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タ プロム
Ta Prohm
13 26 05.61N,103 53 21.44E

 聳える榕樹

 熱帯のジャングルの凄さをまざまざと見せつけてくれるのがここタ・プロムです。航空写真で見ても、アンコールワットやトムはしっかりとその存在が判るのですが、ここタ・プロムは何となくその輪郭である正方形は判るけれど、建造物の姿を確認することが困難なように、森が今でもしっかりと覆っている状態です。
 確かにここまでスポアンという榕樹に浸食されると、容易には取り除くことは出来ないでしょう。解説によればここはフランス人が発見した状態のまま現在にしているとのこと。でも木々は日々生長していくし、場合によっては倒壊したりもする訳で、その保存は困難を極めているのが実情です。祖先の建築技術の力とそれを飲み込もうとする自然の力、そのせめぎ合いの凄さを感じさせる所でした。ここももっとじっくりといたいと思った所です。団体さんが寄せては引いていく(こっちもミニ団体さんですが)。その落差が結構あり、静寂が来る時もしっかりあるので、そんな時を味わっていたい。

 

 

倒れそうで倒れない巨木。でもいつの日にか倒れることでしょう。そして手前には崩壊した建造物の石が一杯苔むしています。
木々が生い茂る中で、この門だけはその進入から逃れていました。結構こぢんまりした作りです。
全くどこから生えているのか。 もう半分倒れている回廊。本当に木々が重そうです。
回廊の上で芽が出た木々は、最後には地面と繋がり、更に生長していったのです。
タ・プローム

アンコール、ホーチミン