徹夜踊りは心意気
やっとの事でたどり着いた、郡上八幡。
ずいぶん遠回りをしてしまったので、旅館「三富久」に着いたのは、18:00を回っていた。
わりとこぢんまりしていて、若女将(シェイプアップ・ガールズのメンバーの内の1人に似ている)の心のこもった接客がすがすがしい。
窓の外がすぐ河原。暗くなってくると、川沿いに灯火がともされる。幻想的な雰囲気だ。
しばらく休んだあと、夕食。
夕食を食べたあと、ざっとお風呂に入って浴衣を羽織って外に出る。…ここに泊まりに来た目的「郡上踊り」を見るためだ。
このお祭りはけっこう有名らしく、全国から観客が集まってくる。
私たちが祭りを見に、町のメインストリート(と、いってもけっこう細いが)へ向かうと、けっこうな人だかり。
祭り=踊りという感じなので、お祭り特有のごてごてとした屋台(2〜3軒くらいしかない)はなく、町の人々は山車(山車の上で生演奏している)を従えてとにかくひたすら踊っている。
仮装している人あり、浴衣姿あり、半纏の人あり、…かと思うと普通の格好で熱心に踊っている人ありで、銘々楽しんでいるようだ。
踊りは、何だかパラパラをゆっくりにしたような感じ。動きが単純なので、すぐに覚えられる。観光客も一緒に踊っている(旅館の浴衣を着ているのですぐ分かる)くらいだから。
問題は「長時間踊っている」ということ。
祭りは3日間に渡って続くのだが、夕方くらいから23:00まで踊っている。…最終日に至っては、徹夜で踊ることも稀ではないらしい。
…さすがにそこまでは付き合いきれないので、適当に切り上げて市内を散策してから旅館に帰って寝ました。