モモンガについて

初めに・・・・
モモンガどんな動物?
モモンガを詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか?
実際私も、飼うまでは詳しい知識を得ていませんでしたヽ(^o^;)ノ

基本的には、腕から脚にかけて、皮膜がついており、木から木へ滑空する動物です。
種類によっても異なりますが、100g前後の小さい野生動物です。
生態はシマリスに近く(注:フクロモモンガは除く)、大きさも同じくらいです。
目が大きく、とても愛らしい姿形をしています。
モモンガのこのサイトに遊びに来てくれたという事は、それなりに興味を持って
訪問して頂いた訳ですし、多くを語らずともご存知かもしれませんね。
一つだけ言える事は、一度その姿を見れば、メロメロになってしまう事は、請け合いです(笑)
・・・という私も専門的な事は、あまり詳しくないということもあるのですが(^-^;ポリポリ
そんな管理人ですが、よろしく・・・という事で(^-^)

心構え
飼主の心構え
動物を飼う以上、ちゃんとした知識または知識を得ようとする努力は最低限度必要です。
そんな私も全然下調べもしないで飼い始めました(^_^;
でも、その後色々勉強し、たくさんの先輩オーナーさんからも助けていただきました。
動物を飼う事にはとてもリスクが伴います。
リスクを一緒に考えてみましょう♪

@お金がかかる
本当に必要以上のお金がかかります。
餌代、ゲージ代、その他の機材、たくさんのお金が出て行きます。
それに、環境に伴うお金もかかります。
夏場はエアコンをフル回転して電気代が3万位かかるのはざらですし、
冬場はヒーターで電気を消費します。
病気になったら、病院に行かないといけないですし、その費用もバカリなりません。

A外泊が出来ない
動物を飼う以上、長期の外泊は出来ません。
夏場で(エアコン必須)一晩、冬場で(エアコン必須)で二晩が限界です。
ペットホテルなどに預ける、友達に面倒をみてもらうなど、手配しなくてはなりませんし、
見ていただけるホテルも少ない。
それに臆病な動物なので、周りの環境が変わるだけで体調を崩します。
何が一番大変って、この外泊が出来ないと言うのが、動物飼育の難点ですね。

B手間がかかる
掃除や餌やり、「明日でよいか」などということは出来ません。
疲れていても毎日世話をしなくてはなりません。時間的余裕がある事も大切です。
基本的に夜行性なので、夕方以降餌をやる必要があります。

数々のリスクがあります。
勿論飼主に与えてくれる、癒しはそれ以上ですが・・・(^_^;
でもちゃんと考えてから、飼うか飼わないかを決めましょうね(^O^)

どんな種類がいるの?
ペットショップでおもに取り扱っている種類について説明します
モモンガといっても数多く種類がいます。
日本で見られるのは「エゾモモンガ」という亜種だそうです。
勿論捕獲などは禁止されているそうですので、見つけても無暗に捕獲などは
しないでくださいねf(^_^)。
各地にもモモンガは広く分布しているようですが、ここではペットショップ、つまり
ペットとして飼う事の出来る、モモンガについて説明していきたいと思います。

アメリカモモンガげっ歯類リス科モモンガ亜科
アメリカ大陸に分布している、モモンガです。※写真左
毛色が少し茶色で、他のモモンガに比べると小柄です。
性格は臆病な個体が多いのが特徴ですが、精神的に強く、飼いやすいのも特徴です。

【大陸モモンガ】げっ歯類リス科モモンガ亜科
ユーラシア大陸、中国、朝鮮などに分布しているモモンガです。※写真中央
アメリカモモンガより、一回り以上大きく、全体的に毛足が長いのが特徴です。
性格は自由奔放ですが、精神的に弱く、突然死を起す子もいる位繊細です。

【フクロモモンガ】有袋目フクロモモンガ科
オーストラリアなどに分布しているモモンガです。※写真右
リスと言うより、サルに近い感じです(風貌もね)。甘えん坊な子が多く、慣れると
人なっこい子が多いのが特徴です。

上記で判るようにアメリカモモンガと大陸モモンガはリスの仲間となります。
よくショップや、飼育本で「リスと同じ飼育要領」と言われるのはこの為かもしれません。
風貌も何処となくリスに似ています。
リスより目が大きく、皮膜がついているのが特徴です。
しまリスと大きく違うのは、「冬眠」しないと言うことでしょうか?
飼育下のリスは冬眠させないようにするようですが、冬になると凶暴いなるこも
いるそうです。ももんがは一年中あまり変わりません。

写真でもわかる様に、アメリカモモンガと大陸モモンガは、一見似ています。
慣れれば、確実に種類の違いが判りますが、たまにプロ(ペットショップの店員)
なども見分けがつかないことがあります。

それに比べて全く風貌が異なるのがフクロモモンガとなります。
種類も全く違い、有袋類となります。
有袋類とは、カンガルーやワラビーで代表されるお腹にフクロを持つ
動物です(袋を持つのは♀だけですよ)。

