home2000年のロンドン子供たちのお楽しみ


子供たちのお楽しみも

 ロンドンでは、少しは子供たちのお楽しみも取り入れようと、行ったところを2つご紹介します。

1)ブルーベル保存鉄道
 ロンドンの南約40km、ガトウィック空港の東にあるこの保存鉄道は、ロンドンから気軽に行ける距離にあります。そして、春から秋、更にはクリスマスシーズンには子供向けの催しを週末を主体に開催しており、事前に調べてみると、ちょうど「ステップニー・ファン・ウィークエンド」と銘打って、トーマスにも出てくるステップニーという蒸気機関車を主人公に、子供向けのイベントも駅ごとに開催しているというのがあるではないですか。早速ロンドン到着の翌日に訪ねてみることにしました。
 ヴィクトリアステーションから南下し、クロイドンから支線に入り、着いたところがEast Grinstead駅。そこで待つこと20分、2階建てバスに乗り、出発地点のKingscortに到着。そこには子供連れの人々が今かと蒸気機関車の到着を待っていました。
 ステップニーはとても小さな機関車でした。これに引かれて乗っていくと、駅毎に子供向けイベント・・・カルーセルが出張してきてたり、大道芸、いわゆる縁日、手品、クイズラリー・・・。皆さん子供や孫の手を引きながら楽しんでいます。
 ロンドン自体当然大人の町で、子供は大概おとなしく、そして目立たなくしているのですが、ここでは子供は自分が主人公ということを実感して大はしゃぎで汽車に乗っています。そして、それを取り巻く大人も実に楽しそう。孫を抱いて記念写真撮ったり、我が子にそこに立て、いやこっちもいいなんてて言いながらビデオ回したり、・・そんな親の姿は日本もイギリスも全く変わらないなって思った次第です。
 3月末というのはシーズンの初めで、東京の英国政府観光局にはまだ去年のイベント情報までしかありませんでしたが、それらも問題なくインターネットで手に入るようになりました。(http://www.bluebell-railway.co.uk/
 因みに6月には一番人気の「トーマス・デイ」を2週にわたって開催するようですが、さすがにこのイベントは事前予約が必要です。
 移動手段としての鉄道ではありませんが、田園地帯を約30分かけてのんびりと走る様は、正に旅でないと味わえないものでした。


ステップニーの勇姿。蒸気で煙っています。でも一両では引っ張れず、2両で牽引します。

途中駅、ホーステッドキーンズ駅で
一体蒸気機関車は何台持っているのでしょうか。娘が持っているのはステップニーパーティーボックスです。こういうのを、ちゃんと売っているのですね。

パーティーボックスの中身の一部。蒸気機関車だらけだ。

先頭車両は展望車。追加料金(1ポンド?)が必要です。
大人しか写っていませんが、子供は一番前にいます。みんな機関車が大好き。

2)ロンドン交通博物館

 何か鉄道関係ばかりですが、衛兵交代をここでご紹介してもしょうがないので、ちょっとだけご紹介します。コベントガーデンの前、ロイヤルオペラハウスの並びにある交通博物館は、馬車鉄道、市電、最初の地下鉄や最近の動きまでを展示しており、主な車両の内部にも入ることが出来ます。私にとっても最初にロンドンに来た頃の自動券売機なんかがあって、結構懐かしく見入っていました。コベントガーデンは相変わらず人出がありますが、この中はさほど混んでおらず、子供が少々あちこち行ってもさほど問題なく見ることが出来ました。
URLはhttp://www.ltmuseum.co.uk/です。

2階建て路面電車。香港の前身という訳か。
 
子供達