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ロンドンのアパートメントホテル

チェッカーズオブケンジントン
Chequers of Kensington
51 29 43.47N,0 10 49.72W

 例えばJHCのホテルクーポンガイドブックを見ていると、ロンドンの所では“47Park Street”11万円などというのが目に止まります。2ベッドルームのスウィートだそうで、そうなんです、ロンドンにはこのようにアパートメントホテルがたっぷりとあるのです。それも最高級のものから手頃なものまで。ホテルは結構高い所でも狭くて設備もたいしたことないのが多いのですが(だから昔のB&Bの方がよっぽどいいのです)、アパートメントホテルはかなり充実しています。考えてみるといわゆるイギリス連邦の国にはこの類のホテルが多い気がします。カナダ、オーストラリア、まだ行っていないニュージーランド・・どこも旅行しやすい国々です。

 そんな中でのホテル探しが始まりました。4人ですので、やはりアパートメントホテルが一番です。先ずはバークレー(Barclay)という代表的エージェントで探してみました。ここはロンドンに限らず、世界あちこちのヴィラやアパートメントの手配が出来るなかなかの所なのですが、いいものは高いという現実に直面します。ちょっと名の知れたビューフォートは、1ベッドルームで米ドル換算で358ドルから480ドル、2ベッドルームでは600ドル(/1泊・室)以上もするのです。これにめげず、あちこち探し、最終的にホリデイアパートメント(Holiday Serviced Apartments)というエージェントで、土地勘もあるコベントガーデン、グローサーロード付近の中から、通常1ベッドルーム(4人)185ポンドの所、3月一杯は140にしますというのについつい引かれてしまい、Cromwell Roadにあるアパートメントを選ぶことにしました。予約はネットで行い、カード番号をファックスで送るという安心かつ原始的な方法で行っています。そしたら最後にファックスで届いた予約確認書がロンドンから改めて手紙で届き、半分感動してしまいました。

 で、ロンドン、クロムウェルロードに着いたのですが、このエージェントはホテル名を教えてくれなかったという馬鹿をしてくれまして、住所で場所はすぐに分かったのに、入り口が見つからず苦労しました。そしたら何のことはない、探していた所の目の前が入り口だったのでした。
 ホテル名は“Chequers of Kensington”でした。自ら“New breed of Apartment-Hotel”と名乗っているだけに、インテリアはクラシカルではなく、フローリングにガラスのテーブルと、なかなかモダンに作ってあります。
 で、部屋ですが最初ローワーグランドフロアーですと言われ、がっかりしたのですが(アッパーフロアとリクエストしてあったのですが、20%引きのせいでしょうか)、めげずに眺めのいい部屋はないかと交渉したところ、2日後に最上階の部屋が空くけどそれでいいかと聞かれたので、OKを出しました。
 そしてチェックアウトの時にホテルのパンフレットと料金表をもらったら、最上階ルーフガーデンの部屋は235ポンドもしているではないですか。フロントのお姉さん有り難うございました。140しか払っていないのにね。でも、エージェント通しだと時々あることです。
 という訳で、ロイヤルアルバートホールのドームを眺めながら、実にゆったりすることが出来ました。


603号室、ルーフガーデン付きのフロアプラン

75m2程度だと思います。

子供がまだ小さいので、2ベッドルームではなく、ソファーベッドによる1ベッドルーム定員4人の部屋にしました。そうしないととても高くなってしまう。

クロムウェルロードからの外観。
ヴィクトリア様式で6階建てというのは、かなりのボリュウムになります。右に行くとすぐにヴィクトリアアンドアルバートミュージアムが現れます。地下鉄グローサーロード徒歩2分でした。

リビングルーム。
窓はカーテンではなく木製のブラインド、床はフローリング、テーブルはガラス、チェアは木とスチールパイプの組み合わせと、ホテルらしくないところがなかなか気に入りました

ルーフガーデンから見る。
窓は左からバスルーム、リビングルームが二つ、ベッドルーム(もう一つは見えていません)です。何かマンサール屋根っぽいですが、ここはロンドンです。

キッチネット部分。
(ローワーグランドフロアの部屋のものです)マイクロウェーブはありますが、ホットプレート(ガス台の代わり)はなく、また当然グリルもありません。扉を閉めると完全に隠すことが出来ます。

ベッドルームの窓越しに見るロンドンの風景。遠くにはロイヤルアルバートホールのドームが見えます。建物は幹線道路沿いは6,7階建て、一歩中に入ると3階建て程度です。

バスルーム。やっぱり窓があるといいですね。置いてあるソープはニュートロジーナでした。なかなかにくいことをやっています。

ロンドンホテル2000