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いよいよ最終日。今日は家に帰ります。遅めの飛行機を予約してあるので時間はたっぷりあります。滅多に来れないので思い残しがないよう時間の許す限り、
唐津焼の窯元巡りをすることにしました。
9時03分佐賀駅発→10時11分唐津駅到着
唐津駅へ到着したものの、雨が降っていてお得意のレンタサイクルをするわけにはいきません。思い切ってタクシーで周ることにしました。お目当ては2件だけです。
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9時03分佐賀駅発→10時11分唐津駅着
タクシーの運転手に行きたい所を説明します。1件目は12代中里太郎右衛門の三男にあたる中里重利さんの三玄窯です。重厚感のある昔ながらの唐津焼のイメージがあります。
窯を見せてもらうようタクシーの運転手さんに交渉しもらい(そうでなくても見れるかもしれません)、見学させてもらいます。
登り窯は左右2つあり、片方の窯の前方入り口には青竹が置いてあります。ところどころに出し入れ口があるのが印象的です。
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2件目は12代中里太郎右衛門の五男にあたる中里隆さん、長男中里太亀さんの隆太窯です。唐津駅からは離れ静かな山間にあります。
2回目の来訪で、入口では犬がお出迎えしてくれます。
今回は質問がありました。東京の珠玉ギャラリーで太亀さんの小皿を購入した時、5枚揃えの1枚がまっすぐ置くことができません。
どうしたらよいのか店員さんにお聞きしたら、高いところを削ってくださいとのことです。ちょっと難しいかなと言ったら持って来てくださいとのこと。
今度はそれを持って行こうかと思います。
工房の奥では太亀さんが作業していました。写真を撮ったりお話を伺ったりしても大丈夫ですと言われましたが、邪魔をしたくなかったのでやめました。
お見かけするのは3回目ですがお話をしたことはありません。
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母屋 |
展示室 |
敷地を流れる小川 |
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工房 |
登り窯 |
登り窯 |
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タクシーに駅に戻ってもらい精算します。雨がかなり降ってきたので傘を買いました。アーケード内にある唐津焼の店を全て周ります。
貝の形の器が気に入った店がありましたが、次回の楽しみにとっておきます。
昼食のお店探しがはじまります。ガイドブックに載っていたうなぎの店 川柳を探します。住所は掲載されているのですが、場所が書いてありません。
地元の方にお聞きしてもわかりません。あきらめて寿司屋に入ろうと思いましたが、夜からの開店です。
雨に濡れながら界隈を歩き定食屋にしょうと思ったら、うなぎを焼くにおいがしてきます。においのする方向に歩いて行ったら川柳がありました。
見かけが古いので躊躇しましたがにおいは嘘つかないと思い決断。中には数組のお客がいてうなぎせいろむしを食べています。
メニューと生け簀を見てウニ・タイ・うなぎせいろむしを注文。ビールも飲みたくなりました。殻付きのウニは数年ぶりなのでうれしい。
タイも身が締まっています。うなぎはふわっとしていて甘すぎなく気に入りました。
店を出てお土産に川島豆腐店でざる豆腐を買います。これ1個でも発泡スチロール箱に入れ、厳重に梱包してくれます。
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突き出し |
ウニ |
タイ |
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うなぎせいろむし |
川島豆腐店 |
ざる豆腐 |
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14時15分唐津駅発→14時22分虹ノ松原駅着
豆腐の荷物が思ったより大きくなりましたが、3つ隣の駅 虹の松原にある3つの窯元に向かいます。初日に福岡空港から唐津へ向かった時の電車仕様が異なるので写真を撮ります。
駅を降りたら雨が止んでいて傘が邪魔になります。美しい松並木を見ている間もなく窯元へ向かいます。
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赤い洋館風の建物が目を引く加らつ屋陶工房赤水窯から寄ります。一瞬ためらった喫茶店のような玄関のチャイムを鳴らし中に入れてもらいます。
作品を見ていると中年の男女が入ってきます。狭い店内男性が奥を塞ぎ見ることができません。
思わず「遠いところから来て時間がないので奥が見たいのですが」と声をかけ見せてもらいます。
男性は海外から来ているらしく、窯元の主 熊本千冶さんのビジネスパートナーらしいです。これはしまったと思いましたが時遅し。
気づくとみなさんでお茶を飲み世間話をしています。おまけに記念撮影をさせていただきます。
滅多に作家さんとお話する機会はなく、ましてや撮影することも皆無なので貴重な体験をさせていただきました。
一見唐津焼とはわからない斬新な作品が気に入りました。高価なものはまだ買えないのでまずはコップから購入。奥様が丁寧に梱包してくれます。
我が家のコレクションに追加です。気さくな熊本さんのお人柄も気に入ったので再び訪れたいと思います。
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赤水窯で満足し荷物も増えてしまいましたが、近くなので鏡山窯と恵日窯に行きます。どちらも店内に入ると気持ち良く迎えてくれます。
恵日窯ではお茶をご馳走になり、登り窯まで見せていただきました。窯元巡りは終わります。
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16時22分虹ノ松原駅発→17時33分博多駅着
電車の発車時間が迫っているので虹の松原駅へ向かって走ります。電車に飛び乗り早い夕飯を食べにとりあえず博多に降りることにしました。
駅からあまり離れたくなかったので地下道やデパートを歩き回ります。明太子のお土産屋が多く声をかけてきます。
都会の喧騒を感じ落ち着きません。地下にある和食屋に入り海鮮丼を注文します。旅の疲れがたまったのか急に食欲が無くなり気分悪くなってしまいました。
これはまずいと思い早々に脱出です。
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18時50分博多駅発→18時55分福岡空港駅着
空港に到着する頃には気分がよくなりお土産を探します。一通り見て「博多なんこつ天」が気に入り購入しました。
その時のマイブームである鶏の軟骨が入っていて美味しかったです。関アジの干物が生と同じくらいの価格だったので買いました。
家に帰ってからも旅の思い出の味が食べれるかと思うと幸せです。全てにおいて満足しているので思い残すことなく九州を後にすることができます。
19時50分福岡空港発→21時20分羽田空港着
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編集していて気づきました。ガイドブックに載っている唐津の窯元を全て周ったと思いましたが、地図を見ていたら行っていないところがありました。
酒造も見逃しています。今度の楽しみにとっておきます。
怒涛の食と器の4泊5日の旅は無事に終了しました。貴重な体験をし、心に残る旅となりました。
旅に行く機会だけでなく、おこづかいをくれた主人に感謝です。
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