種類の違いや、詳しい説明はモモンガの種類についてを参照ください。



モモンガって空を飛べるの?
空を飛ぶイメージありますが・・・はたして?!
モモンガと言えば空を飛ぶイメージがありませんか?
フィギアも写真も飛んでいる写真が多くあるので、私も飛べる動物と思っていました。
しかし、正確には空を飛ぶわけではなかったのでした(o^-^o)
上から下へ「滑空」するのです。つまり上から下へ飛び移る時に
皮膜を広げてより遠くへ、着地するのです。
よって鳥みたいにパタパタ下から上へ飛べるわけではないのですヽ(^o^;)ノ。
モモンガは通常野生下では、地上に降りないそうです。
つまり木から木へ移動し、生活しているようです。
その方が天敵にやられる可能性が少ないからだそうです。
飼育下でも、めったに床にいることはないようです。
しかし家の圭(大陸モモンガ♂)は下に下りてくつろいでいますし、アメリカモモンガの2匹
も移動する時は床を走ってかけてきます(笑)
固体差が左右するという事ですね。
※固体差とは、人間でいう性格みたいなものです。

活動時間はいつ?
家庭家庭の事情で変化?!
基本的には夜行性です。
日が暮れたら起き、夜明けとともに就寝・・・。これが基本です。
しかし、飼育下ではその時間はまちまちの様です。
基本の夜行性は変わらないのですが、微妙に活動時間が違います。
これは、飼育者の生活時間にも大きく影響するのではないかと思います。
太陽が当たらない部屋での飼育は、野生下とはかなり違います。
つまり、電気を消した時間が、彼らにとっての夜なのではないかと考えられるのです。
よって夜7時であったり、夜10時であったり、夜1時であったりする訳ですね。
ちなみに、うちは夜1時から2時前後から活動するようです。
飼い主が夜更かし気味ということも言えますね(^o^;

泣き声について
固体差によっても異なります。すごく・・・かなり・・・
種類によってもかなり違いますし、固体差によってもかなり違います。
勿論飼い主の受け取り方もさまざまですので、一概には言えませんが、
比較的気になるほどではないと思われます。

【アメリカモモンガ】や【大陸モモンガ】については、小声で「チュリチュリ」等鳴く程度で
あり、とと家でもあまり鳴く声を聞いた事はありません。
反対に気になるとすれば、夜行性のモモンガですので、夜中行動する
ゲージ音(我が家は柵ゲージなので)の方ではないでしょうか?

【フクロモモンガ】については、かなり大きな声で鳴きます。
勿論犬や猫の比ではありませんが、こんな小さいのに・・と思うほどの
声を出します。
特に威嚇する時に出す「威嚇音」・・これは油蝉が鳴いた様な声ですし、
寂しい時に出す「寂しい音」・・これは犬が「あんあん」となく感じです。
フクロモモンガの泣き声について詳しく知りたい方は、
フクロモモンガ界のプロであるぱぱさん&ままさんの
ホームページぽっこりらんどへどうぞ。

臭いについて
飼い主の受け取り方もあるかも?
臭いがきついのでは?そう思われている方も多いかもしれません。
シャンプーなどをしない野生動物ですので、臭いと言われればそうかもしれませんが
あまり気になるほどではないと私は思います。

【大陸モモンガ】は、他のモモンガよりひとまわり体が大きい為、排泄物も多少
多いかもしれません。
しかし元々小さい生き物ですので、他の犬や猫よりは
匂う事はないのではないでしょうか?
モモンガはゲージに捉まり排泄をするので、その飛び散りなどで
臭いがつく場合もあります。
必ず対策が必要ですので、詳しくはおしっこ対策についてを参考ください。

【フクロモモンガ】♂はおでこ、腕、胸に臭腺があり、♀より臭いがキツイかもしれません。
甘い物が好きなせいか、甘ったるい匂いがします。その臭いをどう思うかは
個人差がありますので、なんとも言えませんが、どちらかというと
私は苦手かもしれませんσ(^_^;)

【アメリカモモンガ】は、基本的には大陸モモンガと同じ臭いがします。
しかし、タイリクモモンガに比べ、臭いも、排泄物も少ないので、
そういう観点で考えると、比較的一番飼いやすいかもしれません。

設定温度について
温度管理は重要です。小さいから直ぐダメージを与えてしまいます
これは種類によって、それぞれ出身地が違うので適温についても異なります。
大体の目安を書いておきますので参考にしてみてください。

【アメリカモモンガ】【大陸モモンガ】
とても夏には弱い生き物です。比較的冬には強いようです。
勿論住んでいる場所にもよりますし、一概には言えませんが、
28度以上はかなり負担がかかるようです。
アメリカモモンガに比べ、大陸モモンガのほうが暑さに弱い様です。
これは出身地域によるのでしょうね。

【フクロモモンガ】
比較的夏には強い生き物ですが、寒さには弱いようです。
冬場はヒーターが必要でしょう。
こちらは23度以下になると、身体がめっきり冷え切ってしまいますので
保温性のある巣を使うなど工夫してみてください。

何はともあれ、人間が過ごし易い温度23度〜26度であれば問題ないの
ではないかと思います。
我が家では3種いる為、夏場のエアコンの温度は28度にしてあります。
冬場は20度に設定しています。詳しくは温度管理についてを参照ください。
出来れば、温度計を設置し、こまめに温度を調節しましょう。

しかしベビー(赤ちゃん)については全く異なりますので、
詳しくはベビー飼育についてをご覧くださいね。