2月17日 東京→京都→大阪 京都の味を堪能
2月18日 大阪→有馬→元町→大阪 有馬温泉を散歩
2月19日 大阪→加茂→奈良→伏見→大阪 伏見の酒を堪能
2月20日 大阪→京都→東京 京都の老舗巡り

皮革工芸家の河野甲さんに注文したものが完成し、自宅兼アトリエのある加茂を訪ねることにしました。今回の旅行の日程が決まった後に連絡をいただき、かねてから伺いたいと思っていただけにあまりにもタイミングがよく鳥肌ものです。

時刻表を調べたら加茂までは電車の乗り換え無しに行けます。時間があれば伏見の酒蔵へ行きます。
京阪神ゾーンの周遊きっぷは隣の木津駅までフリー区間となり、加茂駅まで1駅分の運賃を払います。5駅隣の伊賀上野にはF1観戦に来た時
すき焼きを食べに泊まってことがあります。位置関係がよくわかりませんでしたが今回の旅行でわかりました。(と言ってもすぐに忘れるでしょう)

9時23分JR難波駅発 関西本線 → 10時24分加茂駅着

迎えに来ていただき、夏以来の再会です。思えば松屋銀座を歩いていて作品が目に止まり個展に入ったのがきっかけです。ご友人とクワガタの話をしてらっしゃったので、私も仲間に入れていただきました。その後、会期中に再度クッシィと足を運び注文に至りました。

それはもう楽しみにしています。サンプルを見たわけでなく、オオクワのメスを送って「これをお願いします」と注文したわけですから。居間に通され、テーブルにそれが並んでいます。ものすごい存在感です。
加茂駅
加茂駅
虫関係の話を楽しんだ後、昼ということもあり奈良の蕎麦屋「壹(いち)」へ連れて行っていただくことになりました。県庁近くにあり、料亭かと思うような外観です。靴を脱いで蔵の中に入って行きます。

木をふんだんに使った店内で蕎麦をいただきます。種類はありませんがおろしそばを注文。大皿に蕎麦が盛られ、カイワレが散っています。
大根おろしが辛く梅肉と混ぜて食べました。粉は信州戸隠産の石臼挽き蕎麦粉を使用し、細めでやや固めの麺は風味があります。蕎麦湯が出てきて一瞬戸惑いましたが、蕎麦猪口に汁が入って出てきたので安心。まさか大皿で飲まないでしょう。
壹
食事が終わったら河野さんと別れ、奈良公園の鹿と戯れます。ほとんどの鹿は私を見ると逃げるのに、物好きな1頭がついて来ました。思わずなでます。オスの角の切り口が蝋を溶かした様だと思いました。奈良公園は修学旅行で来たか覚えはありませんが、こちら方面には来たような気がします。
鹿糞  角を削った跡が面白い 子鹿
地図も無く、奈良駅は「あっち」ということだけ教わり、その方角へ歩いて行きます。奈良ホテルが近くにあるのでお茶でもしようかと思いましたが、食べたばかりなのでやめます。神社仏閣には全く興味が無いのですが、外国の方が集まっている場所があったので寄り道をします。後で調べたら「興福寺」です。
国宝「五重塔」と「東金堂」を撮影し奈良駅と急ぎます。(旅行記を書くに当たり調べてわかりました)

商店街には奈良墨の店が多く欲しくなりましたが使う機会が無いのでやめます。駄菓子屋とギャラリーを併設した「ぜいたく堂」に寄って豆菓子、「コープ」に寄って蕎麦かりんとうを買って電車の友にします。
五重塔 東金堂 ぜいたく堂
五重塔 東金堂 ぜいたく堂
JR奈良駅に到着しましたが、工事中だったので撮影しませんでした。伏見へ向かいます。

14時25分奈良駅発 奈良線 → 15時21分桃山駅着

境内から水が湧く「御香宮神社」から行きます。酒の街伏見にはどのような水か興味があります。湧水のそばには水を汲む人が並んでいます。手持ちの容器に湧水を効率良く入れられるよう専用のホースを持ってきている方もいました。みなさん時間がかかりそうだったので横から柄杓を入れて飲ませてもらいまいした。軽い味でうすーく甘く感じましたが気のせいかもしれません。

横には水に浮かすと占いの結果浮き上がってくる「水かけ占い」を行う石瓶があります。とても占いたかったのですが、悪い結果が出ると怖いのでやめました。
御香宮神社 湧水 水かけ占い
御香宮神社 湧水 水かけ占い
歩いているうちに本日のお目当て「油長」に到着。事前に調べたら有料で利き酒ができるとのことなのでこれは行くしかありません。無料だと酒屋に遠慮して試飲するので種類が飲めません。ましてや買わないことになったら申し訳ないです。それならばお金を払って試飲して気に入らなければ堂々と買わないで帰れる方が割り切っていて好きです。気に入ったお酒を買おうと思います。

店の中ほどにカウンターがあり、奥には喫茶店のようなサロンがあります。カウンターに座り利き酒をすることにしました。客は私だけでしたが、先ほどまでツアー客で満席だったようです。おかげでじっくりお酒の話を伺うことが出来ます。

まず3種の酒を注文するのがルール。お猪口に1杯づつと豆腐の切れ端、梅肉が出てきます。伏見の酒がメインですが、かなりの種類があります。飲んでいるとつまみが足りなくなってきたので塩辛を追加。
更に2種類酒を追加し、1種は興味ありげにしていたらおまけしてくれました。全部で6杯も飲んでしまい酔ったのでホットコーヒーを注文。こんなことができるのはここならでは。気に入ったのは4合で5000円のものばかり3本。ええい!酔った勢いで買ってしまいました。

長時間店にいたらしく、酒蔵には行けなくなりました。酔ったせいか店の写真を撮り忘れてしまいました。酒はこの場で家に送ればよかったのですが、送料が有料だったのでホテルの荷物といっしょに後で送るつもりで持ち帰りました。これがたいへんなことになります。
利き酒セット 油長店内 利き酒追加
利き酒セット 油長店内 利き酒追加
重い荷物を提げながら駅へ走ります。京都周りか奈良周りかどちらから戻るか先に電車が来た方に乗ることにしました。

17時21分桃山駅発 奈良線 → 17時24分六地蔵駅着
17時29分六地蔵駅発 奈良線 → 18時03分奈良駅着
18時11分奈良駅発 関西本線 → 18時53分JR難波駅着


もうホテルまでの道のりはスムーズです。
ホテルに戻り荷物を置き、夕食を食べに行きます。最後の晩は寿司が食べたいと思い、目をつけておいた「市場ずし」なんば店へ行きます。
店の外には所狭しとネタ価格が貼り出され、安心して食べれそうです。中に入ると半円状のカウンターに席があり、長居はご法度みたいです。種類が多く迷いますが、「ひれ酒」を注文。湯のみに酒もヒレもたっぷり入り辛い!!これは旨い!!その前にかなり飲んでいるので1杯だけにしておきます。

牡蠣や白子、お椀など食べたいものを注文し店を出る頃には出来上がってしまいました。ここは中のお兄ちゃんも感じがよく値段も手頃なのでおすすめです。難波最後の晩を大満足に過ごしました。
市場ずし
市場ずし
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