ベビー飼育について

ベビーモモンガの季節
かわいいっ
毎年11月〜2月はアメリカモモンガベビー、5月は大陸モモンガべびーが、
ペットショップを賑わわせます(^o^)。
『ベビーは可愛いっ』殆どの方がそう思うのではないでしょうか?
しかしちょっと待ってください。
ベビーの飼育には、それなりの知識と努力そして愛情が必要ですヽ(^o^)ノ。
ベビーモモンガはとてもでリケートで、大変弱いものです。
まずは、迎える準備から始めましょう。

プラケース(水槽でも可能)
ベビーはまだ骨がしっかりしていません。落下による怪我、保温の面を考えてもプラケースが最適です。
水槽ケースでも蓋があれば可です。保温シートを設置する事も考えて底はフラットな物を選びましょうヽ(^o^)。我が家では、大・中・小と3つケースを使用しています。成長に合わせて、小→中→大ケースに引越しし、訓練をしたのちゲージへ移動します。
保温シート
26度から30度を保ってくれる電気シートです。
プラケースの下や、側面に貼ります。ケース外に張る為、モモンガのイタズラの心配もありませんので安心です。値段は一番小さい物で2000円位です。ゲージの半分(または三分の1)位のシートが無難です。
色々種類があります。爬虫類コーナーにおいてある場合が多いので、探してみてください。
保温電球
電球型の保温機です。
フックによってつる下げるタイプですのでゲージには向きますが、プラケースタイプには不向きです。
ゲージに移動したて、または冬時期などに使用します。
ゲージの中につる下げるので、コードをかじられない様工夫がひるようです。
水のみ
プラケース内は余り広くないので、ボトル式のタイプで内側の壁に貼り付けるか、飲み口が小さく溺れない、鳥用の水のみを入れてあげた方が無難です(詳しくは水のみについてへ)。
ひっくり返しこぼしたりし、溺れるような容器は不向きです。体が濡れてしまうと温度調節を出来ないベビーは風邪をひいてしまいます。体調不良は一気に死を招きますので注意が必要です。
小動物用粉ミルク
牛乳、その他動物用のミルクは成分が違うので、必ず小動物用の粉ミルクを使用してください。
授乳は小さい子ほど胃が小さいので、数時間おき(3時間)にミルクを与えてください。一度に飲む量が増えたら、授乳の回数を徐々に減らしてください。モモンガは成長が早いので、1ヶ月位で、一日に一回程度の授乳で済むようになります。
床材(紙)
ケースに新聞紙を引き紙ペレットをひいています。
なぜ紙ペレットが良いのか?それは上にも書きましたが吸収性がいいからです。小さいうちは少しのことで体調を崩す場合がおおいので、自分のおしっこで濡れて風邪をひく場合もあります。ですのでベビーの飼育時はこれを使用しています(詳しくは床材についてへ)。

設置方法(我が家の場合)
一例です。

設置写真
床材・紙ペレットをひきます。
水のみ、餌箱、巣箱(ティシュケース下写真参照)を上に置きます。
巣箱の下側に、パネルヒーターをくっ付けます。
必ず熱の逃げ場を作るようにしてくださいね!
温度調節として、温度計も設置してください
ティシュケースの巣箱
普通の巣箱より下がないので、より暖かさが伝わりやすいのがポイント。
以前木の巣箱などを使用していたが、おしっこをしやすく、その上などに寝て体が冷えてしまうのと、熱が伝わりにくいのでこれに変更。汚くなったら捨てられるのも利点
冬場にかけて、ベビーが生まれます。ヒーターだけですと夜などは温度が下がる場合があります。温度計で、28度〜30度を保つように心がけてください。
←これは温度が下がらないよう、あと、圭(タイモモ♂)は神経質だったので、目隠しのために毛布を巻いていました。


温度管理
最重要ポイントです
モモンガの飼育における重要ポイントになります。
ベビーは自分で温度調節ができなく、必ず保温機が必要となります。
温度は恒に28度〜30度を保つようにしてあげてください。
温度計をプラケースの上部に取り付け、温度管理をするのが最適です。
特に、アメモモやタイモモは、冬時期にやっていますので、毛布で囲うなり
熱が逃げないようにする事も、大切です。
保温シートですが、必ず底辺の半分以内に貼るようにして
必ず、暖かい所とつめたいところを作る事がポイントです(^o^)
寒くなれば、暖かい所へ移動しますし、熱くなると涼しい所へ移動します。

授乳
最重要ポイントです
モモンガの飼育における重要ポイントになります。
もう一つの重要ポイントが「授乳食事」です。
人間の赤ちゃんと同じで、小さいモモンガベビーもとても胃が小さく出来ています。
小さければ小さいほど、数時間おきの授乳が必要です。

30g前後のベビーは、3時間〜4時間おきの授乳が必要です。
食の細い子、量をあまり飲まない子は、もっと短いスパンで授乳してあげて見てください。
授乳の他に、りんごや人参などの、果物をケースに入れておきます。
始めは歯がしっかりしていないので、ハミハミする程度ですが、
徐々に食べられるようになります。消化の悪いものなどは子の時期与えない方が無難です。
さつまいもなどは、繊維質が豊富な為下痢を起こす事も考えられます。

徐々に、胃が大きくなりますので、一度に飲む量が増えていきます。
この時期は、モモンガの成長にとっても大切な時期ですので、よく食べさせ、よく寝かせ
おおらかな子に育てるようにしましょう\(^o^)/。
ミルクは骨を形成する為にも大切なので、無理やり断乳する必要はないのではないかと
思っています。心配しなくても徐々に飲まなくなります。
この時期の愛情の与えで、人間嫌いになるか決まるような気がしています。
出来れば、授乳時は直接手に抱えてあげた方が慣れやすい気がします。

【食の細い子に対しての対応】
食の細い子は、やっぱり存在します。
パンにミルクを浸してあげたり、リンゴを摩り下ろして飲ませたり
工夫をしてあげてみてください。

健康管理について
油断大敵です
ベビーは体力も弱い為、下痢などで一気に死へ至る場合も少なくありません。
モモンガはもともと診察していただける獣医さんも少ない上に、専門に解明されて
無い事も多いのが実情です。
買われた時、ペットショップなどで、モモンガを見て頂ける獣医さんなどを確認しておくと
良いと思います。ちゃんとしたショップですと、行きつけの獣医が存在する事が多く、
紹介してくれたりしますよ(^O^)。
それが駄目なら、モモンガオーナーさんに聞いてみる事をお勧めします。
様子がおかしくなってから、病院を探す事はかなり困難です(経験上)
それに、飼い主も動揺しますしね(^-^;。

特にベビー時の下痢は、体力を消耗し脱水症状を引き起こします。
すこしでも、不審な点があれば、即病院に連れてってください。
早期発見、早期治療が大切です。

最後に・・・
一番は愛情をもって接することだと思います。
観察すればするほど、早期発見も早くなりますし
愛情の分だけ、慣れてくれる気がしています。
とても固体差が大きい為、その子なりの接し方が必要だと痛烈に感じています。
皆さんのモモンガちゃんが元気で成長してくれる事を願っています(^_^)
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