ゆったり帰国(最終日のできごと)


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<晴れたり曇ったり 風強し>

ホテルにて

9時前に起床。パッキング帰る準備をしつつ、今日の予定を考える。
チェックアウト12時まで、
集合13:20、
朝食のミールクーポンが残っている。
結論:ともかくホテルで朝食を取り、海かプールで時間をつぶす。
ただし、海は帰りに塩や砂で荷物が汚れるし、体がべたべたするから却下。
買い物の残りは、みやげ物は空港ですませることに。

朝食

これで最後なので、まだ試していないものを少しづつ挑戦。

この旅行で胃が小さくなったのか、少しで満腹に。
ダイエットにはパシフィックスターの食事が良いかもしれない。
ミールクーポンが2枚残った。オプションで買う場合、ミールクーポンは少ない枚数を買うべきである(うちの場合)

部屋に戻り、プールの支度。
その他はスーツケースに詰める。チェックアウトしてスーツケースを預け、プールへ。
太郎さんの旅行記には、ホテルのフロントの話が出てくるが、我々はこのときだけしか交渉がなかった。それも
Check out Please.
Please charge it by card.
Thank you.
以上3フレーズ。 スーツケースは、エレベーターを降りたところで、ベルキャプテンのチャモロ系おじさんが
”ハイライトツアー? ここね、ここね”
と言うので、ロビーの一角にかためて荷物が置いてあるところへ。

ホテルのプール

デッキチェアが6割くらい埋まっている。プール脇の受付でタオルを貰う。
でかいインコ2匹が放し飼い。次男がちょっかいだそうとする。心配。
2人の浮輪を膨らませ、メインのプールに入る。結構冷たい。
天気は、日がさしている時間より、曇っている時間の方が、1:2くらいで長い。
プールサイドの一角にジャグジーがある。からだが冷えるとそこで暖まる。
いっぺん入ってしまうと、出るのがおっくう。
狭いので、子供たちは浮輪付きで放し飼い。
長男ほどの歳の女の子2人とママ2人。ママ達はお話ししながら子供を見ている。
次男はオレンジ色の、肩まである水着を着ている。浮輪ごと風に流されて、ママ達のところへ。
かのママ達の会話;
ママA:あら、にこにこして楽しそうねえ。
    (次男が愛想笑いをしている)
ママB:ボクかな?
ママA:(浮輪の名前を見て)かすみちゃん!?・・・
    女の子よねー。
ママB:かすみちゃんっていうの。よろしくねー。

私は素知らぬ顔をして、笑みをかみ殺していた。
浮輪は、近所の”むらやま かすみ”ちゃんのお下がりだった。
”ようちゃん(次男の呼称)、あがるよー”と連れ戻しに行ったとき、 ”あら!?”という顔を向けたママさん達であった。

パシフィックスターホテルの海側の壁面は、斜めに切れ込んでいる。建物よりのジャグジーへも日がさすようにするためか。
ジャグジーで雲をぼんやり見上げていたとき、雲の切れ間から日が差し込んできて気が付いた。日本より緯度が低いから、傾斜が急なのだろうと勝手に納得した。

1時頃に着替えて支度。
ツアーカウンターの集まるロビーに集合。
ANAツアーデスクのおばさんが名前を呼び上げ、搭乗券を渡される。間もなくバスが来て乗り込む。空港まで約15分。

Guam空港

空港に着いた。新しいターミナルビルを作っているようだ。
フットワークの重い子連れの我々は、後に遅れて空港カウンターへ。
人が並んでいるので、何も考えずにその後ろへ。
ん?前の人たち日本語を話していない。隣の航空会社だった。
なにせ、ANAのカウンターには待つ人がだれもいなかったもので。同じバスで降りた人たちは、とっくの昔に手続きを終えていたようだ。
我々もあっさり手続きが終わる。すでに次男はベビーカーに収まり寝ている。ベビーカーは機内持ち込みだ。
搭乗時刻15:30まで、まだ1時間以上ある。

軽く食事をするために、2階へあがりカフェテリアへ。
空港内では、このカフェテリア隣のラウンジのみ喫煙可。
チャモロ系のおじさん店員が1人のカフェテリア食べ物カウンターは、長い列が。かのおじさんはのんびりとサーブしている。
ここのお奨めは、チャモロ風サービスプレート(定食)。皿に山盛りだ。
やっと私の番だ。軽く済ますつもりなので、HOT DOG with cheeseを頼む。
わかったという顔のおじさん。
ところが、次の人がサービスプレートを頼む。おじさんはそれをよそう。また次の人がサービスプレートを頼み、それをよそう。
とうとう、私一人取り残される。
"HOT DOG"ともう一度言う。
忘れていたのか、面倒くさかったのか。
奥の冷蔵庫からソーセージを出してくる。
おじさんが、"with cheese?"と私に聞く。覚えていたんじゃないか、まったく。
グアム空港のカフェテリアではサービスプレート盛り合わせを頼むべきである。
テーブルへ戻ってみると、次男はやはり寝ている。長男もジュースを2〜3口飲んで、イスの上に横になって寝てしまった。
妻は、サンドイッチを買ってきた。タマゴサンドに細かく刻んだパイップルが入っている。予想してなかった味に、妻は1切れ食べるのがやっとだったようだ。

