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街は少しずつ変わっていく


 停滞した町というのがロンドンの印象で、例えばパリはこの数十年で大きく変わり、デファンス、レアールが出来、ポンピドーセンター、オルセーがオープン、そしてレアールを中心にRERが新動脈として縦横に地下でネットワークしてしまったのに、ロンドンときたら、その間に開通した地下鉄はヒースロー空港ターミナル3駅分しかなかったというのが数年前までのことでした。

 でも久しぶりに訪ねると、そのロンドンも少しずつ新しい顔が出来つつあります。ドックランドは開設後暫くは殆ど空室のままだったキャナリーワーフ一帯も随分改善されたようだし、何よりも30年ぶり位になる新地下鉄ジュビリーラインも開業したし。ビッグバンの効果が現れてきたのかも知れません。

86年に開通したドックランズライトレイルウェイ。
後ろはかつて失楽園都市の墓標とまでいわれたシーザーペリによるキャナリーワーフ内ワンカナダプレイス。でも今は周囲でどんどん建築が行われている。

デームズ右岸にあるヘイズガレリア。
既存の倉庫の間を覆うガレリアのカーブがとても気に入っているのですが、もう一つ元気がなかった。
51 30 21.11N,0 05 00.74W

ジュビリーライン。
ウェストミンスター駅の乗り換えエスカレーター。全く何がなんだか分からないくらい深いところを走っています。しかし印象はパリのRERの駅にどことなく似ている。

キャナリーワーフ駅
これだけ雨がよく降る国なのに、一端外に出ないとたどり着けない構造になっています。そんなに駅を目立たせたい?でも頑張ってデザインしています。因みに設計はノーマンフォスターでした。なるほど
51 30 13.00N,0 01 10.23W

街は少しずつ変わっていく