スライドショー映像作成ツール
概要 操作 シナリオ ダウンロード サンプル 履歴
作業の流れ
当ツールにおけるおおまかな操作は、以下の通りです。

1.シナリオファイル作成 テキストエディタでシナリオファイルを記述します。
2.シナリオファイル指定 作成したシナリオファイルを当ツールに入力します。
3.コンプレッサ選択 AVIファイルでの出力の場合には、コンプレッサを選択します。
Windows Media Video 出力の場合はビットレートを選択します。
HTML 出力の場合には、出力スタイルを選択します。
※QuickTime 出力の場合には、何も聞いてきません。
4.作成処理 作成処理は長時間を要します。のんびり待って下さい。
起動
HiSS.exe または HiSS_CUDA.exe のいずれかを起動します。

HiSS_CUDA.exe は名のとおり,CUDA を利用できます。ただし,CUDA 2.1 に対応した CUDAドライバ,CUDAツールキットがインストールされている必要があり,そうでない 場合,おそらく起動できません。GeFORCE系のビデオカードをお持ちの場合は 以下から入手して下さい。
CUDAのページへ
メイン画面
当ツールの各コントロールを以下に示します。

入出力グループ
ツールの入出力となるファイル名の情報です。
シナリオ シナリオボタンをクリックすることによってファイルオープンダイアログが出現します。 ここで選択されたシナリオファイルのファイル名が表示されます。
出力 出力ファイル名をキーボードから入力します。 デフォルトでは、OUTPUT と入力されています。 この場合、映像ファイルは以下のような名前で作成されます。

AVIOUTPUT.avi
Windows Media VideoOUTPUT.wmv
QuickTimeOUTPUT.mov
HTMLOUTPUT (フォルダ内 index.htm)
設定グループ
作成処理の各種設定を行います。
プレビュー プレビューモードで作成処理を行います。 当ツールは、処理効率が悪い(画像処理のほぼすべてをCPUの演算で処理)ので、 とにかく時間がかかります。 プレビューモードを有効にさせると以下が有効になり、シナリオの確認作業に向いています。
  • 画質を落として多少の高速化
  • 画像にその画像のファイル名埋め込み
  • フレームレートを落として処理時間を短縮
デフォルトでは、フレームレートを1/4に落とします。 しかし、だからといって処理時間が1/4になるわけではありません。
進捗画像 作成処理の進捗は、プログレスバーおよびフレーム番号にて確認することができますが、 進捗画像を有効にさせると、さらに現在作成中のフレームが画像として表示されるようになります。
いたわり オーバークロッカーご用達のいたわりモード機能。チェックを入れると、 1フレーム生成毎に一定時間処理を停止させます。 これによりCPUなどの温度上昇を抑制させる?ことができ、 PCをいたわってあげた気持ちになれます。
以下に該当する方に向いています。
  • オーバークロックによって常に温度を気にしてドキドキしながらPCを扱っているあなた
  • カツ入れまでしてPCを酷使しているあなた
  • 作成中に、会社から持ち帰ってしまった作業の続きを行いたい時間的余裕のないあなた
※果たして、この機能が有効であるのかどうかは不明です。
まびき まびきモードで作成処理を行います。 まびきモードを有効にさせると、全く同じ画像が連続するフレームの処理を間引くことによって、 作成処理の時間を削減します。 ただし、エフェクトを多用しているシナリオでは、あまり効果は見られないと思われます。

※Windows Media または QuickTime チェックボックスにチェックが入っている場合、 当チェックボックスは無効化されます。
※まびきモードで作成されたAVIファイルは、まびきに該当するフレームが欠落したファイルとなります。
よって、このAVIファイルを他のツールに持っていった場合、読み込めない等の問題が 発生するかもしれません。ちなみに、Windows Media Player、Windows Media Encoder では、 特に問題は発生しませんでした。
マルチスレッド マルチスレッドで作成処理を行います。 マルチスレッドで作成処理を行うことにより、 ハイパースレッディングを実装した Pentium 4 や デュアルコアプロセッサを搭載したPC、 マルチプロセッサ構成のPCなどでは、 CPU 利用率が向上し、 作成処理の時間を多少削減させることができます。