搭乗時刻30分前になったので、荷物検査を通り出発ロビーへ。確かに出国審査がない。みやげ物を物色するうちに、そろそろ時間となる。
その頃には、子供たちも目をさました。
搭乗ゲート前には、人々が長い列を作っていた。
我々は並ばず、ゲートそばで待つ。子供連れは優先的に入れてくれるからである。 みやげ物で荷物の多い帰りの便では、収納場所を確保するためにも、このシステムはありがたい。

ANA912 16:00 - 18:35

席は窓際から3つならび。席の前は備品収納スペースで、スクリーン前と同様に乳児用ベッドが付けられる。それだけ足元が広い。
これはラッキー。

次もANAを利用しても良いかな。
げんきんなやつである。

長男は通路側へ真っ先に座る。外の飛行機が見えるから窓際へ座らせようとするが、ゆずらない。
反抗期である。
なんとかなだめすかして、窓際へ。案の定、その後は窓にへばりついたままだ。
ただ、どうも長男は熱っぽい。疲れが出たか。
機内食は、大人はビーフ煮込み。子供はフライドチキン、行きと同じだ。長男はほとんど食べず、次男はしっかり食べた。
帰りの便では、サービスのおもちゃがなかった。

間が持たない。

搭乗前に昼寝をしてしまったせいか、次男は元気いっぱいだ。席でじっとしていられず、愛想を振りまきながら機内を行ったり来たり。他の方への害は少ないからまあ良いか。そして、ファーストクラスの螺旋階段が気に入ったようで、そこを上ったり降りたり離れようとしない。おかげで私もあの階段を初めて上ることが出来た。
長男は体調が悪いからか、ぐずぐずして、眠そうなのだが眠れないようだ。
妻が、機内に備え付けの絵本を2冊借りてきた。長男をなだめるためだ。2冊のディズニーの絵本は、よりによって1冊が日本語、1冊は英語だ。
日本語の方を読み終えてしまった。次は100ページ以上ある英語の方を読めと言う。
英語の絵本を翻訳しながら読んだのは初めてだった。
ドナルドの家に、ディズニーのキャラクターが次々と誕生パーティにやってくる話だ。
このためには、登場人物の名前を記憶することとストーリーに対する理解が必要である。とても骨のおれる作業であった。

このような具合に、ガチャガチャするうち、地上の明かりが見えてきた。
最後の最後になって、スチワーデスが旅行出発前にリクエストしておいたおむつを持ってきた。どうせ処分するからだろう。こちらも荷物がかさむ。が、一応貰っておく。

成田空港

無事着陸。
機内で子供たちを着替えさせる。私はセーターを着る。
扉を出ると、いきなり寒い。
やはり、着替えを必ず機内に持ち込むべきだ。
現地の格好のまま乗り込んだ日本人の太ったおばさん。寒かったのだろう、腰にバスタオルをまいてチャモロ風のいでたちだった。
入国手続き関係は、比較的すいていてすんなり出られた。スーツケースから上着を出したり、子供をトイレに連れていったりするうちに、7時半近くとなる。

注意:グアム空港の免税店で、ビーフジャーキーを買った。入国の際には植物検疫が必要。承認マーク入りのものを入手しましょう。(出国地の空港で売っているものは当然OKでしょうが)

帰路

アラジン駐車場に電話。送迎バスはもう外で止まっていた。
駐車場に着くと、預けた車はエンジンがかかっていて暖まっている。
まだ、座るとシートが冷たい。暖めておくのは駐車場の気配りか?
8時前に駐車場を出る。
途中で3人とも寝てしまった。
東関道ー>湾岸ー>レインボーブリッジー>首都高と経由
環状線が2kmほど渋滞していたが、9時半過ぎには家に到着。
子供たちはすっかり寝入っていたため、そのまま布団へ直行。
時差がほとんど無いため、海外旅行特有の疲労感もなく、国内旅行から帰ってきたような感覚だった。
お疲れさまでした。


これでおしまいです.辛抱強く読んでくれてありがとうございました. Guamに行く際の参考にでもしてください.


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