2013年度


★ 大学の教員として──
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首都大学東京 都市教養学部 都市教養学科 人文・社会系 国際文化コース / 首都大学東京大学院 人文科学研究科 専任教員

※大学院にかんする問い合わせをいただくことがあります。わたしの研究領域ならびに関心のある領域については、このサイトを書かれていることや、発表した文章などをまずおしらべいただければと思います。

※大学院の「研究生」についてお問い合わせいただくことがありますが、そうしたことがらに個人的にお答えすることはできません。制度的な手続きを経てはじめてなれるものだからです。

● オフィスアワーというわけでもないのですが、火曜日と金曜日の午後でしたら時間を取ることができます。必要がある場合はご連絡ください(wakagi[at sign]a.email.ne.jp ←[at sign]を@にかえてください)。


2013年度の授業については以下のとおりです。(2013.03.09現在)

授業についての詳細はこちらの「シラバス・教員検索」でおしらべください。(←まだ来年度のものは公開されていないようです。)


大学院 芸術表象論研究・特論2 金曜日 4時限 前期・後期
1.授業方針・テーマ
《表象文化論の基礎的文献の講読》

2.習得できる知識・能力や授業の目的・到達目標
表象文化論の基礎理論にかんする知識と理解を深め、さまざまな文化的事象の理解に役立てられるようにする。

3.授業計画・内容
演習形式で、文献講読と関連事項の検討を行なう。

4.テキスト・参考書等
テキスト:【前期】ジョン・バージャー『イメージ』(ちくま学芸文庫,2013年)。
【後期】ジャン・ボードリヤール『消費社会の神話と構造』(普及版、紀伊國屋書店,1995年)。

5.成績評価方法
(1)発表・報告、授業への参加・貢献度、(2)試験ないしレポート。

6.特記事項
上記テクストを入手したうえで、かならず初回に出席すること。


学部 表象文化論基礎理論/表象文化論入門/表象言語の諸問題 火曜日 4時限 前期
1.授業方針・テーマ
《記号論と構造主義》の学説の流れ、主要な概念・テクニカルタームのほか、基本的な分析のツールとその利用法、過去の理論的実践の成果などを学ぶ。

2.習得できる知識・能力や授業の目的・到達目標
表象文化論研究に必要不可欠な、記号論と構造主義かんする基礎的な知識と教養を身につける。
思想的・哲学的側面よりも、芸術作品や文化的事象の分析や理解に必要な基本的思考法としての側面を重視しながら講義する。具体的な目標としては、たとえばロラン・バルトの理論的著作に自力で当たれるくらいの知識の獲得をめざす。

3.授業計画・内容
第1回:ガイダンス;第2〜4回:記号論の考え方とその歴史的背景(ソシュールなど);第5〜7回:構造主義の考え方とその歴史的背景(レヴィ=ストロースなど);第8〜13回:記号論と構造主義の考え方にもとづく理論的アプローチとその実践例(ロシア・フォルマリスト、ヤコブソン、プロップ、バルト、ジュネットなど)の検討(ただし、第8回の前半は中間試験);第14回:学期末試験と解説;第15回:まとめ。

4.テキスト・参考書等
教科書はとくに指定しない。参考書はその都度紹介する。

5.成績評価方法
(1)平常点(20%)、(2)中間&期末試験(80%)

6.特記事項


学部 外国語文献講読3
(フランス語)
火曜日 5時限 前期・後期
1.授業方針・テーマ
《フランス語文献講読》 今年度はサーカスにかんするテクストを読む。

2.習得できる知識・能力や授業の目的・到達目標
フランス語の基礎的な読解力を身に着けることを目指す。あつかわれているテーマについての基本的な知識も習得していく。

3.授業計画・内容
〈前・後期とも〉第1回:ガイダンス;第2回〜第15回:テクストの講読。
 テクストの訳読が中心となるが、未習の(あるいは、あまりよく理解できていない)文法事項についてはその都度解説をくわえていく。また随時参考映像の鑑賞なども織りまぜていく。

4.テキスト・参考書等
こちらでプリントを用意する。

5.成績評価方法
平常点(理解度を確認するための小テストをふくむ)。

6.特記事項
表象言語論分野に進級した2年生の語学力と理解度をみながら授業を進めていく(例年最初はかなりゆっくり進行する)が、それ以外の(表象の3年生以上、あるいは他学科の)受講者も歓迎する。かならず初回に出席すること。


学部 表象文化史B 金曜日 4時限 前期・後期
1.授業方針・テーマ
《表象文化論の基礎的文献の講読》

2.習得できる知識・能力や授業の目的・到達目標
表象文化論の基礎理論にかんする知識を深め、さまざまな文化的事象の理解に役立てられるようにする。

3.授業計画・内容
〈前・後期とも〉第1回:ガイダンス(発表の割り当ても);第2〜14回:文献講読と関連事項の検討;第15回:まとめ。

4.テキスト・参考書等
テキスト:【前期】ジョン・バージャー『イメージ』(PARCO出版,1986ちくま学芸文庫,2013年)。
【後期】ジャン・ボードリヤール『消費社会の神話と構造』(普及版、紀伊國屋書店,1995年)。

5.成績評価方法
(1)発表・報告、授業への参加・貢献度(50%)、(2)試験ないしレポート(50%)。

6.特記事項
かならず初回に出席すること。大学院との共通科目(人数によっては受講制限をする)。予備知識は不要だが、明確な意欲と関心があり、発表・報告に積極的に取り組めることを履修の条件とする。