※上記に示したPCでないと、当設定は有効化されません。
CUDA CUDAを利用して処理を高速化(?)させます。

※CUDAに対応したGPUを搭載し,CUDAドライバ,CUDAツールキットがインストールされた PC でないと起動できない,または,設定が有効化されません。
出力フォーマットグループ
出力フォーマットの選択を行います。
AVI AVI フォーマットでの出力を行います。
Windows Media Windows Media Video フォーマットでの出力を行います。 現状では、以下のビデオ、オーディオのビットレートの組み合わせによるエンコード設定となります。

ビデオ
256Kbps
512Kbps
1Mbps
2Mbps
4Mbps
8Mbps
16Mbps
×
オーディオ
64Kbps
128Kbps
192Kbps
256Kbps
512Kbps


※Windows Media Encoder 9 がインストールされていない場合、当設定は有効化されません。
QuickTime QuickTime フォーマットでの出力を行います。 現状では、ビデオコーデックに H.264 の QuickTime で定められる通常品質で圧縮され、オーディオは 非圧縮の設定となります。

※QuickTime がインストールされていない場合、当設定は有効化されません。
HTML ウェブブラウザで閲覧可能な HTML フォーマットでの出力を行います。 映像の切り替わりポイントや、一定間隔の各フレーム画像を並べたページを作成します。
HTML出力のサンプル

※出力される画像は、320x240 または 160x120 サイズに変更され、フォーマットはビットマップ (.bmp) となります。
各ボタン
バージョン情報 当ツールのバージョン情報をダイアログにてお知らせします。
シナリオ 作成するシナリオファイルを指定するためのものであり、 クリックするとオープンファイルダイアログが出現します。 シナリオファイルの指定は、当ダイアログに対してシナリオファイルをドラッグ&ドロップ することでも可能です。
シナリオ情報 指定したシナリオファイルを確認するためのものであり、 クリックすると以降に説明するシナリオ情報ウィンドウが出現します。
作成 スライドショー映像の作成を開始します。 シナリオファイルが指定されている必要があります。

AVIファイルでの出力の場合、クリックするとコンプレッサ選択のダイアログが出現しますので、 好きなコンプレッサを選択すると、作成処理が開始されます。 コンプレッサは、使用しているPCに登録されているものが選択可能となりますが、 中には、選択してもエラーが発生するものや、 スクリーンサイズとの関係でエラーが発生するものもあったりします。 何回か試してください(すみません)。 最悪、「未圧縮」を選択すれば確実ですが、出力されるファイルサイズは巨大になり、 2Gバイトを超えた時点で再生不能なファイルとなってしまいます。

Windows Media Videoファイルでの出力の場合、クリックするとビットレート選択の ダイアログが出現します。

HTMLファイルでの出力の場合、クリックすると出力スタイルを選択する ダイアログが出現します。 出力フレームでは、映像の切り替わりポイント、または、一定間隔(30フレーム間隔)で出力するのかを選択します。 出力スタイルでは、画像の並べ方を1列、3列、5列のうちから選択します。

動作状況 動作状況を示すログを表示するウィンドウを開きます。
中止 スライドショー映像の作成を中止します。スライドショー映像の作成中である 必要があります。
終了 当ツールを終了します。
シナリオ情報画面
ウィンドウを以下に示します。

シナリオツリービュー
シナリオファイルで定義された各ブロックの依存関係(階層構造)をツリービューで表示します。 各ブロック名をクリックすることで、該当ブロックを選択することができます。
フレームスライダー
シナリオツリービューにて選択されたブロックのフレーム番号を、 当スライダーで指定することができます。
各種情報グループ
シナリオツリービューにて選択されたブロックに関する情報を出力します。バージョン 1.0.0 時点では、ブロック情報はブロック名、ブロック種別、フレーム数、時間が表示され、 音楽情報は音楽ファイル名が表示されます。
各ボタン
画像描画 シナリオツリービューにて選択されたブロックの、 フレームスライダーにて選択されたフレーム番号に該当する画像をプレビューウィンドウに表示させます。
画像出力 プレビューウィンドウに表示させている画像をビットマップファイルで出力します。 「ブロック名-フレーム番号.bmp」というファイル名で、シナリオファイルが 存在するフォルダに出力されます。
音楽再生 シナリオファイルにて指定された音楽ファイルの 再生を行います。(実際には、WAVEファイルに関連付けされたアプリケーションを起動します。)
戻る シナリオ情報ウィンドウを終了させて、メインのダイアログに戻ります。