間がかかるとのことで諦めます。途中で同年代に見える女性が一人で入ってきます。数年前でしたらこのような店に一人で入る事は考えられませんでしたが、旅先で味を楽しむためには少しの勇気も必要です。私も年をとりました。今度はクッシィと来てゆっくり味わいたいです。

ぎりぎりまでいたせいかバスで駅に戻っている暇はありません。タクシーをみつけ急いでもらいます。出発5分前に京都駅に到着。

19時09分京都駅発 東海道新幹線 → 21時30分東京駅着
蛸長
蛸長
最寄りの駅よりタクシーで家に向かいます。家が近くになり、玄関の鍵を探します。
無いっ???
辛うじてお金を払いタクシーを降ります。冷静になるため玄関先まで行きます。薄暗い中、荷物を全部出して確認をしますがありません。そうです。大阪から送った荷物の中に家の鍵が入っているのです。運の悪いことにクッシィは出張で明日の帰りです。荷物は明日の午前到着なので1晩どこかで過ごさないといけません。

鍵業者に開けてもらおうかとも考えましたが、姉宅にお世話になることにしました。タクシーで駅に向かう途中、運転主が「これから仕事ですか」だって〜。きっとあまりにも真っ青だったからだわ。急に泊まることになり迷惑をかけてしまったので京都のお土産はみんなで食べてしまいました。

朝一で宅急便に電話し、最寄りの配達所に預かってもらうことにします。元は午前中に自宅着なので、既に届いているはずの10時に引き取りに行きますが荷物がありません。追跡調査してもらったら名古屋で荷物が途中下車してしまい静岡でみつけたとのこと。直行で来て16時頃になるとのことです。こんな時は偶然の不幸が続くものです。それまでどうしろって言うのよ!!

ここまでつきあってもらった義兄に更に迷惑をかけることになりますが、姉宅へ戻ることにします。大騒ぎしているうちにクッシィから電話があり荷物より先に家に帰ることができました。

これは一人で楽しみ過ぎた天罰だと思い、しばらくおとなしくしていることにします。そこで教訓です。
荷物は買った店で送り、旅行鞄は持ち帰る。
2月17日 東京→京都→大阪 京都の味を堪能
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