学部 芸術表象論/表象言語の諸問題 金曜日 5時限 前期
1.授業方針・テーマ
《石岡瑛子の仕事と芸術表象の諸問題》 広告、ポスター、映画、舞台など幅広い分野でグラフィックデザイナー、アートディレクターとして活躍した石岡瑛子の作品をあつかいながら、芸術と表象のさまざまな問題について考えていく。講義形式の授業(受講にさいしてはある程度の予備知識も必要)。

2.習得できる知識・能力や授業の目的・到達目標
多様な芸術分野にかんする知識や教養を深める。
作品の捉え方、みずからのものの見方にも批判的なまなざしを向けられるようにする。
これまでなじみのなかった芸術作品との出逢いの場を創出することも目的のひとつとする。

3.授業計画・内容
第1回:ガイダンス&イントロダクション;第2〜5回:グラフィック・アート;第6〜9回:映画(シュレイダー『MISHIMA』、ターセム・シン作品、ビョークのミュージック・ヴィデオなど);第10〜14回:その他のジャンル(レンピッカやリーフェンシュタールの展覧会、サーカスやオペラなど);第15回:まとめ。

4.テキスト・参考書等
テキストはとくに指定しない。参考書はその都度指示する。

5.成績評価方法
(1)平常点(40%)、(2)レポート(60%)、そのほかさまざまな要素を考慮して総合的に評価する。

6.特記事項
かならず初回に出席すること。携帯電話の使用(時計としても)、居眠り、“内職”は不可とする。
変わったもの、退廃的なもの、グロテスクなもの、エロティックなもの、とっぴなもの、未知のもの、「わからない」ものをある程度受け入れられる者以外は受講しないほうがいいと思う。



学部 芸術表象論/表象言語の諸問題 金曜日 5時限 後期
1.授業方針・テーマ
《アニメーションの歴史》

2.習得できる知識・能力や授業の目的・到達目標
多様な芸術分野にかんする知識や教養を深める。
作品の捉え方、みずからのものの見方にも批判的なまなざしを向けられるようにする。
これまでなじみのなかった芸術作品との出逢いの場を創出することも目的のひとつとする。

3.授業計画・内容
第1回:イントロダクション;第2〜13回:講義と作品鑑賞(第8回の前半に中間試験を行なう);第14回:学期末試験と解説;第15回:まとめ。

4.テキスト・参考書等
課題図書:山村浩二『アニメーションの世界へようこそ』.岩波ジュニア新書,2006年。参考書:津堅信之『アニメーション学入門』.平凡社新書,2005年。

5.成績評価方法
(1)平常点[鑑賞レポートをふくむ](50%)、(2)中間・期末試験(50%)。

6.特記事項
かならず初回に出席すること。携帯電話の使用(時計としても)、居眠り、“内職”は不可とする。
変わったもの、退廃的なもの、グロテスクなもの、エロティックなもの、とっぴなもの、未知のもの、「わからない」ものをある程度受け入れられる者以外は受講しないほうがいいと思う。



学部 表象文化論基礎B/文化制度論入門[教養科目] 火曜日 4時限 後期
1.授業方針・テーマ
「イメージとことば」 映像作品について語るとき、私たちはどのような「ことば」をもちいればいいのだろうか。この問いから出発し、文化的事象の捉え方にまつわるさまざまな問題について多くの文章を書きながら考えていってもらう。 取り上げるのはミュージック・ヴィデオやアニメーション映画(ただし日本の「アニメ」は取り上げない)など。そこにあらわれているイメージを愛で、楽しみ、おもしろがりながら、関連するさまざまな問題を検討していく。作品を自分の目でしっかりと観ることを何よりも重視する。

2.習得できる知識・能力や授業の目的・到達目標
自分の文化的事象の捉え方に批判的なまなざしを向け、それを相対化できるようになることを目標とする。これまでなじみのなかった芸術作品との出逢いの場を創出することも目的のひとつとする。

3.授業計画・内容
第1回:ガイダンス
第2回〜第5回:映像と音(楽)
第6回〜第9回:アニメーションの多様な手法(第7回ないし第8回の前半に中間試験を行なう)
第10回〜第13回:ミュージック・ヴィデオとそのさまざまなコンテクスト
第14回:学期末試験と解説
第15回:まとめ

4.テキスト・参考書等
テキストはとくに指定しない。参考書は授業でその都度紹介する。

5.成績評価方法
(1)中間試験と学期末試験(70%)、(2)平常点 [授業時のコメントシート、数回の小レポート(掲示はしない)など](30%)。そのほかさまざまな要素を考慮しながら総合的に判断する。

6.特記事項
かならず初回に出席すること。携帯電話の使用(時計としても)、居眠り、“内職”は不可とする。
映像作品はひとによって受けとめ方がまるでちがうのであえて書いておくが、(芸術作品にしばしば登場する)変わったもの、退廃的なもの、グロテスクなもの、エロティックなもの、とっぴなもの、未知のもの、「わからない」ものを受け入れられる者以外は受講しないほうがいいと思う。

【注意】初回に発表するテーマで小レポートを提出してもらう。これを履修の要件とし、未提出者は登録しても単位は取得できない。



早稲田大学 文学学術院(文化構想学部・文学部)非常勤講師

授業についての詳細はこちらで検索してみてください。



中欧の文学 月曜日 6時限 春期[前期]




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